軽井沢one beauty 片山農園の日々雑感

軽井沢で農業をしながら、ちょっとしたことをブログに書いてます

ケヤキ

2013-03-09 20:14:06 | 日記
毎年この時期になると「花粉症には辛い時期になりました」などとテレビで言っているのを良く聞く。
僕は花粉症ではないが鼻炎である。
鼻水が出ることに花粉症も鼻炎も大して変わりはないが、鼻炎は季節に関係なく鼻はグズグズだ。
特に季節の変わり目の3月4月は鼻づまりにもなる。
温度差の変化に鼻がついていけないのである。
群馬にいた昨日の気温と、軽井沢の今日の朝の気温の高低差に鼻ツーンとなるわ!
その鼻ツーンも気温の上昇と共に解消された。

それほど今日は暖かく、その暖かさにまたオヤジが木を伐ると言い出した。
伐りたい木は、大人二人が手を回しやっと手が届くかな?ってぐらいの巨木のケヤキだ。
こんな巨木伐るなんて罰当たりだ!!
この木を伐らない事で去年の暮れに納得させたが、枝を伐ると言い出したのだ。
このケヤキは地上6メートルぐらいのところから二股に幹が分かれ、その二股から2メートルぐらいのところからまた何本も枝が分かれている。
つまり、8メートルぐらいのところに上らなければならない。
家中の者が反対する中、オトンが足場を作るために木にハシゴをかけ作業をしだした。
そのハシゴだって自分では持てないから、仕方なしに僕が移動する。
僕は反対なので手伝わず、木下の石に腰を下ろしている。
「親がこんなにやっているのに、ボケッとしていやがって」と木の上から捨て台詞を言っている。
これ、これである。
まさに僕がゴルフに行かないやらない理由がここにある。
ゴルフに行けば絶対「親がこんなにやっているのに」となるに決まっている。
だからゴルフなどはやらない。
それに僕が石の上に腰を下ろしているのは、別に手伝うためにこうしている訳ではない。
落ちた時のことを考え、死に目に会えるようにしているだけである。
結局木の上に足場を作っただけで、一日の仕事を終えた。
その後、また家中の者から「やめろ!!」と吊るし上げられたのだが、果たして止めるのか?
まったく今のままで十分な状態な木を、生死をかけてやる仕事ではない。
伐りたくて伐りたくてしょうがないのだろう。
伐ってスッキリしたいらしい。
もやは性欲だ!!