ブギーナイツの館 - 青春の蹉跌から超暇人への道までを記すブログ

のんきな人です。とにかくどうでも良いブログ。

今日の1冊 孤独のグルメ 久住 昌之 (著), 谷口 ジロー (著)

2013-03-19 01:56:47 | 今日の1冊
本願寺月光蟲です。

食事はどんな人でも食べるわけですが、実際毎日の行為なわけだし適当に食べるよりは楽しく食べたいし、まずいものより美味しいものを食べたい。
だが以外にも、毎日の事であるがゆえそういう事はあんまり考えないものだ。
「なんにしようかな~?」位で。せいぜい同じものを1日に2回食べないとかそんな程度とあとは「最近野菜食べてないな」とか足りない部分を補うような。
しかし久々に友人と会うとか、デートとかになると「美味しいものを食べよう~」になるわけでしょ?
一人でもなんか妙に「今日は食べるぞ~」とか気合が入る不思議な日もあったり。
て、事はさっき言ったように、日ごろは「毎日の事だし日常すぎてあんま考えてない」わけだ。
料理関係の人だって作る事に関しては得意で毎日作る人も多いが自分が食べる側にまわると案外ナンも考えてない気がする。

深く考えてるのは「子供のための食事を作る母」とか「給食センターの偉い人」だけなのかもしれない。

そんな毎日の事だからこそ地味。

特に独身の場合地味この上ない。

その「地味な食事」を淡々と描くのがこの漫画。
ほんと地味。



地味すぎてドラマにもなった(笑)
これ連載はスパでやってたとき毎週スパ読んでたんだけど、実は人気なかったんだよ。
だけど単行本は細々と売れてたみたいでいきなりドラマになっててびっくり。

漫画もドラマも主人公が「これは美味しい」「この妙なメニューはなんだ?」とか「これで480円だなんて・・うん」「ああ、、これだようん。うん」とか心の中で言ってるだけの漫画と言いますか。

でも単行本はほんと地味に売れたのと地味すぎて説教くさくならなかったのが良かったのだと思われる。
大食いや薀蓄なんてものはない。
ひたすら「美味しい」「今日は何食べようか」と悩んで適当なお店に入って食べるだけ。

実在する店がドラマでは出てくる。
しかもドラマのエンディング後は作者がそこの店を解説するという。

いきなりこんな漫画を紹介したかったのはドラマのDVDを観たからなんだけど。
その中のお話に、実は私が昔常連だったお店の回がありまして。
店名は避けますが、実在する店をドラマで描くというのは観ていて不思議な気分になった(←でもこれは個人的な感傷)

ようは「なんであそこの店やねん・・・」という地味な店で美味しいとこがドラマになっている。
隠れた名店なんて大それてるわけでなく、ふらっと立ち寄った店が美味しいみたいなドラマに。

昔よく食べてたものを主人公が食べていたので感慨深くみてしまったが、「でもなんであんな地味な店を・・・」てな感じで不思議な気分がしばらく抜けません。

どのお店も地味。
食べ方も地味。
感想も地味。
盛り上がりも無くただ食べてるだけで地味。

だがなんか面白い。

漫画もドラマもお勧めっす!

孤独のグルメ Blu-ray BOX



メーカーインフォ

[内容解説]
個人で輸入雑貨商を営む男・“井之頭 五郎"は、商用で日々色々な街を訪れる。そして一人、ふと立ち寄った店で食事をする。
そこで、まさに言葉で表現のできないようなグルメたちに出会うのだった-----------

だだの料理のうんちくを述べるのではなく、ひたすらに主人公の食事のシーンと心理描写をつづり、ドキュメンタリーのように淡々とストーリーが流れていく。
五郎が立ち寄る美味しい"お店"は原作に登場するお店ではなく、実在する"味な店"を、毎回番組スタッフが自らの足で探している。
また、原作者・久住昌之氏はシナリオに協力するほか、この番組の音楽も自ら手掛けるなど、製作に意欲的に参加。
また、ドラマの舞台になった街やお店を訪れながらトークをする、ドラマ本編後の番組コーナーも担当する。
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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。

読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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