髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「アメトーーク」『スーパーマリオ芸人』を見たよ。

2015-06-28 21:00:58 | 感想(TVなど)
2015年6月25日に放送されていた「アメトーーク」『スーパーマリオ芸人』を見た。

ハッキリ言わせてもらえば「悪かった」。

主に「スーパーマイオブラザーズ」についてなんだけどてんで凄さや面白味が伝わってこなかった。
特に蛭子さんにプレイさせるんだけど見ていて不快だった。
蛭子さんが不快なのではない。その周囲の連中がだ…

コントローラの持ち方がおかしいのは本人がやっているからいいとして
「マイク」を使わせる意図が分からん。
「スーパーマリオブラザーズ」に「マイク」を使う場面はない。
これって結局

初心者を指示して奇異な行動をさせて嘲笑っているだけ。


ただ、髭人としてはこのような事を決してやらない訳ではない。
例えば「スーパーマリオブラザーズ2」を友人とプレイしていて

友人「何、この黒っぽいキノコ…キモッ!」
髭人「おい!それ取るととんでもない事が起きるんだぜ!取ってみろよ」
友人「マジで?」

毒キノコ取得、マリオ死亡

友人「テメー!マリオ死んでんじゃねーか!」
髭人「ハッハッハ!ホラな!とんでもない事起きただろ?」

こういう光景はどこでもやられていた事だろうけどさ。
髭人としては人や状況を選ぶわ。

親しい友人などと少人数で内輪でやるのなら分かる。
だが、あんな大勢の観客が見ている前であんな風にバカにしたような事を髭人はしない。(そもそもぼっちの俺には出来ないがな!!)
しかもテレビだぜ。完全に晒し者じゃん。
それが蛭子さんの魅力につながるの?


と言うか、あの場であればファミコンに対して無知な蛭子さんに対して

「スーパーマリオって面白いね。家でプレイしてみるよ」

って言わせるのが正しいありかたなんじゃないの?
それが蛭子さん、興味湧かずにウトウトする始末…
失敗だろ。出演者全員。
(と言うか、基本マイペースで自分の興味がある事しか関心を示さない蛭子さんに対して
スーパーマリオが面白いと思わせるのは至難だろう。その時点でキャスティングミスだと思うのだがな)


いや…蛭子さんじゃなくても「スーパーマリオブラザーズ」の魅力を伝えるのは難しいわな。
何と言うか横スクロールアクションゲームの下地を作ったのがこの「スーパーマリオブラザーズ」(だと思う)
もはやゲームでの一般常識と言っても過言ではない。
その常識の凄さを多くの人に伝えるのって難しいよね。
一般に浸透しているって考えたら…
例えば

「車って凄くね?」

って言われても

「確かに…」

って頷くよりも

「何、言ってんだ。コイツ」

って思う人の方が圧倒的に多いと思うわな。

だから

「スーパーマリオブラザーズって凄くね?」

って言われても

「まぁ…世界中で数千万本売れたらしいからな…」

そんな数字の上での認識しかしないだろう。
仕方ないわな。何たってこの髭人が「スーパーマリオブラザーズ」の凄さを実感したのは実を言うとここ数年の間なのだ(苦笑)

子供の頃にプレイしていたが、右端のゴールに行くという目的が地味で
その割にテクニックがいるというゲームに当時の髭人は兄がクリアしたのを見てそれで満足してしまっていた、

やはり、子供の頃は敵を倒すゲームの方が分かりやすくて楽しいので「ダウンタウン熱血物語」「魂斗羅」「ロックマン」などをプレイしていた。

んで、それから十年以上放置。

「レビューすっからプレイしてみるか?」

と、改めてプレイしたら…驚愕したわ。

「馴染む!実に手に馴染むぞー!!」

その操作性の気持ちよさに感動すら覚えたのだ。

・Bダッシュのスピード
・ジャンプの高さ
・ジャンプしてからの自由の具合

最高にハイ!!って…程ではなかったけど若干ハイになりましたよ。
その時点でファミコンなどゲーム機を問わず数百のゲームをプレイしていた髭人がやっと…
気づいたぐらいだもの。
操作性がクソなのは山ほどあった。
その中で、良いのもあったがそれは全てこの「スーパーマリオブラザーズ」を基礎としたのではないのか?という結論に至った。

その髭人でさえようやく気が付いただけなのだ。
その上で世間の人は「ファミコン」や「スーパーマリオブラザーズ」を軽く触っただけだろう。
そんな人達に分かりやすく伝えるなんて…
俺には無理ッッッ!!

だって上記「車」の凄さを伝えるために
歴史やら動力やら構造やらを熱く語ったって

「何、この人、車について熱くなっちゃってんの?」

って引く絵が目に浮かぶ。
それが「スーパーマリオ」なら

「ゲームに熱くなっちゃってどーするの?」

と言われることだろう…


だから、そんな当たり前の事の凄さを伝えるのに
「昔、長時間プレイしてましたー」ってだけの芸人たちに語れる訳がない。
で、結局やっていたのが未プレイの人を嘲笑するだけ…
悲しくなるね。

「ヒャダイン」氏が音楽をキーボードでやっていて上手いなとは思ったけど
「スーパーマリオブラザーズ」の凄さじゃねぇ…

「3音でこの音を出していたのは凄い」

とか言っていたけど音楽に疎い俺にはまったく伝わらん…
そして、番組で理解できないのは未プレイの蛭子さんにコインを取る音とか出させて何が面白いの?


何だか「スーパーマリオメーカー」の宣伝も兼ねていたのかもしれないけど
あの内容を見てやりたくなりました?
せいぜい

「あ…そんなの出るんだ。昔、スーパーマリオブラザーズをプレイしたからちょっとやってみたいな」

って元々興味があった人がその存在を知った人のみなんじゃないだろうか?
新規の人が買いたくなるような内容でした?

「何だ…『スーパーマリオブラザーズ』好きってゲームを知らない人をバカにしたがる性悪集団なんだな」

って人の方があの番組を見た印象が強いんじゃなかろうか?

そんな事はありませんよ―――!!
皆さん、あんな番組に騙されないでくださいね――――!!



にしても、個人的に番組での見せ場は

ファミコン芸人「フジタ」氏のプレイ。

あんなにいともあっさりと「チビファイヤーマリオ」を実現するとは…
練習を積んだのだろうか?
だから、クッパ手前でやられたのはわざとだろうな~。

良い物を見させたもらった。感謝。


そして、「スーパーマリオブラザーズ」をあんな感じで世に送り出してしまったフジタ氏以外の番組関係者全員

4-4の無限回廊で、迷え!!


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