ある動画を見て中間子の悲哀を感じた。
姉(小1)妹(年少)弟(乳幼児)の三人姉弟が母と一緒に作業をする動画だ。
途中、中間子の妹が姉に絡んで叱られ自室で反省タイム、父親がフォローに向かって作業復帰、完成という流れだった。
中間子が作業復帰時、母親からの「反省した?」との声掛けに少しモヤモヤ…
中間子であった私から見ると中間子がさりげなく無下にされているなと感じるのだ。
途中で幼児に中間子の帽子がかぶせられた「私の」と声が出る中間子、ママと何度も声掛けしてるのに対応がなかった中間子、一番ダメダメなことをしてるのに最高の笑顔で微笑み合う母と弟をみている中間子。母に誰かこれ飲んで~と言われて私が飲むと手を挙げる中間子、忖度なく水がいいという姉。母の隣の定位置をおやつタイムに姉に奪われる中間子、私の席よと訴える中間子に今日は私の番という姉、ルールを守らないと遊び歌を歌われる中間子。
動画を通して母目線で見るとまた違う感慨も涌く。上手く楽しく作業をする姉、失敗したり暴走したりする妹、やんちゃをしても咎められない幼児の弟。中間子は問題ばかり起こす、姉に絡んでばかりで引っ込まないという風に見えるのだ。姉は妹にも弟にも気遣いがあるように見えるし、幼児の弟は笑顔笑顔で母としては何をしても癒しであろう。
母親はナチュラルにそうとしか思えないのだろう。姉目線で見たらまた違う感慨なのだろうけれど。最大限、母として3人を分け隔てなく対応しているように見えても、子供それぞれへの評価には個性や相性が加味されているように見えた。それを肌身で感じる中間子は努力しても姉にも弟にも敵わないが、なんとか食らいつこう母に評価してもらおうとしているように見えた。母をより笑顔にできるものが最高位なので何とか評価してほしいけど、中間子は個性が勝ってしまっているように見えた。
中間子が姉に盾突かず大人しければ母としては手間が省けるのだろうな、評価を受けたい中間子には難しい課題かもしれない、ましてや衝動性が勝る年代で多動的なら難しいかもしれないな。
ささやかな中間子の不都合に目を向けて欲しかったのは、多分私の願望なのだろう。
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