ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

STU48 音楽、歴史 などいろいろ

◎超バカの壁

2015-11-04 23:20:13 | 発想
超バカの壁

★「超バカの壁」(養老孟司、新潮新書)よりほんの少し

○新奇なことをやろうとするのではなく、普遍性を目指したほうが、結果的に先取りになっていることがある

わざわざオンリーワンとか声高にいうことは、他人に認めてほしいという、確信のなさの裏返しである

個性というのはあるに決まっている
 自信があればいちいち口に出すこともない

 自分の価値があることをわかっていれば、別に人に認めてもらわなくてもいい

○言葉を意識する1秒前に、脳はもう動き出している
 意識してからしゃべっているのではなく、その前に脳が動いている

○極限状況でまともな人間として生きるのは難しい

○自分の考えが100%正しいということはないだろう
 せいぜい60~70%だろう

○哺乳類については、男より女性のほうが安定している
 女性は生物学的に男より強く、より現実に適応している
 男性は極端である

 女性は無駄なことを好まない
 コレクターは基本的に男の世界で、切手とか、余計なものを集めるのは男が圧倒的に多い

○女性は頑固で、男はロマンチックである


「○○がすべて」という考え方はだいたい怪しい


 

◎バカの壁

2015-10-30 22:47:40 | 発想
バカの壁

★「バカの壁」(養老孟司、新潮新書)より、ほんの少し

科学は多数決ではない

○軍隊というのは、考えずに身体の運動を統一させる組織である

 考えていたら殺されるのだから、反射的に動くことを訓練で叩き込む

○なにかの特殊な領域で優れているからといって、「賢い」とはいえない

ものすごく厳しい先生は、嫌がられるけれど、後になると必ず生徒に感謝される

 嫌われてもいい、という信念が先生にあるかどうか

○かつては、「退学」にはしたものの、救済もした

 救いの手を差し伸べて、復学させてもらえた

◎「あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか」

2015-10-25 08:36:17 | 発想
「あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか」

「あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか」(津田久資、ダイヤモンド社)を読んで、少し

●「学ぶ」ことは「公式に当てはめて答えを出すこと
 「考える」ことは「公式そのものを生み出すこと」

○公式に当てはめて答えを出すことは、「考える」とは言えない

 「公式に当てはめること」と「公式そのものを生み出すこと」はまったく違う
 「考える」とは自分でつくった公式から答えを出すことである

○「学ぶ」の素晴らしいところは、先人が命をかけて生み出した成果を一瞬で得られることであり、効率がいいことである

○しかし今は、情報の格差が少なくなり、「学ぶ」の価値が下がっている
 自分の頭で考えたアイデアがないと、競争に勝てなくなっている


○人は自分と同じレベルを持った人たちがいる戦場に集まる

「ボツアイデア」が多い人ほど、クリエイティブである

発想の幅が極端に広いために、アイデアの総量が異常に多くなる人のことを「天才」と呼ぶ


○国語辞典を引く習慣をつける
 日本語を当たり前のものとして受け入れない


考えるとは、「書き出すこと」である

○優れたチェックリストの条件
 1 項目、発想にもれがないこと
 2 具体的であること

○情報量(アイデアの素材、知識量)をどう増やすか
 総量よりも、多様性(幅)を広げる

○自分から取りにいくのではない、「無目的、受動的な情報が向こうから強制的に入ってくる環境」をつくる

○情報流入(受動的に情報が向こうから飛び込んでくる)のアイデアの例

・選り好みせずに本を読む
 まったく興味のない分野の本を読めば、新たな発見があるかも知れない

・テレビのチャンネルを変えずに同じ局をつけっぱなしにしておく



先入観、思い込みなしに考えるのは、とても難しい

1 「○○のように見えること」と「○○」は違う

 例えば、「迷路のように見える図」を見せられたら、ほとんどの人はそれを「迷路」だと思い込んでしまう
 それが「迷路」だと決めつけてしまい、そこから発想する

 本当はその図は「迷路」ではない別物かも知れない


2 「虹の色の数は?」

・日本人ならば、虹の色は「7色」だと答えるだろう

 辞書にも「…7色の帯」(「大辞林」)と説明している
 しかし、これは1つの見方であって、絶対に正しいとは言えない
 民族や国によっても異なるだろう

 色を表現する言葉が貧弱だから「7色」としか表現できないだけであって、「100色」とも「1000色」とも言えるだろう

 例えば、「橙(だいだい)」色について

日本の色名だけでも、たとえば「黄丹(おうに)」「洗朱(あらいしゅ)」「柿色」「赤橙」「丹色(にいろ)」「柑子色(こうじいろ)」「杏色(あんずいろ)」「橙色」「蜜柑色」「人参色」などがある(「色の手帖」小学館)

○実際は虹の色に境界線はないから、虹の色の数は無数である