TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

もうすぐ熱い夏休み(1545)

2009-07-11 00:46:12 | tennis
 写真はツユクサ。ネズミの耳みたいでかわいいです!


 オーストラリア、ダーウィンで行われているグレード3は男女とも日本人選手たちがんばっていますね。ニューカレドニアG5→フィジーG4→ダーウィンG3と流れている選手もいますね。もと教え子のSとKへいも勝ち残っています、次ベスト4決めです。みんなおおあばれしてくださいね。




 先日、Y県Iコーチの家に泊めていただいた時のことです。Iコーチが子供たちに、とてもいい話をしてくれました。

 以下Iコーチのお話。

「コーチは昔、自分がテニスの選手をやっていたころね、大会の1回戦で絶対第一シードや第二シードと当たりたいと思っていたんだ。なぜだかわかる?」
「それはね、もしあなたがその大会の第一シードだったとしたら、1回戦の名前も聞いた事もない相手に対して、最高のウォーミングアップをしてのぞみますか?」
「そう、3回戦か4回戦まで勝ち上がってきた実力のある相手ならともかく、1回戦で聞いた事のない選手が相手だったら、そこまで完璧な準備はしてないことがあるんだ。だから、第一シードと1回戦で当たる無名選手は、相手の油断というチャンスがあるんだよ。そのチャンスをものにしたら、自分にとっての大きな自信になるし、今まで相手にされなかった強い選手たちが練習にさそってくれたり、大きな変化がおこるんだよ。実際にシード選手が初戦で負けたってことはよくあることなんだよ。」

 谷澤コーチのブログには「第1シードが優勝すると最初から決まっていたら、大会を開く必要がない…実際、第1シードが負ける場合も多い」のような事が書いてありました。

 

 今年は、今までと違って、関東という舞台で戦う選手が多くいます。ここ数年はいつも2人くらいだったのですが、今年は活気があって関東Jr関東中学あわせると8人くらいいます。そしてITFポイントをゲットしたSとみと、最後のインターハイに燃えるデビルYと、それから身近な友達がその舞台に出るという意味で刺激を受けている子も合わせると、かなり練習に実が入っている状態で、とてもいいです。

 この時期、関東ジュニア、関東中学などのドローが発表になると、その対戦相手を見た時の選手たちの反応を観察します。強い相手だった時に「ああ、もうだめだ」的なネガティブな反応をした選手はまず勝てません。(ですからその選手には、お話をして、ポジティブな発想の刷り込みをするわけなんですが)最初からポジティブにとらえる選手は大番狂わせを演じてくれたり、惜しくも負けたけれどそこから大きな自信を持ったりと、いうことが起こります。

みんなのがんばりが楽しみな熱い夏がもうすぐ始まります。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする