中食を買いに行く途中、リムジン型の霊きゅう車が信号待ちをしていました。そういえば、装飾のあるもの(「宮型」というそうです)は長いこと見ていません。
調べてみますと、火葬場の存在が近隣住民から嫌がられるため、目立ちすぎる宮型の乗り入れを拒否している火葬場が多くなったことや、増加傾向にある家族葬で宮型が避けられるケースが多いことなどが、理由としてあげられていました。
ほかにも最近見かけなくなったものは何だろうと考えてみましたが、なかなか思い浮かびません。
そこでネットでググってみますと、トップ記事は2018年5月14日付gooランキングの「あれ?最近街で見ないな~と思うランキング」。
1位 公衆電話
2位 テレホンカードの自動販売機
3位 デパート屋上の遊園地
調査方法は、gooランキング編集部が「リサーチプラス」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。有効回答者数は500名(30~50代の男女)。時期は2018年4月25日とのことです。
今から3年半前の調査ですので、それほど前ではありません。だからこそ、この結果に違和感を覚えたのです。携帯電話はもっと前から普及しているのだから、公衆電話はもっと前から減っていたのではないか、と。
そこで今度は「公衆電話数推移」でググってみたら、2020年8月に総務省が発表した情報通信白書に触れた記事にヒット。2018年3月末の公衆電話設置数は全国で157875台。2000年は735812、2010年は283161、2015年は183655台です。
18年前と比較したら21.5%ですが、3年前なら86.0%です。「いつ」と比べるかによって、感じ方が違ってくるのでしょう。また、同じ数字でも人によってとらえ方が違うこともあるのでしょう。
人の感覚は、なかなか難しいものです。
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