ビンボー家の日々

      
  とりとめもないけれど
     

お宝まみれ

2012-06-16 09:09:59 | 日めくり2012年


時代小説を好んで読んでいます。

ただ、現代の作家が書いた時代小説ですから当時の人々の本当の心持ちとか

一般的な気質だとかはちょっと書ききれていないのではないか・・・

そんなことも感じるわけで、明治初期から大正くらいまでに書かれた

たとえばエッセイや、当時の風俗史のようなものまで手を伸ばしています。



最近読み終えたのは梵雲庵雑話(淡島寒月 著)です。


その中に、現代のモノ持ち人間にも関係ある一文があったので

紹介します。大正十二年の関東大震災で身ひとつで助かった寒月翁は



我つらつら思ふに、裸体(はだか)にて生まれきし我なれば


物品一つも我に従ふべきものなし。

死の時我と伴なふべき物また一物もあらず、

ただすこし早く諸品を失ひしのみ。

これを限りとして再び新しき生涯に入り、この未曾有の出来事を実見して、

人の世のはかなきを知り、万(よろず)の宝のあだなるを思ひ、・・・(以下略)





万の宝(お気に入り物品)が、あだ(仇)となってしまうのは

これまでモノ捨てで執着心に悩まされ散々に実感しているわけで

もっともなことだなぁと思う次第です。




・・・ 蚊取り線香 ・・・





缶入り蚊取り線香を毎年買っているのでその空き缶が増えるのはすぐです。

今年こそは専用の蚊取り線香皿を使うことにして屋内から線香缶を追放します。

デザインがカッチョエエ!と小金持時代に衝動買いしたまま未使用でした。

未使用線香は写真中央の缶に収納







デザインが気に入って買った線香皿も線香を収納した琺瑯缶も

無くても困らないものですが、残念(?)なことに『すでにある』わけで

そういう好きなモノを捨てずに活用するべくガンバッチャッテるのですが。。。




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