ご訪問ありがとうございます。
CTの結果がでた、あの日。
入院していたネコさんを迎えに行った、あの日。
私は手術って事ならついでに背中のイボも取ってもらおうと思って
前の病院で、大学に送って検査してもらった細胞診の結果を持って行った。(良性の脂性の物だった)
ただの鼻腔炎だったら今まで処方されてた点鼻薬を見せて相談しようと思って、それも持って行った。
なぜだろうね?
あんなに不安だったのに、あの日の私はそんな事してたんだよ。
入院させる時の先生の様子が落ち着いていたからかな。
ゴハンを食べないことも、弱ってしまった事も
転院するために待っていた10日の間、インターフェロンを打ってないからだと思っていたからかな。
ネットで『猫、鼻づまり』って調べてもそんなに深刻な事がでてこなかったからかな。
『リンパ腫』だったなんてね。余命の話になるなんてね。
駐車場で泣きながらあっちこっちに電話している私を、助手席に置いたキャリーの中からネコさんが見ていた。
何か言いたそうに見ていた。
こんな顔じゃなくてね、もっと・・・なんかこう・・・
抗議するような?早く帰ろうっていうような?不思議な物を見るような?
何とも言えない顔をして見上げていた。
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