「お買得」という魔物

私は花粉症ではないはずなのですが、最近、大きなくしゃみをすることがあります。鼻水は出ません。今日も午前中、会社で何度かしてしまったため、二重マスクにして予防感を醸し出しました。

午後になるとおさまったのですが、今度は喉がイガイガします。感染情報や健康観察情報に接することが多くなったので、気分的なことかもしれません。

ただ、風邪の前触れだったら嫌だったので、帰りに風邪薬を買うことにしました。

「喉の痛み」が最初に記載されている薬を探すと、３日分のものが税込み1100円で売られています。それに手を伸ばすと横には「お買得」として６日分のものが1518円となっている箱がありました。２倍飲めるのに値段は1.4倍弱です。

「コスパがいい！」と思い、６日分の方を買いました。

ただ、家に向かいながら考えました。「使用期限を確かめずに買ってしまった。それまでに６日分を飲むのだろうか」「めったに風邪なんかひかないのだから、捨てることにはならないだろうか」

スーパーで、例えば「１パック200円のものを３パック買ったら500円」などと売られていることがよくあります。一見、得した気分になりますが、消費期限が過ぎて１パックは捨ててしまった、ということもあるのではないでしょうか。この場合、２パック4買って400円を支払った方が安くすんだわけです。

心理学だったか、行動経済学だったか忘れましたが、このような人間の心理状態を解説した本を読んだのに、今日は役立てることができませんでした。やはり、体の調子がよくはないのでしょうか。

ということで、今日は（も）しっかりと体の中を消毒してから休みます。