ブギーナイツの館 - 青春の蹉跌から超暇人への道までを記すブログ

のんきな人です。とにかくどうでも良いブログ。

今日の1冊 el zine vol.12

2012-09-13 01:35:44 | 今日の1冊
最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。


読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。

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el zine vol.12 感想


el zine vol.12

音楽ミニコミ誌。ディスクユニオンやインディーズ店にて売ってます。
パンク寄り。
専門誌「doll」が廃刊後、山路編集長が作っているel zine 。
ぶっちゃけ、、こんな事言うと悪いがel zine のほうが数億倍面白い雑誌になっています。
11号まではコンスタントに出てたんですが12号は超久々。

今回の号の目玉は私が思うに「レコード屋さんインタビュー」につきると思います。
ネット社会になってレコード屋がどうなって行ったのか?聞き手はどう変ったのか等かなり興味深い話が載っています。
現役のレコード屋さん3店、下り坂な商売とわかりつつもお店をやってるという理由も興味深いです。
まあ、私の行きつけのレコード屋さんもその中に入ってるんだけども、一昔前に比べたらもう客なんかいないから気の毒に見える。
だが、世の中通販というものがあり、お店というのはもはや「梱包倉庫」みたいな感じにみえる。
だが、お店というのは別に話なんぞしなくても色んな物が目に入る。
情報量はネットのほうがはるかに多く比べ物にならないがネットの情報は素通りする事ばかり。
お店、というものは素通りが客の姿勢によっては基本的に無い。

面白いものはネットにも売ってるんだがお店がプッシュしてるものはよくわからんし、お店の人いわく「ネットのカート情報がたえず更新されるのでネットで売りたいバンドは中々プッシュできる時間がない」と嘆いているのを私も聞いた事がある。

12号はそんな「レコード屋」さんたちのインタビューが面白く、音楽好きなら楽しく読めると思います。他はマニア向けのレビュー満載、そしてマニア向けなバンドもいっぱい載ってんだけど、この「レコード屋さん3件インタビュー」てのだけでも600円出す価値があると思います。

私も意識しているんですが、例えばこの雑誌は「音楽マニア(うるさい・暗い・反体制バンド)の雑誌」ですが、実はこういう「レコード屋さんインタビュー」とか本編に関係ないと言いますか、遊びの記事等で本当に面白いモノというのが増えるような気がします。

ミニコミだけあって部数も少ないだろうし商売にならないだろうけどこれからも作って欲しいです。



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マニア向けに書いておきます。
ナパームデスの歴史のページがあり、物凄く面白いです。
ナパームデスの精神は音楽というよりも哲学として今でも好きです。
優しいバンドです。うるさいけどね(笑)

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