「悪い相手を悪いと思ってはいけないのなら、何をされてもどんな感情が生まれても、相手を悪いと思わなければいい、そもそも自分が悪いからと思っていれば楽だから。」
暴力を振るう父を悪いと言ってはならなかった、言うと暴力を振るわれ何時間も責められた、いつしか父を悪いと思わなくなった、思わなければ言いたい気持ちは無いも同然だった、自分の本当の感情を感じなくなったのは何時からだったのか。
「よくこれまで持ち堪えてきましたね」5年前に民間のカウンセラーにかけられた言葉だ、その時は感慨深かったが、そこから更に自分を見つめ直し学び続け認識を新たにする、その時はここまで自分に影響を与えていたことが判らなかった。
しかし今でも、人間関係に悩んだ時は「自分が悪いから」と引き受ける癖は相変わらずで自動的に発動する。思考が停止してグルグル思考に陥り、憂鬱と不安に苛まれ自己肯定感が下がり、承認欲求が高まり他者に依存し受け入れられないと、益々不安になり疲れ切ってしまう負のループだ。こうなってしまうと自分も世の中も混沌として人が怖くなる。
私にとって優しくない人との関りは辛い環境で、それは相手に合理的配慮を求めるという事かとか、優しくないから辛いとか考えるのは如何なものかとか悩ましい。どう適応していくかが課題、バランスが大事なのかもと今は考えている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます