元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

BSC ~ ITの目標は毎年、毎年同じようになる

2014-08-10 18:18:32 | ITマネージメント
バランスト・スコア・カードで管理しているが、KPIの具体的数値目標もクリアーに設定することが可能。
財務のパートは、何%コストダウンするか?もしくは予算との差異
顧客のパートは、SLA(サービスレベルアグリーメント)遵守率。SLAには、問題解決時間、アベイラビリティ(システムの稼働率)、パフォーマンスなど全て含まれている。
プロセスのパートは、基本的に業務の改善。問題発生件数、トラブル件数、クレーム数、稼働率など、何%改善できたか?プロセスと次のスタッフのコンピテンスを改善することで、これらは改善出来る。
最後の学習と成長のパートは、コンピテンス開発プランに基づいたスタッフの成長。例えば英語力であればTOEICの目標スコアを設定したり、新しいシステムの取得だったり。
ただ他のスタッフとの協調性とか、数値化出来ない(出来ても不透明)項目もあり、上記目標で客観的に管理できるのは85%ぐらいかな。残りは主観的評価にならざるを得ないので、あえて不透明に記述する目標もある。

BSC ~ バランスト・スコア・カードによる目標管理(協調的に目標を達成するために)

2014-08-10 18:18:06 | ITマネージメント
BSC(バランスト・スコア・カード)による目標管理は、最終的には個人の目標管理にブレイクダウンされる。そのことで全社の目標から部の目標、課の目標、各個人の目標が一本の線でつながる。各人も自分の目標を達成する事が会社の目標を達成する事につながり、会社への貢献度が目に見えて何の為に働いているのか?と言う迷いも無くなりモチベーションも上がる。個人の目標達成度合いがパフォーマンス評価につながり、最終的に給与に反映されるので、当然各個人は自分の目標達成に集中し他人の目標達成には興味がなくなる。ひどい時には、お互い足の引っ張り合いをする事もある。それを回避する方法として私はプロジェクトなど各個人が協調的に仕事をしないと達成出来ない目標は、各個人の目標に共通的に設定した。