2021年2月も半ばへ進むこの頃。
私の故郷、大熊にある廃墟な家は、まだ残っているんです。
帰還困難地域、白地区と呼ばれる一帯は、不透明です。
この前、数年ぶりに行き眺めたところ、
あれは、荒れ果てた森の中に隠されたかのように、
畑だったところも、笹藪だらけの背丈以上高く生い茂っていました。
竹も杉も太さは腕の太さくらいに伸びてました。
人が住まなくなると、しかも、10年という月日…。
除染も何の対策もできない白地区。
家は、獣も泥棒さんも入ってたようで、中まで見るのは諦めました。
ガラスもあちこち割れていましたし…。
10年なので、この先どうなるのかは、まだまだわかりません。
潰すにも潰せない、帰還困難区域なので、何もできないのが現状です。
書き留めておかなくてはいけない事実です。