太郎が入院した日は姫のプレイセラピーの日でした。
隔週で教育センターに通っています。
担当のS先生は姫のお気に入り
とってもかわいい方です
前日から高熱と嘔吐を繰り返す太郎。
私は姫を教育センターに送っていけないし(車がありません)
どうしたものかと、姫に相談しました。
「明日の教育センター、どうしようか?
タロがお熱だし、お母さんは一緒に行けないんだけど」
「姫、一人で行ってみる」
「暗くなるから、自転車は危ないよ
バスで行ける?」
「JR行きのバスで、教育センター前で降りるんでしょ?
行ける!」
「JR行きは二つあるんだよ。何番のバス?」
「えっ!?二つ…あるの?」
「そう、違う方に乗っちゃうと教育センター前には停まらないよ」
「・・・わかった!ちゃんと乗るから教えて!
間違えないように乗るから大丈夫!」
いい機会だし、何事も経験。
携帯もあるし、何とかなるよね
なにより、姫が自分から言い出したことだから・・・
こうして、姫は産まれて初めて一人でバスに乗ることになりました。
ところが、太郎の急変に私は姫の下校を待たずに家を出ることに
バスの回数券、小銭をテーブルに置き
病院へ向かうタクシーから姫の携帯にメールを送信
タロを病院へ連れて行きます
バスは○番
16時4分と47分です
気をつけてね
16:20 姫から電話
「お母さん、どこ?」
「まだ病院」
「バスのカードと一緒にあったお金は何?」
「もし、カードを失くしたり、落としてしまった時困るでしょ?
念のために持って行ってね」
「わかった!ありがとう!行ってくるね」
後ろで「下へ参ります」ってエレベーターの声が!
「ちょっと、姫!今から行くつもり?」
「うん」
「待って、待って!お母さんのメール見たよね?
次のバスは48分。今は何分?早すぎるよね?」
家からバス停まで子供の足でも5,6分です
「・・・何分に出たらいい?」
「35分に出れば十分じゃないかな」
「わかった~じゃあね~」
姫~ホントに大丈夫?
10分後、今度はメールです。
「お菓子買ってもいい?」
「そんな時間ある?」
「今、お店の前」
バス停の10m手前に小さなお店があります
「いいけど、時間に気をつけてね」
「わかった 姫のお金で買う?」
「お母さんが置いていったのを使っていいよ
100円までね」
「ありがとう」
16:45 「時間は大丈夫?」
「うん、もうバス停にいるよ~」
16:50 「バスに乗れたよ~」
姫からのメールに一安心。
溜息をついて顔をあげるとM先生と目があった
「姫ちゃん、大丈夫なんですか?」
M先生はとても優しいです。
姫の淋しがりなところも、怖がりなところもご存知です。
だからこその心配。
主人からは「チャレンジャーやな」と言われ
ばぁばからは「ホントに大丈夫なん?何かあったらどうすんのよ~」と
不吉なことを言われました。
でも、姫は頑張りました。
主人が言うには
「よっぽど嬉しかったんやろうな
えらい元気に帰ってきたで」
姫のヤル気に水を差してはいけないので
太郎の入院は姫が家に帰るまで知らせないことにしました
主人から入院のことを聞いて早速メールが
「タロはいつまで入院」
「2,3日だって」
「お母さんはいつ帰ってくる?」
う~んなんとも姫らしい・・・
5歳の子が入院したら付き添いのお母さんは帰れない。
姫はこういうことを察することが苦手です
今回のこと、姫も大人たちもいい経験でした。
バスに乗るだけでこの騒ぎ
姫の幼さ故の心配です
今回のことで姫は少し自信が持てたのではないかと思います。
この達成感が次のステップへ繋がると信じています。
これが太郎だったら・・・
来年ぐらいには一人でバスにも乗れるかもって思ってます
隔週で教育センターに通っています。
担当のS先生は姫のお気に入り
とってもかわいい方です
前日から高熱と嘔吐を繰り返す太郎。
私は姫を教育センターに送っていけないし(車がありません)
どうしたものかと、姫に相談しました。
「明日の教育センター、どうしようか?
タロがお熱だし、お母さんは一緒に行けないんだけど」
「姫、一人で行ってみる」
「暗くなるから、自転車は危ないよ
バスで行ける?」
「JR行きのバスで、教育センター前で降りるんでしょ?
行ける!」
「JR行きは二つあるんだよ。何番のバス?」
「えっ!?二つ…あるの?」
「そう、違う方に乗っちゃうと教育センター前には停まらないよ」
「・・・わかった!ちゃんと乗るから教えて!
間違えないように乗るから大丈夫!」
いい機会だし、何事も経験。
携帯もあるし、何とかなるよね
なにより、姫が自分から言い出したことだから・・・
こうして、姫は産まれて初めて一人でバスに乗ることになりました。
ところが、太郎の急変に私は姫の下校を待たずに家を出ることに
バスの回数券、小銭をテーブルに置き
病院へ向かうタクシーから姫の携帯にメールを送信
タロを病院へ連れて行きます
バスは○番
16時4分と47分です
気をつけてね
16:20 姫から電話
「お母さん、どこ?」
「まだ病院」
「バスのカードと一緒にあったお金は何?」
「もし、カードを失くしたり、落としてしまった時困るでしょ?
念のために持って行ってね」
「わかった!ありがとう!行ってくるね」
後ろで「下へ参ります」ってエレベーターの声が!
「ちょっと、姫!今から行くつもり?」
「うん」
「待って、待って!お母さんのメール見たよね?
次のバスは48分。今は何分?早すぎるよね?」
家からバス停まで子供の足でも5,6分です
「・・・何分に出たらいい?」
「35分に出れば十分じゃないかな」
「わかった~じゃあね~」
姫~ホントに大丈夫?
10分後、今度はメールです。
「お菓子買ってもいい?」
「そんな時間ある?」
「今、お店の前」
バス停の10m手前に小さなお店があります
「いいけど、時間に気をつけてね」
「わかった 姫のお金で買う?」
「お母さんが置いていったのを使っていいよ
100円までね」
「ありがとう」
16:45 「時間は大丈夫?」
「うん、もうバス停にいるよ~」
16:50 「バスに乗れたよ~」
姫からのメールに一安心。
溜息をついて顔をあげるとM先生と目があった
「姫ちゃん、大丈夫なんですか?」
M先生はとても優しいです。
姫の淋しがりなところも、怖がりなところもご存知です。
だからこその心配。
主人からは「チャレンジャーやな」と言われ
ばぁばからは「ホントに大丈夫なん?何かあったらどうすんのよ~」と
不吉なことを言われました。
でも、姫は頑張りました。
主人が言うには
「よっぽど嬉しかったんやろうな
えらい元気に帰ってきたで」
姫のヤル気に水を差してはいけないので
太郎の入院は姫が家に帰るまで知らせないことにしました
主人から入院のことを聞いて早速メールが
「タロはいつまで入院」
「2,3日だって」
「お母さんはいつ帰ってくる?」
う~んなんとも姫らしい・・・
5歳の子が入院したら付き添いのお母さんは帰れない。
姫はこういうことを察することが苦手です
今回のこと、姫も大人たちもいい経験でした。
バスに乗るだけでこの騒ぎ
姫の幼さ故の心配です
今回のことで姫は少し自信が持てたのではないかと思います。
この達成感が次のステップへ繋がると信じています。
これが太郎だったら・・・
来年ぐらいには一人でバスにも乗れるかもって思ってます