姫と太郎の賑やかなお家

姫14歳、太郎9歳。高機能広汎性発達障碍の子供たちとの賑やかな暮らしぶりを綴っていこうと思います。

姉として

2010-03-05 00:06:52 | 姫のこと
この頃姫は「姫って言うな!姉ちゃんって言って!」と太郎によく言うようになりました

「姉ちゃん?お姉ちゃんじゃなくて?」と聞くと
「そう、姉ちゃんお姉ちゃんってタロに言われたらタロのが年上みたいやもん
?な答えですが、まぁ要は「タロに姉として認めてほしい」ってことなんでしょう

そんな姫も太郎の担任が心配らしく、学校で先生のリサーチをしているようです

今日も帰ってくるなり
「お母さん、M先生もあかんわ!
クラスの男子の弟がM先生のクラスやねんて。
でな、M先生、テストの時にえんぴつ落としただけでめっちゃ怒んねんて!
そんなん、タロ絶対ムリやん?」
かなり真剣に訴えてきました

M先生は姫のクラブの顧問の一人です。
姫に言われるまでもなく、M先生のことは私も知っています

以前、姫がお友達の靴を間違えて履いて帰ってしまった時、
「名前を書いてあるのに何で間違えるんですかね!」と
電話で叱られてビックリしたことがあったので
その時に「絶対にM先生のクラスになりませんように」と祈ったのを思い出しました。

姫や太郎のような少数派の子だけでなく、
定型の子にとってもこういう先生の対応ってよくないんじゃないかと思うんです。

K先生のMくんへの対応にしても、子供達は「先生がやってるから」と
Mくんを必要以上に攻撃するようになりはしないか心配です。

M先生のことも子供たちにとっては脅威でしかないでしょう。
大抵の子は怖くて萎縮してしまうと思います。
でも太郎は「えんぴつ落としただけやん!何でそれくらいで怒るん」って言いそう
そんなこと言われたらM先生の方が暴れるんじゃないだろうか?
今までそんなこと言われたことないでしょうから
ダメだM先生と太郎は絶対ムリだ

とにかく、せっかく落ち着きを取り戻しつつある太郎がまた自己評価を下げてしまわないように担任だけは慎重に決めていただきたい

「お母さん、姫のことも頼んで来て!来年もS先生がいい!
そしたらタロが自分のクラスから逃げてきても大丈夫やん。
S先生やったらタロに怒ったりせえへんから大丈夫やって

自分と太郎の両方の心配をして不安なのと、実際より幼い思考の為
やや無茶なところもありますが、姫の言うことも一理あります。

学校で困った時、辛い時、太郎が向かう先は姫の所でしょう。
そこで更に怒られてしまっては行き場を失ってしまいます。

一言でもいい、姫と言葉を交わすことが許されたなら太郎も落ち着けるかもしれない。
姫から「保健室に行っておいで」って言われたら保健室に行けるはずです。
保健室まで行ければ養護のS先生が何とかしてくださるはずです。

就学に向けて苦手を克服しようと頑張っている太郎とは裏腹に心配と不安でいっぱいの私

「お母さん、今日も一人でお尻拭けたで!えらい?」と言う太郎に
「エライね!頑張ってるね。本当にタロはすごい!」と頭を撫でる日が続いています

太郎のこの笑顔がずっと続きますように