車内で喫煙をしていた男性に対して高校生が注意をしたところ、その者から車内やホームで15分にもわたり殴る蹴るの暴行を受けて顔面を骨折した、というニュースがありました。駅員や友だち3名の制止を無視して続けたそうです。
「他の乗客は止めなかった」との報道も。それに対して、「周りは何をしていたんだ」「どうして止めに入らなかったんだ」とのコメントも掲載されていました。
車内の人数、駅に止まるまでの時間、その他の状況がわからないので、すぐに周囲を非難することはできません。
より強く思ったのは、自分がその場に居合わせていたら、はたして止めに入っただろうか、ということです。
小学生の頃は弱虫で、いじめられっ子でした。今まで、殴り合いのけんかなんてしたことはありません。体育の授業で柔道をかじりましたが、体はまったく覚えていません。
殴られるだけならまだよいかもしれません。ナイフで刺されたら、一命を落とす可能性もあります。最近は誰が持ち歩いているかわかりません。
そんななか、絶対に止めに入るとは言い切れない自分がいます。でも、無視したら絶対に後悔するだろうなとも思います。肉体の痛みと精神の痛みを天びんにかけているようなものです。
今は、けがをされた方の一刻も早い回復を祈るのみです・・・・・・、と結論づけるのは、やはり卑きょうなのでしょうか。