TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

えりかん決勝進出(720)

2006-11-18 00:49:07 | tennis
 今日の有明はたいへんだったようです。えりかんは接戦が予想された米知さんに圧勝!!添田くんと寺地の試合はものすごーーい事に…なんとファイナルタイブレークで寺地が悪魔ぶりを発揮して意地をみせたようですね。たすくっちも勝ち。

 明日はいてもたってもいられずに、突如、子供達を連れて、観戦ツアーに行く事にしました。中村さんとえりかんの決勝…楽しみで楽しみでムフフ状態です。えりかんがんばれよぉぉー!!男子はたすくっちと寺地の決勝が見たいなぁ。

 ちなみに、寺地と添田くんの試合の様子を伝える日本協会発行のメルマガの文章、ジュニアのみなさん読んでみて下さいね。これを読んで、何を感じますか???以下メルマガより。


◇ 際立つ気迫と試合巧者ぶり。寺地が第1シードの添田を下す -------------◇

[男子シングルス準々決勝]
○寺地貴弘(ミズノ) 6-4,1-6,7-6(6) ●添田豪(ミキプルーン)

去年は岩渕聡との決勝でファイナルセット・タイブレークの末に敗れ、悔し涙を流した添田。それから1年。悲願の初栄冠に挑んだ添田だが、4強入りを前に寺地に屈した。

■立ち上がりから、寺地の意気込みが第1シードの添田を飲み込んだ。序盤の第3ゲームで添田のサーブをブレーク。先に先にと展開する寺地の前に、添田は受けに回り、リズムを作れない。優勝した01、04年の決勝を思い出せるような寺地のハイテンションぶりだった。第1セットは6-4で寺地。しかし、1ポイント目からエンジンの回転数を上げていた寺地は、さすがに第2セットでは「気持ちが先走って、集中が切れ」、ミスが増える。決着は第3セットに持ち込まれた。

■添田が先にブレークして迎えた第5ゲームに、ターニングポイントがあった。寺地のサーブで15-30。ここで寺地がトレーナーを要請した。試合中に痛めた臀部の筋肉を治療するため、3分間のメディカルタイムアウト。このインターバルで、寺地は息を吹き返す。挽回してサーブゲームを守った寺地は、ひとまず窮地を脱する。

■「左の臀部がプチッときて、肉離れのようになった。添田には申し訳ないと思ったが、インジュリータイムを取った」と寺地。一方、添田は「タイムアウトで流れが変わるのはよくあること。流れがこちらに来たところで間が空いたので気をつけたが、余計なことを考え、気持ちが守りに入ってしまい、うまくコントロールできなかった」とこの場面を振り返る。

■そうして迎えた第8ゲーム。怒濤のごとく、寺地は攻めた。いずれもフォアハンドのラリーからウイナーを4本。ブレークバックで4-4に追いつく。結局、決着はタイブレークにもつれた。ここでも寺地はうまかった。添田がナーバスになっていると見て、自分から攻めず、相手に打たせる策を選んだ。力みと重圧で、フォアを大きくふかす添田。「彼はフォアハンドが振り抜けていないと感じた。攻めきれるだけの精神状態ではないと感じていた」と寺地は振り返る。勝利の女神はまたも添田を見放した。

■メディカルタイムアウトに関して寺地は「体が冷えたり、流れを僕の方に傾けてしまったとも思うが、それも含めてテニスの試合。彼にはまたチャンスがあると思うので頑張ってほしい」と後輩を気遣った。アクシデントが分岐点となったが、際立ったのは、やはり寺地の気迫と試合巧者ぶりだった。「気持ちが足りなかった。相手の寺地選手の方が気持ちがあった」と添田。序盤の早い展開から、タイブレークでの持久戦への切り替えなど寺地の状況判断の的確さが光った。初優勝を目指して重圧のかかる添田の心理状態を見抜き、スピードの変化や心理面で揺さぶった寺地。さすがは「コートの悪魔」と呼ばれた男だけのことはある。
(秋山英宏)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガッツポーズ(719)

2006-11-17 00:43:33 | tennis
 今日は夕方4時のキッズクラスに体験レッスンの4歳の女の子が登場しました。ものすごーーくかわいらしい、はにかみ屋さんのおとなしい子でした。

 私のテニスコーチ人生で学んで来た事すべてを集約した、気合いのレッスンで、なんと、初めてのテニスにして2球ネットを越しました。しかも手投げのボール出しでワンバウンドで打ってです!!すごいことです。最初のレッスンではラケットにほとんど当たらなかったなんて子もいるわけですからねー。そしてそして、さらにすごかったのは、この子、すごい集中力の持ち主でした。ボール拾いも黙々とずーーーーっと集中してやりました。

 ま、スクールに入ってくれるかどうかは別にして、今日は終わったあとの彼女の表情を見て、私はガッツポーズでした。帰る時に手も振ってくれたし。幼い心にテニスの面白さを伝えることができたと思います。

 私にとっては、この年代の子たちを教えることが、一番緊張します。なんせテニス人生が始まるか、始まらないかの瀬戸際に立ち会い、コーチのレッスンがそれに影響を与えるわけですから。ふうー、よかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いろいろ(718)

2006-11-16 00:17:31 | tennis
 テニスジャーナルの一番最初の方に毎回、編集長の井山さんの写真と文章が載ります。今月号は先日のAIGオープンでのフェデラー対鈴木貴男くんの試合のこと。本当にいい文章をお書きになる…私には一生真似できそうにありません。

 さて、その鈴木貴男くん、マスターズカップ上海のナダル対ロブレドの試合の解説を今しています。やはり、長い間日本を引っ張ってきて、グランドスラム本戦も経験しているし、フェデラーとも2度戦っている人です。解説がなんか、とっても説得力があります。

 話変わって全日本。いろんな対戦が目白押しですねー。今日は小さい頃から仲良しの岡田上ちあきちゃん、森田あゆみさん相手にあと一歩だったらしいですね。えりかんも今日はだぶるえりか対決を制しました。みんながんばっているなぁーと、なんか、しみじみと思っています。負けてはいられん!!私もがんばらねば!!!!

 ちびっこたちも寒ーーい中、自主練習がんばってるしな!

 明日から寒くなるそうです、みなさん風邪などにかからぬようご注意ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大泣き(717)

2006-11-15 01:47:24 | その他
 以前、私が本文中で自分の妻を「奥さん」と書いた事に、コメントでアドバイスをいただきました。(ありがとうございます)たしかに、日本語の使い方としてはおかしいと思ったので「奥さん」はやめる事にしました。さて、それではいったい何て呼ぶ??という事になり…「妻」「家内」「うちの」「ワイフ」…うーん、なんか適当なのがないなぁー、と悩んでいた所、本人からの希望で本文中ではMihoで行ってほしいということ。そこで、本人の希望を尊重し、Mihoでこれからは行かせていただきます。
 今日はたき火と焼き芋を終えて、おっと間違った、レッスンを終えて家にたどり着くと、小包が届いていました。これは待ちに待っていたものなんです。越前ガニ??ボジョレヌーボー???いやいやちがいます。

 話は去年の最初までさかのぼります。以前からいつか読んでみたいなと思っていたマンガがありました。雑誌に連載していた当時はおもしろそうだなと思ってはいたものの、読みませんでした。それは雑誌モーニングにもう、かなり昔に(15年以上前かな?)連載されていたマンガで「夏子の酒」というものです。そして、ちょっと1冊が厚くてちょうどいい感じのがコンビニの本コーナーに並び始めたのがたしか去年の頭ごろじゃなかったかなと思います。「よしっ」と思って買いはじめました。予想通り、とってもおもしろくて、私の琴線に触れるいいお話でした。1ヶ月ごとに次の刊が出版されるので、毎月が楽しみでした。そして迎えた最終刊が出る6月。私は子供達を連れてフィリピンへ遠征。そして帰国してから、コンビニを何軒も探しましたが全くみつかりません。話はけっこういい所で止まったまま、時間は過ぎ去っていきました。

 そんな話を先日したら、Mihoがインターネットで見つけてプレゼントしてくれたのです。感激しました。

 と、いうわけで、今夜はその最終刊を一気読みしました…そして大泣きしてしまいました。読み終わってからもう一度クライマックスの所を読み直したらもう一度大泣きしてしまいました。実は僕もO島コーチと同じで、泣き上戸な一面があるのです。

 
 今はまっているのは、やはりモーニングに連載中の「神の雫」。ワインもののマンガでちょっと題材としては変わっているのですが、おもしろくてはまっています!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

試合で実力がなかなか出せない(716)

2006-11-14 00:31:22 | tennis
 WTA選手権はエナンとモレスモーのすばらしいプレーの応酬を楽しませてもらいました。と、思ったら、もうマスターズカップ上海を放映しています。ダビデンコのプレーに酔っている所です。全日本もたけなわ、忙しいですねー。

 さて今日は「試合で実力がなかなか出せない」のお話。

 
 試合になると、パフォーマンスが練習の60%くらいに落ちます。(時には50%以下なんてこともあるかもしれません)それが普通。でも、それを65%とか70%くらいまで上げる事ができないかと、みんなメンタルを鍛えたり、普段の練習をいかに本番に近い状態でピリピリしてやるか、とか努力するわけです。

 しかし、時々、練習よりも数倍すばらしいプレーをする選手がいます。今教えている生徒の中にも1人だけいます。そういう生徒に出会うのはとっても希な事です。今まで教えてきた多くの生徒の中でも、あまり思い当たりません。

 どうして、本番になると普段以上の実力が出せるのか??とっても面白いテーマですね。

 まず言える事は、対戦相手が強いと心の底からうれしい、戦うのが楽しみ、ムフフ状態です。自分がノーシードで相手が第一シードでも、相手との対戦成績が0勝2敗でも、どんな楽しいラリーになるかと胸躍らせます。負けたらどうしょうとか、ランキングが落ちるとか、そういった不安な気持ちは、たったの1%もありません。そしてプレー中もとっても楽しそう。純粋に相手との打ち合いが楽しい…それが、普段以上のプレーを生み出すのかもしれません。

 それから、おもしろい事がもうひとつ。あまり細かい事を気にしません。試合前日、超絶不調、試合当日の朝練習でも絶不調…でも気にしません。「試合になったらきっと入るでしょ!!」
 オムニコートの試合なのに、オールウェザーのシューズでいつも戦っています。いや、この間の大会で生まれて始めてオムニシューズなるものを履いてプレーしました…「すべらなくて動きにくいー」なんて言ってましたけど、ほんとはすべらないから動きやすいんですけどね、はは。
 ネガティブ、ナーバス、緊張、神経質とかそういった事とは無縁な感じがしますね。

 (私も含めて)本番で実力が低下する人々にとって、いいヒントになるかもしれません。


写真と本文は全く関係ありませんです、はい。

PS 宮城のS川コーチ、パパおめでとうーーー!
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦術(715)

2006-11-13 00:07:13 | tennis
 夕べは家に帰って、テレビをつけたら偶然WTA選手権が始まるところで、エナンvsシャラポワ、モレスモーvsクライシュテルスの2試合を見ることができました。決勝が楽しみです。全日本も始まりましたねー。楽しみな対戦がたくさんです。

 さて、きのうの夜のことです。

 どしゃぶりの雨の中での試合を選手たちががんばるのを見終わったあと、クラブへ帰ってきました。高速を使わずに帰ってきたら、ものすごい渋滞で、運転に疲れてしまいました。クラブの前で車を停め、どっと疲れて寝ていたら、子供達がやってきました。まだ雨はかなり降っているというのに。

 昨日は、先日のルイ・カイエ氏の作ったDVD"Wining Tennis Tactics"をみんなで見ました。いろんなテニスのシングルスの戦術がもりだくさんのこのDVD、とってもわかりやすく、最高です。まとめかたもわかりやすく、
(1)組み立てる事について
(2)最後に相手にとどめわさす事について
(3)守備について
(4)ポイント中に流れを変える事ーカウンターアタックについて
という項目の中に、さらに細かいいろんな項目があって、ジュニア選手にもわかりやすいんです。

 そして、プロの選手どうしの試合のプレーを繰り返し見る事により、イメージトレーニングビデオとしても使えます。

子供達は知らなかった事を多く勉強できたようです。

今日、1人のジュニアの親がこんな事を言っていました。
「あのDVD見て思ったんですが、子供達はさまざまな勝つための法則を全く知らずに将棋をさしているようなものですね!」

昨日雨の中練習にやってきた4人は、すごーい得をしましたねー!!


写真は津山の朝のものすごーい霧の時に見つけた、巨大クモの巣。小さな水滴がついて綺麗でしたー!!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和風くまのぬいぐるみ(714)

2006-11-11 23:36:49 | その他
 先日、大阪で「紅葉の京都」みたいな雑誌を読んでいたら、和風の小物を売る小粋なお店が載っていて、そのなかの写真の1枚に着物の生地を使ったテディーベアのぬいぐるみがありました。くま収集家としては「おっ!」と思ってよーく観察したのでした。その話を千葉に帰ってきて、おとなのクラスのSさんにお話したら、なんと次の週のレッスンの時にもう試作品を作って持って来てくれたのでした!!おしゃれでしょうー!!かわいいでしょう!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘッドワーク(713)

2006-11-11 23:15:15 | tennis
 今日は朝から長生の森(とっても田舎でいい感じでした)というところで全国選抜の千葉県予選のそのまた予選でした。これで今日をクリアし、明日の本戦で上位に入ると、2月の東金で行われる全国選抜関東予選に出場でき、そこでも上位に入ると5月に柏TTCで行われる全国選抜に出場できるわけです。

 今日は一人の女の子が、負けはしましたが、ある意味、実り多い試合をしました。

 強打を凌ぐのがうまい対戦相手に対して、普段強打を好んで使って戦う私の生徒の女の子は、どうやったら勝てるのか、いろいろと作戦を考え実行しました。まずゆるいボールを多用して相手に打ち込ませるように…うまくゆきません。0-1。次にスライスを多く使ってみました…しかしミスが先行します。0-2。今度は緩い球と強打をミックスしてみました…あまり功を奏しません。0-3,0-4。やはり本来のどんどん攻撃するテニスにしようと、強打強打で行きました…3球目くらいに自分がネットかアウトしてしまいます。0-5,0-6,0-7。そして迎えた15ー40、ノーアドの8ゲームマッチなので相手に3本のマッチポイントです。ここで、単発ミスなんかしたくないと思ったのがよかったのか、この試合、はじめてニュートラルなボールを左右に散らして長ーーいラリーで振り回した末、いい感じで1ポイントを取りました。そして、同じ作戦を実行し3つのマッチポイントをかいくぐり1-7。

 そこから完全に流れが変わりました。どうやったらポイントがたくさん自分に転がり込んでくるのか発見したら、もう心もリラックスし、ノリノリです。逆に相手にそれまでなかった変なミスが増えてきました。粘り強く中くらいの攻撃的ショット(決して3球以内でミスしてしまわないくらいの)で相手を振り回し、チャンスボールをしっかり作って決めるという作戦を確実に実行し、合計5ポイント相手のマッチポイントを切り抜けました。2-7,3-7,4-7。次のゲームやや力が入り、2本の単発ミスをおかし相手の6回目のマッチポイントでついに力つきてしまいましたが、かなり今後にいい影響を与えるような試合でした。

 まず、常に冷静にいろんな技術の引き出しを開け、うまくいかない状況に最後まで解決しようと考え続け、努力したこと。そして、自分で解決策を発見して実行し、一度は完全に自分の流れに変えた事。自分で発見したことは、コーチに「はいどうぞ」と教えてもらったことの百倍自分の力になります。

 この努力(うまくいかない現状をなんとか解決しようともがく)が見られなくて、見ているコーチや親が失望してしまう…なんてこともよくあるのです。しかし、こういう事ができる彼女であれば、これから新たに身に付けていく技術は確実に引き出しとなり、実戦で使える「生きた技術」になると思います。今日の彼女の試合にはヘッドワークがありました(テニスは将棋やチェスやオセロなどのゲームと同じで頭を使って勝つものです)。技術、精神力、体力、戦略の4つが一体となったいい「テニス」をしたと思います。(どれか1つが欠けてもあまり「テニス」とは呼べません)

 写真は私の趣味で集めている世界中のハードロックカフェくまぬいぐるみ。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おまけ(712)

2006-11-11 00:22:47 | tennis
じゃじゃーーぁん!!!
白がまぶしいーーー!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

破れたネット(711)

2006-11-11 00:12:41 | tennis
 この写真、ぼろぼろのネット…うちのクラブのコートの2面あるうちの1つです。なんとかわいそうなネット。
長い間直さずに皆さん練習していただいていました。ご迷惑おかけしてすみません。今日、ようやく直しました!やぶれたネットの修理はもう15年も前から熟練してお手の物です。でも一人で修理すると時間がかかるんですよねーーSごうコーチ!!

 修理代4200円、修理時間1時間40分。人件費0円(自分でやればいつでも0円、はは)。ネット買い替えている方、「リッチですね~」と言いたいくらいです。なんか、修理直後はネットの一番上の白帯が異常に白くて、新品のネットを張ったような錯覚に落ちいって、ちょっといい気持ちです。

 明日は全国選抜の千葉県予選の14歳以下の会場の方へ出没しています!!!だれかが大ブレークするか???
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする