TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

基本(1142)

2007-11-20 01:35:50 | tennis
 今日は昼過ぎまで爆睡、昼から本の整理。本といってもマンガです。捨てられるマンガは捨てて新居に移動と思ったのですが、これがなかなか難しい!結局3分の2ほど捨てきれずに残りました。Mihoゆるしてねー!

 さて修チャレのお話。

 ボブさんが子供たちにどんなアドバイスをするのか?何は良いと言って、何はだめだと言うのか?このへんが世界標準のコーチングという意味で、私たち世界のトッププロを教えた経験のないコーチにとってはたいへん勉強になります。ボブさんが、選手がボールを打っている時にそれを止めて、通訳の修造くんを呼び、アドバイスをはじめると、私とテレビカメラはそのコートまで毎回ダッシュです!はははは。


今回の合宿でとても重要になっていたのが

(1)足を細かく動かしつづけて正しいポジションに入る。
(2)気づくのが遅いのはだめ。(自分がいいボールを打っているのに、前へ行くのが遅い)
(3)少しでも前へ入り込んで打ち、ライジング(ハーフバウンドではなく)で打つことにより、相手から時間を奪う。
(4)攻め込まれた時、相手に攻撃されないような、そして自分がまったくミスしないようなボールにして返す。(neutralizeニュートラライズ)


と…こう書いてみても、あまり聞いたことのない新しい事??というとそうではありません。どれも極めて当たり前の事。

でも、これを全く妥協なしにとことんまでつきつめて、完璧に行っていく。

 これを見ていると、「ああ、そういえば自分のレッスンでも、当たり前の事をおろそかにしていた部分があるなぁ」と気づく所が多いのです。「はっ」とすることがあります。つまり、いいコーチは何か魔法のようなものすごい方法で、突然選手たちを上達させるか?というと、そうではありません。それよりも、出来るべき基本を徹底的に厳しくやる。その厳しさといったら、はんぱじゃない…この基本というのは技術だけではありません。フィジカル、メンタリティ、作戦、習慣、行動まですべてにわたってです。

 今回、修チャレに選ばれて吐き気がするほどイヤだったS(ものすごくトレーニングがきついという噂ばかり聞いていて、がんばれない選手は速攻帰らされると聞いていたから)ですが、帰りの車の中では、「むちゃくちゃよかった、また出たい、今なら家まで走って帰れると思う(それくらい自分に厳しくなれる)(←藤沢から千葉まで~~~!?)」なんて事を言っていました。今回、自分のフィジカルのあまりの低さを客観的に自覚でき、トレーニングに積極的に取り組んでいけそうな気がしますねー。なんせ、修チャレ10年の歴史の中で、最もフィジカルが劣っている選手(わたしの勝手な予想ですが、けっこうはずれてないと思います)だと思っていますので。


 あと、もひとつ。今回「ほお~~っ!!」と思ったことがあります。
大阪から選手がひとり出場していて同行していたIコーチ。Iコーチの教え子のジュニア(修チャレに選ばれていない子)が2人それと若いコーチがひとり、大阪から見学に来たことです。そして、練習中ボール拾いをするので、コートに入って練習をすべて見学させてください!ということで、毎日ボール拾いでコートをかけまわりながら、いろんな事を目で見て、肌で感じて、帰っていきました。この2人のジュニア目の輝きったらそれはもう印象的でした。近い将来、全国大会に名前を連ねてくることでしょう!

 うちのジュニアもふたり見にきましたが、何か学んで帰ったかなあ?

写真はお疲れモードなふりをして撮った写真。演技がうまい子とへたな子が!
コメント (1)
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