髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「RAMPART (ランパート)」 レビュー (ファミコン)

2016-12-09 21:00:26 | ファミコンレビュー
陣取りパズル
元々アーケード版からの移植であるが
ファミコン化に際して大幅に仕様を変えた。
開発&発売はコナミ
1991年11月29日発売



特徴…
というかルールだな。

まず、フィールドに「拠点」を置き、陣地を広げる事でポイントが上がり、規定ターン内に規定ポイントに達したら勝利(クリア)となる。
逆に「拠点」の周囲が陣地として囲う事が出来ないと問答無用で敗北(ゲームオーバー)となる。
当然、規定ターン内に規定ポイントに達しなかった場合も敗北(ゲームオーバー)となる。

「攻撃フェイズ」と「修復フェイズ」とが交互にあってこれにより陣地を広げる事になるのだ。


『攻撃フェイズ』

「拠点」を置くのに他に「砲台」を設置する事が可能。
砲台を陣地として囲う事で「攻撃フェイズ」に砲撃が可能(囲わないと不可)
敵を倒したり、陣地の壁を破壊する事が可能(自分の壁も可能で、2P対戦なら相手の壁もだ)

1Pだと敵が行動し、こちらの壁を破壊してくる奴がいたり
雑兵がいて次の修復フェイズで壁を置かせないように邪魔する奴がいたり様々である。

2P対戦だと砲台で相手の壁などを攻撃する事が出来る。


『修復フェイズ』

破壊された壁を修復したり、陣地を拡張する事が出来る。
テトリスのような形のブロックがランダムで出て来るのでそれによって陣地を囲むのだ。
しっかりと角も囲わないと陣地として認識してもらえない。

木などの障害物、雑兵などがいるとブロックを囲えないので注意。
雑兵は囲ってしまう事で一気に倒す事が可能である。


文字で説明すればこんなものであるが…
取説には「シューティング性」「パズル性」「シミュレーション性」を兼ねたゲームとの事なので
軽く説明した感じでは非常にわかりにくいと思う。
(髭人の説明が下手ってのが一番だろうが…)

動画を見て確かめてみるのが一番だろう。(それ言ったらこんなレビューなんか不要って気はしないでもないが…)


あらすじ…
1人用だと少しだがストーリーが存在する
「PRACTICE」「EASY」「NORMAL」「HARD」にある。

「PRACTICE」…マッサーカー長官による反撃作戦
 「砂漠の嵐作戦」を成功する。
 練習モードの為、任意にステージを選ぶことが可能。

「EASY」…『赤ずきんちゃん』がオオカミやお化けから守ってくれる
 『タム』と共に『おばあさん』の元にたどり着くのが目的

「NORMAL」…追放された暗黒王『スルト』が復活させた暗黒竜『ニドヘグ』を
 倒すために立ち上がった勇者『リーグ』が『ニドヘグ』を倒すのが目的

「HARD」…『信長』が諸大名を倒し京都へ攻めていくのが目的


点数は65点


良い点
・特になし


悪い点
・敷居が高め




悪い点の解説
・敷居が高め

タイム制限があり、やる事が多くルールもあるのでちょっと説明した程度で気軽に楽しむことはできない。
対戦する場合はハンデを付ける事が出来るが…
まず、ルールを体で覚えてもらうほかないんだよな…
ただ、それを越えて楽しめるようになったとき、CMのように体感温度が上がるような熱いバトルが出来る事だろう。

「RAMPART」CM(YouTube)

(っつーかCM。
 ゲーム画面をワイプでもいいからもちっとみせーや)


個人的に不満としては修復フェイズで次のブロックがどんなのが来るのか分からない事。

「いらねーんだよ!その形状のブロック!
 欲しいブロック来いや-!来いやコラ――――!!」

という心境に陥る。

他機種で発売されたようだが日本人にはファミコン版が最も遊びやすいとの事
未プレイなので比較しようがないが…

2P対戦で勝つと負けた相手の足裏をくすぐるという罰ゲームがある。
勝った側が連打する事でくすぐる事が出来るが…
コレ…何が面白いんだろ?
ちなみにアーケード版は「ギロチン」となっているそうだ。
悪趣味やな…
「機動戦士Vガンダム」の『オイ・ニュング』はこのゲームで負けたんだろうか?
(な。訳ねぇよ)

1人でしかプレイしてない髭人としては
このゲームの半分も楽しめてねぇんだろうなぁ…
CMのサーモグラフィーも真っ青やで…(涙)


ネタバレはなし


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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-12-09 23:13:02
古来から内容に自信のない作品ほどCM見ただけでは
『どんなモノ(商品)なのかわからない』CMを流してるような…
ってかこのCMだとまるでゲームボーイソフトのCMに見えますね一瞬見える画面写真モノクロっぽいし
CMの段階でじっくりゲーム画面見て吟味されちゃ敵わんから
ゲームの出来は判断できないようにしつつ興味だけは惹くように一瞬だけ見せたろ!みたいなとこでしょうか
当時ファミコンソフトを買う際は実際のゲーム画面は購買に際しての情報源のひとつなので
これがなくてただ○○が凄い!みたいな単語だけ連呼されてもどんな内容かわからないので逆に不安になるというか
ちなみに某カルチャーブレーンなんかはよほど自信があるのか毎回実際のゲーム画面大量に取り込んだCM流してましたねw
関係ないですけどこの前年90年のアメリカ横断ウルトラクイズでもサーモグラフィーが起用されてましたが
この当時サーモグラフィーがちょっと流行りだったんでしょうかね
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CM (髭人)
2016-12-11 22:39:06
名無し殿
コメントさんきゅーです。

この「ランパート」はそんな隠さなければならないような出来でもないんですけどねぇ~。

某カルチャーブレーン作品。
自信過剰が過ぎてましたねぇ…
エンディングで宣伝していたりするほどですから(苦笑)
そこは中身に凝ってもらいたい所でしたかねぇ…
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Unknown (チャッピー)
2017-05-14 23:52:39
対戦もいいですが、何と言っても個性溢れるシナリオモードに尽きます。
コナミのセンスを感じますね

まあ確かに、気まぐれなブロックによって詰んでしまう運ゲーと化す所は凄く惜しいです。

軍隊→赤ずきん→ファンタジー→戦国
の順番でノーコンティニュー&サブ城も歩兵に破壊させず守り切る
何て言う縛りプレイを今でも挑む事があります。

ランパート、もっと売れても良かった気がするくらいのスルメゲームです。
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Unknown (髭人)
2017-05-16 08:23:38
チャッピー殿
コメントさんきゅーです。

今でも縛りプレイですか~。
よほどこのゲームが好きなようですね。

スルメゲーであれば
一般受けはそれほどしないでしょうねぇ…
CMを見て熱くなるというのは
分かるけども一体誰が熱くなっているのかって事さえわからんし…

世間の評価としては妥当な所なんじゃないでしょうか
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