北海道言友会 公式ブログ

吃音者(どもる人)でつくるセルフ・ヘルプ・グループ 北海道言友会

7人のお客様がいらして下さいました。 3月7日のマンデーナイト吃音カフェ報告

2016-03-11 18:28:16 | 活動報告
 1年が速いと感じるかどうかで、年代が解るという話を聞いたことがあります。ですが、5年という年月はどうでしょうか。今日は東北大震災から5年目の日でした。被災された皆様、改めてお見舞い申し上げます。また、行方不明の皆様が1日も早く発見されますように心からお祈り申し上げます。

 さて、先々週は広島から帰って来られるかどうかという瀬戸際の話でした。皆様のお祈りのお陰で無事に戻ってくることが出来ました。そして先週は7人のお客様がいらして下さり、満員御礼の札を出そうかと思うほどでした。ご来場下さった皆様、ありがとうございます。この日の話題は、吃音があると分かった時に親はいつ専門家に相談したら良いかということでした。すごく省略した言い方ですみません。お子さんが成長する段階で話し方が変わっていると気付いた時にどなたに相談するでしょうか。実は2歳代から吃音は発症する場合があるのですが、ほとんどが様子を見ましょうではないでしょうか。3歳でもそういう例があります。何歳になったら専門機関に相談したらいいでしょうか?
 ストレートにお願いいたします。吃音のような話し方をしたらすぐに言語子聴覚士のいるところや幼児の相談機関、ことばの教室等に相談して頂きたいのです。保健師さんは迷わずにつなげて欲しいのです。吃音のような話し方は多くの子ども達が経験することですがそれが定着するかどうかは分からないというのが正直なところではないでしょうか。ですが、症状を示して3カ月も4カ月も続いているという場合は迷わずにことばの教室や言語聴覚士さんにつなげていただきたいのです。
 3月7日の話題は、ちょうどそういう例でした。今に治るだろう。大丈夫だろうと相談を見合わせていて中学校を卒業してしまった。その後就職してからかなり苦労されているということが話されました。放っておいても軽くなる方、吃音が消えてしまう方はたくさんいらっしゃいます。ところがそうでは無い方もまた一定程度いらっしゃるのです。その場合吃音の重さには関係なく、人前で話すことに強い抵抗を持つ方々がいます。自分と同じような話し方をする人達と出会っていない。とっても孤独で悩んでいるのです。「親も自分の悩みを理解できない」と言う方もいらっしゃいます。こういうケースでは吃音についてちゃんと話してこなかったので親子でもその悩みを共有できないでいる場合があります。
 もし、ご家族、ご親戚、ご友人に吃音のあるお子さん、若者がいらっしゃっいましたら専門機関の門を叩いてください。その際に「言語聴覚士はいますか?」と聞いてください。幼児の方でしたら「吃音のある子どもをみてもらえますか?」と聞いてください。中学生高校生以上の若者、成人された方々でしたら言友会にご連絡をください。ご一緒に良い方法を探しましょう。

 次回は3月14日(月)の午後7時から9時に、札幌エルプラザ2階、札幌市民活動サポートセンター打合せコーナーで開店いたします。お待ちしております。デカフェも用意してあります。
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