落葉松

僕だけが感じていることだろうが、今朝の声はしゃがれハスキーではないか？
家の農業はどちらかと言うと孤独である。
作業が始まれば、あまり話さない。
だから、絶対声帯は衰えている。
昨日のような懇親会や酒の席は次第に騒がしくなり、大きな声で話さないと話が通らなるので、つい大声になってしまう。
しゃべりすぎの感も否めないが、もうオシャベリアンハスキーです。

タイトルを見て、ケヤキの次は落葉松って感じか？

昨日の雨はいつの間にか雪へと変わり、薄っすらと積もっている。
こんな寒い日に、懲りずにチェーンソーオヤジは落葉松を伐採すると意気込んでいる。
当然家族全員反対だ。
当人は若かりし頃、材木関係の仕事をしていたので伐採はお手の物と思っている。
しかし、それは若い頃の話であって、ヨボヨボのオジーとなった今では伐るポイントが若干ずれているのだ！
プロ野球選手だって、いくら野球経験者とは言えども引退をして数年もすればポイントがずれてくる。
その際たるのが、プロ野球マスターズリーグ。老いぼれ感ハンパ無いわ。
「喝！」「喝！」と言っている張本だって、「今だ！！」と思ってバット振ったって空振りだろう。
「ここだ！」と思ってチェーンソーを入れる。そのポイントのズレが自分が倒そうと思っている所に倒れないのだ。

それがまたもこのざまだ！！
他の木の枝にはまり倒れやしない。
このままでは木よりこっちが倒れそうだ。
倒す木とこっちへ倒そうとする方向に、チェーンブロックで引っ張る。

このチェーンブロックが壊れ、手を離すとチェーンが戻ってしまう。
つまり、チェーンを引き出したらもう手は離せない。
ブルーザ・ブロディーのようだ。
チェーンを引き続けると言う事は、ポイントさえずれなければ、木はチェーンブロックを引いている僕の所目掛けて倒れてくる。
死あるのみ！！
こうしてブログを書いていると言う事は、ポイントがずれたおかげだ。
でも、落葉松が倒れていないってことは明日もこんな仕事だろう。