TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

試合中のイライラと戦う。(3086)

2017-11-25 22:46:59 | tennis
今日も、ジュニアの生徒にお話した事です。


試合中に、イライラして負けてしまう選手がいます。

先日、たまたまその子一人だった時のレッスンの最後に1セット試合をしました。
すると、ゲームカウントがはなされるにつれ、だんだんイライラして、試合の最後には、遠いボールや
予想外の所へ来たボールを、追っかけさえしなくなってしまいました。

試合後、「今の試合の一番悪かったところはどこ?」と聞くと、技術のことを話しはじめましたので、
「いや、違うよ、今の試合の一番悪かったところは、メンタルです。イライラがじゃまして、自分のいいプレー
が全然出せてなかったよ」「技術(テクニック)や、体力(フィジカル)や作戦(タクティクス)がダメなのは
練習やトレーニングでもっとうまくして良くしていけばいいけど、試合中にメンタルがダメになったら、そのよくなった
技術や体がはっきできないよ」とアドバイスしました。


幼稚園児が10円拾って大喜びするけど、大人になったら1万円くらいひろわないと大喜びしない、10円くらい
なら心が大きく動かされない。

で、テニスもよく似ていて、試合経験が少ないころは、小さなことですぐカッとなったり、イライラする、
でも試合経験をたくさんふんで、成長してくると、ちょっとやそっとのことではイライラしない、強い平常心
を作ることができる。

こんな話もしました。

そのあと、実際の大会で試合を見る機会もあり、イライラと戦っていたり、少し心が折れたり、
がんばっているすがたをしっかり見れました。


今日、またメールが来ました。
また、自分のミスが増えて来たので、イライラが爆発してしまったそうです。


今日は、こんなことをメールの返事に書いて見ました。


「修正しても、なかなか自分のテニスがなおらないのに、なんとかして相手に勝とうと、頭をひねって、工夫して
戦うところが、テニスの醍醐味(だいごみ)なんだよ!!!」(そこがテニスの一番面白いところってこと)

「あなたは、思い通りにならないことが出て来て、勝つのがむずかしくなって、つまり面白くなってくると、
逆につまらなくなってしまうのだよ、今は。」

「困難(こんなん)を解決する楽しみをすてている、楽しいのにもったいない!!」

「考え方が変わって、テニスの楽しみ方の種類が一段上に進化するといいね。」

「いい言葉をプレゼントするよ」

「逆境(ぎゃっきょう)を楽しむ!←意味は調べてね」


試合中にイライラして、どんどんダメになっていってしまう選手の皆さんは、心がけて見てくださいね。

 
コメント
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