元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

黛まどか著「奇跡の四国遍路」読了。 四国遍路では外人と60歳以上の男性が多いと、私もそろそろ遍路に行く時期か?取り敢えず今年の10連休のGWでも利用して、どこかを歩いてみようか? #読書 #哲学

2019-02-03 14:57:39 | 読書
黛まどか著「奇跡の四国遍路」読了。
四国遍路では外人と60歳以上の男性が多いと、私もそろそろ遍路に行く時期か?取り敢えず今年の10連休のGWでも利用して、どこかを歩いてみようか?
彼女はスペインのサンティアゴ巡礼もやっているし、遍路も座禅と同じでやってみないと、この本に書いてある彼女のかんじたこと、実際に起きた心霊的なことはわからないことだろう。
そこで、二つ気に入った文章は、
「50になる前に妻が逝ってしまった。それから会社を早期退職し毎年のように遍路している。それでも妻への思慕は募るばかり、恥ずかしながら惚れとったんでね、、、」
わかる、わかる、私も惚れとるから。
「小さな一歩もたゆまず重ねてゆけば必ず終点に着くと言うことを「身体」に刻んだこと。」
私も山登りでそれは学んだ。諦めずに歩き続ければ、必ず頂上に行けること。努力しても報われないことが多いこの世界だけど、


適菜収著「小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」読了。 小林秀雄の著も解説著も何冊か読んでいるので、そういう事だよなと理解出来た。 #読書 #哲学 #小林秀雄

2019-02-03 09:35:38 | 読書
適菜収著「小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」読了。
小林秀雄の著も解説著も何冊か読んでいるので、そういう事だよなと理解出来た。それは、この本の最後に「本書を読んで少しでも小林に興味を持ったなら、全集にあたってほしい。理解するのではなく、小林の文体に馴染むためだ。」ということ。彼の論文に結論はない、読むことで彼の批判精神を思考過程を学ぶことだ出来る。
また、彼も開高健と同じように「黙殺」がいいと言っていたのは初めて知った。あれほど、議論好きな印象があるけど、「サントブーヴの「我が毒」を読んだ時に、黙殺することが第一であるという言葉にぶつかったが、それが後になって分かったな。自然に黙殺できるようになるのが、一番いいんじゃないかね(文学の四十年)」。