帰りの車内動画ニュースで、岩波ホールの休館と歌舞伎専門誌「演劇界」の休刊のニュースが流れていました。コロナ禍による観客減少や、歌舞伎休演で誌面構成が困難になったことが理由だそうです。
一昨年来、飲食業がダメージを受けているニュースはよく耳にします。実際、勤務先近辺では多くの個人経営の店が閉店したと聞いています。通勤途中のターミナル駅の駅ビルや地下街でも、知っている限り4店は閉まってしまいました。
利用客にとって残念なことはもちろんですが、経営者や働いていた方々もさぞや無念だったでしょう。
一方で、持続化給付金など政府の施策により、本来は退場すべき企業も存続しつづけて倒産予備軍が増えている、との記事も目にしました。衰退産業から成長産業への人の移動もされず、日本全体の生産性向上に寄与していないそうです。
不死の人間はいません。人間の細胞にも寿命があって、新たな細胞と入れ替わるそうです。胃や腸の表面にある細胞は、なんと1日で入れ替わるとか!
人が生きていくためには新陳代謝が必要なのと同様、社会が発展するためにも企業の入れ替わりが必要なのでしょう。
そのとき、いかにして新たな企業で早く活躍できるような人間になっているか。企業が変わってもすぐに使える知識や技量を身につけておくことが必要ですね。また、それができるような政策が求められていると思います。
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