味はホウレンソウに似ている
ツルムラサキは、中国南部から東南アジアにかけて広く栽培されている蔓(つる)性の1年草です。
現在スーパーマーケットなどでは、紫のタイプよりも茎が緑のタイプが主流になっています。
ツルムラサキは、中国南部から東南アジアにかけて広く栽培されている蔓(つる)性の1年草です。
現在スーパーマーケットなどでは、紫のタイプよりも茎が緑のタイプが主流になっています。
理由は、紫(茎や葉脈が紫色)の方はホウレンソウ同様、若干灰汁(アク)が多いため、茹でた後の水晒しが必要なためです。
茹でて水晒しすることにより、灰汁の主成分であるシュウ酸が半分以下に激減します。特に「おひたし」や「サラダ」に利用する場合は必要です。緑のタイプはその必要がないのが利点で、生食も可能な理由のひとつです。
茹でて水晒しすることにより、灰汁の主成分であるシュウ酸が半分以下に激減します。特に「おひたし」や「サラダ」に利用する場合は必要です。緑のタイプはその必要がないのが利点で、生食も可能な理由のひとつです。
灰汁のある野菜には「わらび」はじめとして殆どシュウ酸を含んでいますが、元々ホウレンソウに比べて少ないのに、緑系はさらに少ないのが人気の秘密です。
味はホウレンソウに似ていますので、何にでも代用になります。栄養価もホウレンソウに劣る分、ダイエットにいいかも?
市販のものは数10cm前後(幼苗状態)の茎ごとですが、栽培すると5~6mほどにも成長します。
緑系のものは毎日葉っぱだけをちぎり、味噌汁や野菜炒めに入れてもいいですね。自家製なら花も実も食べられますが、種のプチプチが気になる方はやめた方がいいかも?
大きい葉は男性の掌ほどになりますが、味は同じでも食感は若い葉の方が優しく感じます。
ホウレンソウは、シュウ酸や硝酸態窒素が多く含まれ、アクが出るため、ホウレンソウは湯通しして食べるようにと言われますが、ツルムラサキは、シュウ酸や硝酸態窒素が少ないため、特に緑系は生で食べることができます。
我が家では長年自然に落ちた種から無数に発芽しますので、幼苗を適当な時期に片っ端から引き抜いて利用し、毎年数本だけ残します。秋が近くなると花が咲き濃い紫の実ができますので、放置しておくと翌年発芽します。寒さに弱く越冬できないので、晩秋には枯れた蔓が邪魔なのできれいに撤去します。
種播きと育て方
ツルムラサキは発芽温度・生育温度ともに高くで、種まき・植え付けともに暖かくなってからにします。
種まき時期の目安は、4月下旬から5月頃ですが、オクラなどと同じように種の皮がかたく、吸水性が良くないのでひと晩吸水させて皮に割れ目ができそうになってから蒔きます。ネット上では苗を売っていることもあります。
直播きでも構いませんが、ポットに播く場合は2粒程度にし移植時に1本づつ植えます。すごく茂るので30~40cmくらいは空けた方がいいと思います。やや深めの65cmプランターなら1、2本が限度です。
背が高くなると収穫が大変なので2m以下の支柱で育てます。ベランダで65cm プランターなどに1、2本育てれば、日除けにもなります。子づる・孫づるが育ちやすいように、新しくつるが出たら下葉を早めに取ります。
我が家の場合、完全無農薬有機栽培の畑地なので地力があり、特にツルムラサキの場合は害虫は全くつきませんが、ご近所の農薬や化学肥料を使う所では、時折ヨトウムシやアブラムシが発生することもあるようです。増やし方としては、挿し木による方法もありますが、梅雨時がいいでしょう。
ツルムラサキに毒は嘘です!
「ツルムラサキには毒が・・・」という方がいますが全く嘘です。毒ではなくホウレンソウと同じでシュウ酸を含みます。(だから、似た味がするのかも?)
シュウ酸はご存知のように、尿路結石の原因になる可能性があります。
でもそれは、大量に摂取した場合の話で、毎日1人が一束食べても問題になる量ではありません。
それでも気になる方は、「ホウレンソウとかつお節」のように、他にカルシウムを多く含む食品を一緒に食べてください。
でもそれは、大量に摂取した場合の話で、毎日1人が一束食べても問題になる量ではありません。
それでも気になる方は、「ホウレンソウとかつお節」のように、他にカルシウムを多く含む食品を一緒に食べてください。
(昔の方は偉いですね、「ホウレンソウとかつお節」だなんて、いまのような医学知識もないのに・・・)
腎臓にシュウ酸が達する前に、シュウ酸カルシウムとなって、体外へ排出されます。
というのも通説ですが、これも怪しいのです。
腎臓にシュウ酸が達する前に、シュウ酸カルシウムとなって、体外へ排出されます。
というのも通説ですが、これも怪しいのです。
実は、「かつお節」を沢山かけて食べても、シュウ酸カルシウムに合成されるのは、せいぜい2割程度と言われています。いろいろな計算式があるようですが、highdy は化学者でもなければ、栄養士でも医者でもありませんので、はっきりとは言えませんが、現代医学で尿路結石で亡くなる方は皆無と言ってもいいでしょう。
ヒトの体は、毒物は基本的に尿として対外排出をします。従い、十分な水分を早めに多く摂るほど安全で、水分補給の少ない方はよりリスクを負うことになります。
そんなに細かいことまで気を使っていては、あらゆる美味しい料理は作ることも食べることもできなくなってしまいますので、神経過敏になることはやめた方がいいでしょう。
ヒトの体は、毒物は基本的に尿として対外排出をします。従い、十分な水分を早めに多く摂るほど安全で、水分補給の少ない方はよりリスクを負うことになります。
そんなに細かいことまで気を使っていては、あらゆる美味しい料理は作ることも食べることもできなくなってしまいますので、神経過敏になることはやめた方がいいでしょう。
もっと早く投稿しろっ! て、叱られそうですが、昨日の差し入れで思い出しました。
本日もご来訪いただきありがとうございました。
皆様の ポチッ! に心から感謝します。
パノラマ画像に見る家庭菜園は、300坪余りあるそうですが、我が家ともう一人の方が皆様より多く(50~60坪位かな?)使用していますが、7人で分けて使用しています。私は農作業は、年に数回紫陽花の指示により音声反応自動耕運機として天地返し作業を手伝うだけです。
隣地で「小型耕運機を貸してあげる」と言われますが、40cm以上掘り起こしたいのに20cm余りでは、天地返しになりませんので・・・。
基本的に野菜は、ほぼ自給自足ですが、一部を時々購入します。
ホウレンソウも生食をしない限り、一日に一束程度では全く問題はないと思います。ツルムラサキと違って、ホウレンソウの生は、苦み、嫌み成分があり美味しいとは思えません。
菜食主義の方は、血管が弱くなるのでその方面の病で亡くなります。肉も魚も野菜もバランス良く摂取するのが、ヒトという生物の体質にあった栄養価で、ヒトは肉食動物でも菜食動物にも属しません。同じカルシュムを摂っても肉に由来する(例えば牛骨粉のサプリメント)と魚に由来するものとでは、成分割合が違います。青魚や煮干しから得るカルシュウムはリンとのバランス良いのです。
従い、骨粗鬆症防止にサプリメントなんて馬鹿げています。青魚をしっかり食べれば、EPA や DPA の含んで最高です。
昔はホウレンソウの根っこに近い部分は「栄養があるから食べろ食べろ!」がお役所の指導でした。確かにホウレンソウにはミネラル分が多く含まれ、特に鉄分もあるので貧血の方に良いという触れ込みでした。
しかし、「尿路結石などの元凶である」と医学者から指摘され、10年以上前だったと記憶しますが、「間違っていた、ごめんなさい」とお役所が頭を下げました。
今では、根っこ部分は好ましくないというのが通説です。決して毒性の問題ではなく、私の記事にあるようにシュウ酸を多く含むので、結石を起こしやすいのです。
いつも言いますが、何でも好きだから、嫌いだからと偏る摂取は、必ず病気の元です。
最近はホウレンソウも事件以来、品種改良されシュウ酸値を抑えた品種もあるそうです。
我が家は自家製が多いですが、茹でて水晒しもしっかりするので、全く品種は気にしていません。(何せ、紫陽花はその方面の専門家ですから…)しかも、根っこに近い部分は捨てていますので、心配なく食べています。
結石と言えば、義弟夫婦が住む富士市では、日本でも多い地区だとか、どうも富士山の伏流水が水源らしく、義弟も何度も発症しました。
トップの写真は見事な野菜畑ですね。野菜は自給自足ですか?
紫より緑の方が良いようですね。
狭い庭ですがやってみようと思います。
私たちも以前、ホウレンソウやツルムラサキをよく食べました。
妻の尿路結石や腎臓の病気が判明してか今は私だけが食べるようにしています。
私はホウレンソウのあの根っこの赤い部分が特に好きなので赤いところが多いものを選んで買うようにしています。
私も8年前に激痛の原因が多量の胆石だとわかり、胆のうの全摘出手術の結果、以前より量は少なくなりましたが今も時々食べています。
葉物野菜の中では1、2を争うほど好きなホウレンソウ諦めるわけにはいきませんので・・・ご説明から考えてそれほど問題なし・・・と思ってもいいのですね。