highdy の気まぐれブログ

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記憶のお話(最終回)

2019年12月06日 | 雑学知識

highdy が昔から利用していた方法とその効果
 このシリーズ2回目highdy が紹介した「記憶を定着させる手段」のA、B、Cについては、記憶力4回連続日本一の池田義博氏を紹介したWEBページを最近偶然見つけました。その内容が3つのこと(ポイント)を守るだけと紹介してあり、しかも、highdyの考えと非常に似ているのです。いや、highdyが昔から利用していた方法と、殆ど同じと言ってもいいでしょう。ここではそのポイントだけを紹介します。
ご興味のある方は、次のリンクに移動してみてください。
そのポイントとは、
1つ目は、覚えたい意志。脳は勉強だけに集中していると“本気”だと認識し、記憶スイッチをオンにします。
 A : 必要と判断されるもの=自分で意識すべき点の繰り返し
2つ目は回数(復習)。脳は何度も入ってくる情報を“重要”と判断し、記憶に残そうとします。
 C :効果的な繰り返し(復習)と印象づけ
3つ目は感情に残ること。脳は感情がともなった情報を優先して記憶するので、面白がって勉強すれば反応してくれます。
 B :強烈な印象として残るもの=印象付けや衝撃

仕事でも、勉強でも適度な遊びが必要です。おもしろおかしく楽しみながら馬鹿げた映像と印象づけ記憶という作業にとても重要です。

効率的な復習のための連想の活用と効果的な繰り返し
 効率的な復習のためには、連想の活用と効果的な繰り返しのタイミングを考えることです。
先ず、連想法なる手段に諸説ありますが、highdy が使う方法は二つだけです。
一つ目は、モノとモノと結び付けて思い出す方法、例えば、「電車がケチャップでドロドロ」のように通常ではあり得ない映像です。
他の一つは、体の一部に、例えば頭が1・・・足のつま先を10と番号をつけ、それと記憶するモノをそれに結び付ける方法。頭(01)に溶けた「チーズ」、額(02)が「チョコレート」で汚れている、目(03)から「ほうれん草」の涙が出ている・・・のように、思い浮かべ、チーズ、チョコレート、ほうれん草の順番や逆に割り当てられた数字を思い出します。
また、その拡張として自分の家を出て職場や学校に行くまでの道中に1~100までの番号を付けて覚えておけば、それらに記憶するモノを結びつけて記憶すれば、歴史年表などの記憶にも使えます。もちろん、関連付けにはできるだけユニークな変な映像を思い浮かべてください。2桁の組み合わせで何桁の数字でも表現できます。

繰り返しのタイミング
 先に挙げたエビングハウスの忘却曲線から記憶と忘却と時間の関係が解ります。下の図をご覧ください。

 この図から、1週間後や1か月後は明らかに不適ですが、ひと晩寝て翌日忘れている部分を復習・再記憶するのが最も効率のよい繰り返しのタイミングになります。
1時間後では約半分忘れますが、まだ海馬が覚えている状態海馬短期記憶長期記憶にならない。ですが、整理が十分に終わっておらず、あまり効果はありません。忘れそうになった1日後に、復習するのです。そして1週間以内に2回(3日後、また3日後)忘れる前に復習します。何日も復習せず忘れてしまってからでは効率が悪くなります。
記憶のゴールデンタイムと言われるのもあり、寝る2時間前がベスです。海馬は寝ている間に新しい情報を優先的に整理し側頭葉へ送ります、古い情報は後回しです。
あらゆる覚えるべき情報を頭の中で工夫をした衝撃的な映像化して記憶することはさらに大切です海馬は衝撃的な情報は、重要と判断し長期記憶に分類します。
ここでは、エビングハウスの忘却曲線について詳しく述べることはしませんが、ご興味のある方は下記のURLからリンクを辿れば、膨大な詳しい説明を読むことができます。 エビングハウスの忘却曲線




   
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2 コメント

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小さなことでも覚えると楽しいと思っています。 (fumiel-shima)
2019-12-06 12:27:39
私も子供の頃から勉強をするのは、日常生活の流れの中で当たり前のような感覚で育ちましたので勉強(?)は苦にならないほうだと思います。
実生活では役に立つことも立たないことも関係なく、何でも新しいこと、知らないことを覚えることは楽しいことだと思っていますのでどんどん頭に詰め込み、体験できるものは体験してその感覚も味わいたいと思っているのです。得た知識や経験は他人(ひと)にひけらかすものではなく、highdyさんと同じように自分にも他人にも役立てれば・・・という気持ちが『改善』に繋がってくものだと思うのです。
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他人に教えるのも記憶法の一つです。 (highdy)
2019-12-06 13:55:16
過去の投稿を見て fumiel-shima さんもきっと勉強が苦にならない方だと思っていました。
記憶法にはたくさんワザがありますが、その一つに「他人に教えることだ」ということを数十年前に知りました。私たちは偶然にも若い頃の受験勉強で自分の得意な科目を互いに教え合っていました。
記憶術の本を初めて読んだのが24、5歳の頃だと記憶していますが、15歳で発明志望を持って以来、その記憶術の応用から連想力が高まり発想力がさらに豊かになって、大企業に転職後それが活きてきたように思います。
いまは、アイディアが浮かんだら特許申請をと、試作したり、スケッチ画を描いたり、CADで図面にして溜めてはありますが、全く申請もしていません。発明学会の会費を納めるだけで、遊びが忙しくて(?)・・・。
ただ、記憶を保持するためにも、無料パソコン教室で教えることは、いましばらく続けていくつもりです。
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