今日の有明はたいへんだったようです。えりかんは接戦が予想された米知さんに圧勝!!添田くんと寺地の試合はものすごーーい事に…なんとファイナルタイブレークで寺地が悪魔ぶりを発揮して意地をみせたようですね。たすくっちも勝ち。
明日はいてもたってもいられずに、突如、子供達を連れて、観戦ツアーに行く事にしました。中村さんとえりかんの決勝…楽しみで楽しみでムフフ状態です。えりかんがんばれよぉぉー!!男子はたすくっちと寺地の決勝が見たいなぁ。
ちなみに、寺地と添田くんの試合の様子を伝える日本協会発行のメルマガの文章、ジュニアのみなさん読んでみて下さいね。これを読んで、何を感じますか???以下メルマガより。
◇ 際立つ気迫と試合巧者ぶり。寺地が第1シードの添田を下す -------------◇
[男子シングルス準々決勝]
○寺地貴弘(ミズノ) 6-4,1-6,7-6(6) ●添田豪(ミキプルーン)
去年は岩渕聡との決勝でファイナルセット・タイブレークの末に敗れ、悔し涙を流した添田。それから1年。悲願の初栄冠に挑んだ添田だが、4強入りを前に寺地に屈した。
■立ち上がりから、寺地の意気込みが第1シードの添田を飲み込んだ。序盤の第3ゲームで添田のサーブをブレーク。先に先にと展開する寺地の前に、添田は受けに回り、リズムを作れない。優勝した01、04年の決勝を思い出せるような寺地のハイテンションぶりだった。第1セットは6-4で寺地。しかし、1ポイント目からエンジンの回転数を上げていた寺地は、さすがに第2セットでは「気持ちが先走って、集中が切れ」、ミスが増える。決着は第3セットに持ち込まれた。
■添田が先にブレークして迎えた第5ゲームに、ターニングポイントがあった。寺地のサーブで15-30。ここで寺地がトレーナーを要請した。試合中に痛めた臀部の筋肉を治療するため、3分間のメディカルタイムアウト。このインターバルで、寺地は息を吹き返す。挽回してサーブゲームを守った寺地は、ひとまず窮地を脱する。
■「左の臀部がプチッときて、肉離れのようになった。添田には申し訳ないと思ったが、インジュリータイムを取った」と寺地。一方、添田は「タイムアウトで流れが変わるのはよくあること。流れがこちらに来たところで間が空いたので気をつけたが、余計なことを考え、気持ちが守りに入ってしまい、うまくコントロールできなかった」とこの場面を振り返る。
■そうして迎えた第8ゲーム。怒濤のごとく、寺地は攻めた。いずれもフォアハンドのラリーからウイナーを4本。ブレークバックで4-4に追いつく。結局、決着はタイブレークにもつれた。ここでも寺地はうまかった。添田がナーバスになっていると見て、自分から攻めず、相手に打たせる策を選んだ。力みと重圧で、フォアを大きくふかす添田。「彼はフォアハンドが振り抜けていないと感じた。攻めきれるだけの精神状態ではないと感じていた」と寺地は振り返る。勝利の女神はまたも添田を見放した。
■メディカルタイムアウトに関して寺地は「体が冷えたり、流れを僕の方に傾けてしまったとも思うが、それも含めてテニスの試合。彼にはまたチャンスがあると思うので頑張ってほしい」と後輩を気遣った。アクシデントが分岐点となったが、際立ったのは、やはり寺地の気迫と試合巧者ぶりだった。「気持ちが足りなかった。相手の寺地選手の方が気持ちがあった」と添田。序盤の早い展開から、タイブレークでの持久戦への切り替えなど寺地の状況判断の的確さが光った。初優勝を目指して重圧のかかる添田の心理状態を見抜き、スピードの変化や心理面で揺さぶった寺地。さすがは「コートの悪魔」と呼ばれた男だけのことはある。
(秋山英宏)
明日はいてもたってもいられずに、突如、子供達を連れて、観戦ツアーに行く事にしました。中村さんとえりかんの決勝…楽しみで楽しみでムフフ状態です。えりかんがんばれよぉぉー!!男子はたすくっちと寺地の決勝が見たいなぁ。
ちなみに、寺地と添田くんの試合の様子を伝える日本協会発行のメルマガの文章、ジュニアのみなさん読んでみて下さいね。これを読んで、何を感じますか???以下メルマガより。
◇ 際立つ気迫と試合巧者ぶり。寺地が第1シードの添田を下す -------------◇
[男子シングルス準々決勝]
○寺地貴弘(ミズノ) 6-4,1-6,7-6(6) ●添田豪(ミキプルーン)
去年は岩渕聡との決勝でファイナルセット・タイブレークの末に敗れ、悔し涙を流した添田。それから1年。悲願の初栄冠に挑んだ添田だが、4強入りを前に寺地に屈した。
■立ち上がりから、寺地の意気込みが第1シードの添田を飲み込んだ。序盤の第3ゲームで添田のサーブをブレーク。先に先にと展開する寺地の前に、添田は受けに回り、リズムを作れない。優勝した01、04年の決勝を思い出せるような寺地のハイテンションぶりだった。第1セットは6-4で寺地。しかし、1ポイント目からエンジンの回転数を上げていた寺地は、さすがに第2セットでは「気持ちが先走って、集中が切れ」、ミスが増える。決着は第3セットに持ち込まれた。
■添田が先にブレークして迎えた第5ゲームに、ターニングポイントがあった。寺地のサーブで15-30。ここで寺地がトレーナーを要請した。試合中に痛めた臀部の筋肉を治療するため、3分間のメディカルタイムアウト。このインターバルで、寺地は息を吹き返す。挽回してサーブゲームを守った寺地は、ひとまず窮地を脱する。
■「左の臀部がプチッときて、肉離れのようになった。添田には申し訳ないと思ったが、インジュリータイムを取った」と寺地。一方、添田は「タイムアウトで流れが変わるのはよくあること。流れがこちらに来たところで間が空いたので気をつけたが、余計なことを考え、気持ちが守りに入ってしまい、うまくコントロールできなかった」とこの場面を振り返る。
■そうして迎えた第8ゲーム。怒濤のごとく、寺地は攻めた。いずれもフォアハンドのラリーからウイナーを4本。ブレークバックで4-4に追いつく。結局、決着はタイブレークにもつれた。ここでも寺地はうまかった。添田がナーバスになっていると見て、自分から攻めず、相手に打たせる策を選んだ。力みと重圧で、フォアを大きくふかす添田。「彼はフォアハンドが振り抜けていないと感じた。攻めきれるだけの精神状態ではないと感じていた」と寺地は振り返る。勝利の女神はまたも添田を見放した。
■メディカルタイムアウトに関して寺地は「体が冷えたり、流れを僕の方に傾けてしまったとも思うが、それも含めてテニスの試合。彼にはまたチャンスがあると思うので頑張ってほしい」と後輩を気遣った。アクシデントが分岐点となったが、際立ったのは、やはり寺地の気迫と試合巧者ぶりだった。「気持ちが足りなかった。相手の寺地選手の方が気持ちがあった」と添田。序盤の早い展開から、タイブレークでの持久戦への切り替えなど寺地の状況判断の的確さが光った。初優勝を目指して重圧のかかる添田の心理状態を見抜き、スピードの変化や心理面で揺さぶった寺地。さすがは「コートの悪魔」と呼ばれた男だけのことはある。
(秋山英宏)