午後3時ごろ、ある部長からお母さまが突然亡くなったとの一報が入りました。そして、終業まぎわに葬儀の日程が本人からメールで連絡されました。
次長が新人の庶務担当に弔電の手配を教え始めました。また、会場に電話をして生花の段取りも始めてくれました。
「これで任せて帰れるな」と思ってリュックを背負い始めると、次長が「hkさん、弔電が間に合いません」と言ってきました。
通夜は明日(4/29)の17時九州のある都市で開催とのこと。普段はある宅配会社が提供するWEBの電報サービスを利用しており、九州だと1日では無理なようです。
「NTTが提供するものはどうか」ということで、ネットで検索していろいろと調べ始めましたが、東日本と西日本では違うとかいろいろと言ってきて、とにかく先に進みません。
「11〇の電報サービスってなかったっけ」と尋ねたら、二人ともポカーンとしています。ネットで115を確認したうえで、すぐに電話をしました。
すると、明日の午前中には届けられるとのこと。そのあとは、届け先・受取人・電報の内容・差出人などを聞かれた順番に答えていきました。
「社名は『川嶋工業株式会社』です。『川』は『サンボンガワ』、『嶋』は『ヤマ・トリのしま』、『工業』は『エ(え)業』です」といった具合です(社名は架空のものです)。
5分ほどのやり取りがあり、無事、弔電の手配もすみました。
25年ほど前、当時所属していたの勤務先の総務課では、弔電や生花の手配は電話やFAXだけでした。WEBなんて便利なツールはありません。話し言葉で正確な情報を伝え、ときには電文そのものも何も見ないでお願いする必要がありました。
そんなアナログ的経験が、今日は役だったようです。ただ、弔事に慣れている、というのは喜ばしいことではないかもしれませんね。
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