勘違いでは?
世の中には、多くのソフトウェア・イラスト・画像(写真)・音源(BGM)など、「フリー素材」と称される著作物が存在しますが、これらは必ずしもパブリックドメインとは限りません。
パブリック・ドメインとは
知的創作物についての、著作権をはじめとする知的財産権(知的所有権)が発生していない、誰でも利用できる状態のことです。
知的創作物についての、著作権をはじめとする知的財産権(知的所有権)が発生していない、誰でも利用できる状態のことです。
「著作権フリー」を「フリー素材=無料で使える素材」と勘違いされている人が多いのです。
以前にも書きましたが、goo ブログ内にも「画像はネット上から借用しました」と書いて、他人が創作したイラストや画像を平気で無断使用している方が多くおられます。逆(創作者)の立場で考えれば、手間・暇かけて作ったものを自分が意図しない形で勝手に使われるのは不愉快ですよね。
使用権フリーと著作権フリーとは、意味が全く異なります。
以前にも書きましたが、goo ブログ内にも「画像はネット上から借用しました」と書いて、他人が創作したイラストや画像を平気で無断使用している方が多くおられます。逆(創作者)の立場で考えれば、手間・暇かけて作ったものを自分が意図しない形で勝手に使われるのは不愉快ですよね。
使用権フリーと著作権フリーとは、意味が全く異なります。
つまり、「無料で使える素材」とは、「(著作者が一定の利用条件を設定し、その範囲内で自由に使ってよい) 使用権だけがフリー」のことで、「使用権フリー」の画像でも、記載がない限り著作権は残っており、著作権はフリーではありません。
一方、「著作権フリー」とは、著作権が放棄された著作物を言います。すなわち、パブリック・ドメインの状態にあるものをいいます。
「バレなければ大丈夫」は間違い! 「バレなければ犯罪は成立しない」は大間違い。だったら「バレなければ殺人も犯罪が成立しないから無罪?」とは言えないのが法治国家であることは、容易にお分かりだと思います。
一方、「著作権フリー」とは、著作権が放棄された著作物を言います。すなわち、パブリック・ドメインの状態にあるものをいいます。
「バレなければ大丈夫」は間違い! 「バレなければ犯罪は成立しない」は大間違い。だったら「バレなければ殺人も犯罪が成立しないから無罪?」とは言えないのが法治国家であることは、容易にお分かりだと思います。
Google で無料の画像を使うには
Google Chrome には「画像検索」という機能があります。
通常はこの検索欄に適当な名称(例えば、「富士山 雲」などのように)を入れて検索をします。複数の単語を並べるときは、その間にスペースを入れます。検索欄に直接画像をドラッグ&ドロップして、類似画像や出典を調べることもできます。
無料の画像を探したいときは、表示された画像一覧から、ツール → ライセンス → クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCL)のように選択していきます。
一般的な検索法では、ブラウザの URL 欄に「無料画像 富士山 雲 花」と検索しても似たような結果が得られます。
しかし、それでは著作権がどのような状態になっているか、それぞれのサイトで確認する必要があります。無料使用を認めていても、改変を許可していなかったり、出典記載を義務付けているサイトもあります。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(Creative Commons License、CCまたはCCLと略されることが多い)の利用の場合でも、自分で勝手に改変してよいもの、表示(著作物のクレジット表示)・改変可否・営利&非営利の4種類の組み合わせで6種類のクラス分けした制限(CC0~PDまで)があります。
自分でイラスト作成や画像の作成ができない方は、Word や Windows に標準で入っているフォント(絵記号など拡大・着色すれば容易にイラストの代用になる)・イラスト・画像(絵文字内の Gif 画像を含めて)を利用するのが無難です。無料サイトの使用説明書やこのような説明を読むのも面倒な方は、他人の著作物を無断で使わないことです。
著作権侵害は犯罪です!
他人の著作物を気軽に使うのは危険です、一種の犯罪です。
goo ブログ内でも過去に何度も著作権侵害で争いになったり、それが元で誹謗中傷に発展した例も多数見てきました。50~70%の盗作をしてブログ記事にしている例もあります。(その後の追跡はしていませんが・・・)事務局に訴えても、取り上げてもらえないと原作者が嘆いておられました。
著作権に関しては、 highdy もこのブログで以下のように何度か取り上げていますので、ご参考までに。
著作権の保護期間
日本における著作権の保護期間(原則的保護期間)は、著作者が著作物を創作した時点から著作者の死後70年までです。
2018年12月30日までは50年でしたが、いまは「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定」により、70年に延長されています。
日本における著作権の保護期間(原則的保護期間)は、著作者が著作物を創作した時点から著作者の死後70年までです。
2018年12月30日までは50年でしたが、いまは「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定」により、70年に延長されています。
権利放棄
著作者は自ら著作権を放棄することもでき、「この作品の著作権を放棄する」と明言されている場合には権利放棄が成立し、対象の作品はパブリックドメインの扱いになります。
著作者は自ら著作権を放棄することもでき、「この作品の著作権を放棄する」と明言されている場合には権利放棄が成立し、対象の作品はパブリックドメインの扱いになります。
highdy の関連記事
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することにより、すべてのリンクも活用できます。
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スマホでどうぞ
お早うございます。
ご指摘
ありがとうございます。
天気予報やニュースやイラストや風景など、NETからの丸写しや切り取りを勝手に加工してブログに使っていました。
今日から、一切やめます。
竹千代 拝
私も他者の画像を使用したくなることがありますので
Google Chrome の「画像検索」を利用してhighdyさんの説明に従ってやってみました。
画像にマウスを充てると「ライセンス可能」と言う文字が表示されるものはすべて使用可能・・というわけでもないのでしょうか・・・
たまたま takechiyo1949 さんも該当者だったようで失礼しました。
特に特定の方を指摘したわけではないのですが、もっと酷い方も沢山おられます。テレビ画面
の無断借用も多いですね。引用という形で、ルールに則った利用法なら問題はありませんが、
多くの無断盗用のものです。逆の立場で考えれば、不愉快な気分になるものです。
私の場合は商用でない限り、自分で創作したものに関しては、皆様に自由に使っていただいて
もよいと長年言っています。しかし、私がすべて「CC0」や「PD」のみを使っているとは限り
ません。
そのため、私の記事の一部を各種企業から社員教育の目的での利用依頼があるのと同様、利用
承認を申し込まれた方が、間違いなくどこからも訴えられることなく利用できと思います。
「ライセンス許可」があれば、殆どが無料で利用できます。
しかし、「完全に無条件」ではありませんのでご注意を! 多くは画像をクリックして詳細表示をすれば、最下部にそのファイルの利用条件が表記されています。
一般的に、これらの画像は非営利目的であれば、©の後に著作権者を表記すれば無料で利用できます。
いわゆる「使用権フリー」のもので、「著作権は放棄していない」ファイルが多いです。