2023年4月26日(水)
昨年4月23日
知床半島(しれとこ)の西側ウトロ港を出港した
知床遊覧船「カズワン」が沈没するという痛ましい事故が起きました
一年を経過した今日現在
乗客乗員20人が死亡、6人が未だ行方不明
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りすると共に
一日も早く行方不明者が発見されることをお祈りいたします
ご遺族の方々には心よりお見舞い申し上げます
ブログに掲載することを1年間ためらいましたが
事故原因特定の何かの役に立ち
事故の再発防止になればと一念発起して発信することにしました
事故の6年前
2016年9月21日
知床を観光で訪れ
ウトロ港発の「有限会社知床遊覧船」に乗船しました
乗客が身に着けているライフジャケットに「KAZU」が確認できます
まさにこの船がカズワンだったのでした
望遠レンズで知床の野生動物の撮影が目的
小型の船なので、船長がかなり岸寄りまで寄ってくれて
お陰でヒグマが川を遡るサケを捕獲するシーンなど撮影出来ました
幸いにしてこの日は波も風も無く穏やかな海面
この時は、事故発生時の社長や船長とは異なっていましたが
今思うと外海を航行する船舶にしては
FRP製で湖など平水面用の船舶のような感じがしました
また、眺望の良い船舶の高い位置に乗客を乗せ
結果的に船舶の重心が高くなっていたようにも感じます
今回の事故は
経営していた会社・社長そして船長の責任はもちろんですが
船舶検査や観光船の許認可をしている国の責任も大きいと思います
沈没の原因とされるハッチや船舶の不沈構造チェック
通信手段やその管理体制チェック等
国が定期的に点検を行いこの事故が発生しているのです
国土交通省の幹部が何の責任も取らないのが不思議でなりません
知床遊覧船の桂田社長と豊田船長の責任追及以前に
責任追及する国家機関があると思うのは私だけでしょうか
安全軽視の民間企業を野放ししない為の国家機関は機能しているのだろうか
国土交通大臣はしばらく公明党から
自公連立政権が
今回の事故を封印していると言わざるを得ません
国立公園内の工作物規制による携帯電話圏外問題も
早急な見直しが必要
今やGPS機能搭載の船舶には不要の長物「灯台」に
携帯各社共用できるアンテナを設置したら
景観も損なわれずに安全性の向上になると思います