髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「トムソーヤーの冒険」 レビュー (ファミコンソフト)

2011-04-04 21:45:22 | ファミコンレビュー
横スクロールアクションゲーム+α的に縦スクロールシューティング。
セタから発売
1989年2月6日発売
「ゲームセンターCX ~有野の挑戦~」プレイソフト#159

注意!タイトルは
×:「トムソーヤの冒険」
○:「トムソーヤーの冒険」
 長音を忘れるなッ!!

特徴
シューティング面では
Bボタンが投石かパチンコでの攻撃
Aボタンがジャンプ。
 ジャンプする事で障害物や攻撃をかわす事が出来る。
 ただし、着地がイカダ上でないと死ぬ。

アクション面では
Bボタンが投石かパチンコでの攻撃
Aボタンがジャンプとなる。



あらすじとしては…
原作を小説でもアニメでも触れたことがないのでよくわからないので気になる人は調べてください。

オープニングは「トムソーヤー」が授業中に眠る所から始まる。

そう。このゲームは夢の中の話。
これなら別に「トムソーヤー」に限らず「髭人の冒険」でもOKな訳だ。
「トムソーヤー」である必要はどこにあったのだろうか?
そんな始めから壮大な夢オチというのを恥かしげもなくやってのける潔さは評価したい。


得点としては50点

良い点
・なし

悪い点
・なし

良い所も悪い所もコレと言って見当たらない。
可もなく不可もなくの凡作ゲームと言った所か?
まぁ、ツッコミどころはあるので下方ネタバレ参照の事



後、1面はイカダを使ったシューティングステージなのに
2面からは「スーパーマリオブラザーズ」のようなアクションステージが始まる。

2面以降ラストの6面まで全部アクションステージ。
何故、1面だけシューティング?
原作は知らないがwikiをサラッと読んだ所「トムソーヤー」はイカダで遊んでいたらしいからな。
その唯一ともいえる共通点の為にイカダステージを用意したんだろう。
でも、1面ってゲームの始めの一歩なのにな…
プレーヤーにこのゲームを印象づける極めて重要な面なのに…
この面だけシューティングって…
せめて中間にいれるべきだろうし、2ステージぐらいはやりたかった。



2面は「森」、3面「洋館」、4面「空」、5面「船(海賊船?)」、6面「岩場」

原作にこれらは出てくるのかねぇ?
まぁ、全部「夢」だもんな!!


ちなみにこのゲームのあとで「スクウェアのトムソーヤ」というゲームが出ている。
発売しているところは言うまでもなく「スクウェア」だが…

「『トムソーヤの冒険』ってタイトルにしようとしたのに、先を越されたぁぁ!」

名前がかぶったから仕方なく変更をせざるを得なかったのだろう。
発売はこのゲームが1989年2月9日、スクウェアの方が同年11月30日。
スクウェアの方は「トムソーヤー」の世界観を生かしているようだが(未プレイ)
こっちは夢オチ。
どちらが原作を愛しているかは言うまでもあるまい。


PS2)画像、右の「ベッキー」の目、ヤバイよな。

ここからは↓はネタバレ






















オープニングは「トム」が寝るところから始まり、
エンディングは「トム」が起きる所で終わる。


このゲーム2人用で同時プレイは出来ず交互にプレイできる。
それで1Pは「トム」を操作することになり、2Pは「ハック」を操作できる。
別に性能差はない。
スーパーマリオブラザーズ」の「マリオ」と「ルイージ」的なものだ。

ただ、2Pプレイでやるとコンテニューが出来なくなるので注意。

2Pでやってもオープニングとエンディングは変わらない。
つまり、2Pだけクリアした場合、表現的に

「『トム』は友人である『ハック』が色んな所で活躍をした夢を見た」

という『トム』を完全に「無」に出来るのだ。
しかも、エンディングで『ハック』はラスボスのインディアンに捕まった女の子(『ベッキー』だったっけ?)から助けたお礼にキスされているし…

しかも夢で出てきたハネが目覚めてから降りてくる。
軽くさっきの夢は現実だったかもという伏線だろう。

友人が女の子にキスした場面を見せられた上にそれが現実示唆。

これはもうバッドエンドだよなぁ…(涙)



PS)2013年5月11日に「ゲームセンターCX」でこのソフトを有野課長が挑戦しているのを見たが
取説にエンディングが載っているとのこと…すげぇな…
何でもアリだな。このゲーム…

PS2)その「ゲームセンターCX」の影響からか
 このレビューのヒット数が上がっていて笑った。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿