◎ギリシャ神話 15 オリュンポス12神 2
★オリュンポス12神
・ゼウス
・ヘラ
・ヘパイストス(ゼウスとヘラとの子)
・アレス(ゼウスとヘラとの子)
・ポセイドン
・デメテル
・ヘスティア
・アプロディテ
・アテナ(ゼウスとメティスとの子)
・アポロン(ゼウスとレトとの子)
・アルテミス(ゼウスとレトとの子)
・ヘルメス(ゼウスとマイアとの子)
・ディオニュソス(ゼウスと人間セメレとの子)
◎ヘラ(ローマ神話ではユノ 英語名ジューノー)
○ゼウスの正妻(3度目の妻)
・ゼウスの最初の妻はメティス、2度目の妻はテミス
・結婚の女神
・出産の守護神
・ジューノー(juno)は「ジューン・ブライド(6月の花嫁)」の語源
・ヘラは最初から望んでゼウスの妻になったわけではなく、何度もゼウスのプロポーズを断ったが、何度も口説くゼウスに根負けして結婚を承諾したという
・夫のゼウスは多くの女神や人間の女性に関心を寄せる浮気者であったが、ヘラは嫉妬深かったけれど、浮気をしない貞淑な妻であった
・ヘラは夫なしに彼女ひとりだけで子供を生むことができたという
ヘパイストスをひとりで生んだという
◎ヘパイストス(ローマ神話ではウルカヌス 英語名ヴァルカン)
・火と鍛冶の神、工芸の神
・英雄たちの武器を作った
・オリュンポスの神々の宮殿を造った
・人間のように動き、考え、話をする黄金の乙女をつくった
・最初の女性パンドラをつくった
○ヘパイストスは醜い容貌を持ち、足が不自由であった
・一説には、ヘパイストスは生まれつき足に障害があり、母のヘラがこれをうとましく思い無慈悲にもオリュンポス山頂からオケアノスの海へ投げ込んだ
ヘパイストスは海の女神テティスとエウリュノメ(大洋神オケアノスとテティスの娘)に助けられ、9年間海底の洞窟で育てられ、その間に鍛冶の技工を覚え、テティスとエウリュノメのために、腕輪、耳環、鎖などを作ったという
・別の物語では、ゼウスとヘラがヘラクレスのことで争い、ヘパイストスは母ヘラに味方してゼウスにはむかったため、ゼウスは怒ってヘパイストスの足をつかんで宮殿から放り投げた
ヘパイストスは1日中落下しつづけ、レムノス島に落ちた
その島でシンティエス人に助けられたが、このときに、びっこになったという
○ヘパイストスがヘラを縛りつけた話
・ヘパイストスはひどい仕打ちをした母に復讐するために、仕掛けを施した黄金の椅子を作り、ヘラに贈った
ヘラがこの玉座にすわったところ、たちまち細い鎖でがんじがらめに縛られて身動きできなくなった
神々はヘラを助けようとしたが、誰も鎖を解くことができなかった
そこでディオニュソスがヘパイストスにぶどう酒を飲ませて、酔わせて天上に連れてきた
ヘパイストスはヘラを解放したが、一説には、ヘパイストスはヘラを解放する報酬として、アプロディテとの結婚を要求した
○ヘパイストスはアプロディテを妻としたが、幸福な結婚ではなかった
アプロディテはアレスと不倫する
◎アレス(ローマ神話ではマルス 英語名マーズ)
・軍神であるが、戦いでは負けてばかりである
・アレスは凶暴で、その戦いは残酷で正義もなく、神々にもあまり好かれない
・女性には人気があり、アプロディテと不倫した
・しかしながら、ローマ神話のマルスは一転して人気が高くなった
○マルスはローマの建国神話ではローマ建国の祖ロムルスとレムスの父とされる
★ローマの建国神話
・アイネイアース王家16代目のアルバ王ヌミトルは弟のアムリウスに王位をうばわれ、息子は殺され、娘レア・シルウィアはウェスタ(かまどの女神ヘスティア)女神の巫女にされた
レアが森の川辺で居眠りしているとき、軍神マルスが彼女を見そめて犯してしまう
やがてレアは双子を生んだが、双子はテヴェレ川に流されてしまう
しかし、双子を入れた籠がいちじくの近くに漂着したところへ牝狼が来て、2人に乳を与えた
その後、2人は羊飼いの夫婦に育てられて、ロムルスとレムスと名づけられた
成人した兄弟はアムリウスを倒し、ヌミトルを復位させた
2人は新しい都を建設しようとしたが、場所の選定をめぐって、ロムルスはパラティヌス丘を、レムスはアウェンティヌス丘を主張した
その決定を鳥占いの神意に仰いだところ、ロムルスが指名された
ロムルスの城壁建設を妨害した弟のレムスは殺された
ロムルスはパラティヌスの丘に新都を建設し、この地の初代の王となった
ロムルスにちなんで、新都はローマと名づけられたのである
・この伝説上の出来事は紀元前753年4月21日のこととされ、今でも祭りの日にあたる
紀元前753年はローマ建国年とされ、古代ローマの年代は「都市(ローマ市)建設以来…年」のように数えられた
★実際のローマの都市国家としての成立は、紀元前600年頃とされるが、確かなことはわからない
○3月はマルスの月とされ、March はそれに由来する
★オリュンポス12神
・ゼウス
・ヘラ
・ヘパイストス(ゼウスとヘラとの子)
・アレス(ゼウスとヘラとの子)
・ポセイドン
・デメテル
・ヘスティア
・アプロディテ
・アテナ(ゼウスとメティスとの子)
・アポロン(ゼウスとレトとの子)
・アルテミス(ゼウスとレトとの子)
・ヘルメス(ゼウスとマイアとの子)
・ディオニュソス(ゼウスと人間セメレとの子)
◎ヘラ(ローマ神話ではユノ 英語名ジューノー)
○ゼウスの正妻(3度目の妻)
・ゼウスの最初の妻はメティス、2度目の妻はテミス
・結婚の女神
・出産の守護神
・ジューノー(juno)は「ジューン・ブライド(6月の花嫁)」の語源
・ヘラは最初から望んでゼウスの妻になったわけではなく、何度もゼウスのプロポーズを断ったが、何度も口説くゼウスに根負けして結婚を承諾したという
・夫のゼウスは多くの女神や人間の女性に関心を寄せる浮気者であったが、ヘラは嫉妬深かったけれど、浮気をしない貞淑な妻であった
・ヘラは夫なしに彼女ひとりだけで子供を生むことができたという
ヘパイストスをひとりで生んだという
◎ヘパイストス(ローマ神話ではウルカヌス 英語名ヴァルカン)
・火と鍛冶の神、工芸の神
・英雄たちの武器を作った
・オリュンポスの神々の宮殿を造った
・人間のように動き、考え、話をする黄金の乙女をつくった
・最初の女性パンドラをつくった
○ヘパイストスは醜い容貌を持ち、足が不自由であった
・一説には、ヘパイストスは生まれつき足に障害があり、母のヘラがこれをうとましく思い無慈悲にもオリュンポス山頂からオケアノスの海へ投げ込んだ
ヘパイストスは海の女神テティスとエウリュノメ(大洋神オケアノスとテティスの娘)に助けられ、9年間海底の洞窟で育てられ、その間に鍛冶の技工を覚え、テティスとエウリュノメのために、腕輪、耳環、鎖などを作ったという
・別の物語では、ゼウスとヘラがヘラクレスのことで争い、ヘパイストスは母ヘラに味方してゼウスにはむかったため、ゼウスは怒ってヘパイストスの足をつかんで宮殿から放り投げた
ヘパイストスは1日中落下しつづけ、レムノス島に落ちた
その島でシンティエス人に助けられたが、このときに、びっこになったという
○ヘパイストスがヘラを縛りつけた話
・ヘパイストスはひどい仕打ちをした母に復讐するために、仕掛けを施した黄金の椅子を作り、ヘラに贈った
ヘラがこの玉座にすわったところ、たちまち細い鎖でがんじがらめに縛られて身動きできなくなった
神々はヘラを助けようとしたが、誰も鎖を解くことができなかった
そこでディオニュソスがヘパイストスにぶどう酒を飲ませて、酔わせて天上に連れてきた
ヘパイストスはヘラを解放したが、一説には、ヘパイストスはヘラを解放する報酬として、アプロディテとの結婚を要求した
○ヘパイストスはアプロディテを妻としたが、幸福な結婚ではなかった
アプロディテはアレスと不倫する
◎アレス(ローマ神話ではマルス 英語名マーズ)
・軍神であるが、戦いでは負けてばかりである
・アレスは凶暴で、その戦いは残酷で正義もなく、神々にもあまり好かれない
・女性には人気があり、アプロディテと不倫した
・しかしながら、ローマ神話のマルスは一転して人気が高くなった
○マルスはローマの建国神話ではローマ建国の祖ロムルスとレムスの父とされる
★ローマの建国神話
・アイネイアース王家16代目のアルバ王ヌミトルは弟のアムリウスに王位をうばわれ、息子は殺され、娘レア・シルウィアはウェスタ(かまどの女神ヘスティア)女神の巫女にされた
レアが森の川辺で居眠りしているとき、軍神マルスが彼女を見そめて犯してしまう
やがてレアは双子を生んだが、双子はテヴェレ川に流されてしまう
しかし、双子を入れた籠がいちじくの近くに漂着したところへ牝狼が来て、2人に乳を与えた
その後、2人は羊飼いの夫婦に育てられて、ロムルスとレムスと名づけられた
成人した兄弟はアムリウスを倒し、ヌミトルを復位させた
2人は新しい都を建設しようとしたが、場所の選定をめぐって、ロムルスはパラティヌス丘を、レムスはアウェンティヌス丘を主張した
その決定を鳥占いの神意に仰いだところ、ロムルスが指名された
ロムルスの城壁建設を妨害した弟のレムスは殺された
ロムルスはパラティヌスの丘に新都を建設し、この地の初代の王となった
ロムルスにちなんで、新都はローマと名づけられたのである
・この伝説上の出来事は紀元前753年4月21日のこととされ、今でも祭りの日にあたる
紀元前753年はローマ建国年とされ、古代ローマの年代は「都市(ローマ市)建設以来…年」のように数えられた
★実際のローマの都市国家としての成立は、紀元前600年頃とされるが、確かなことはわからない
○3月はマルスの月とされ、March はそれに由来する