あともう少しだけ

日々の出来事綴ります。やらずに後悔よりやって後悔。

お金より価値あるもの

2014-12-10 23:02:45 | コラム
肌が傷つくと、傷跡が完全に治らずシミになるようになった。年か。年はとりたくないものだ、と言う程には若くない訳ではない。しかし、間違いなく年寄りだと言われるその頃をシミだらけの体で迎えるのも癪なので、肌の管理には気をつけたい。取りあえずシミ予防のクリームでも買ってこようか。
「若さ」で思い出したが、いつだったか元タレントの島田紳助さんが若い世代に向けて「僕が20歳に戻れるんだったら1億円でも払う。君たちは1億円以上の資産をすでに持っているんだ」という趣旨の話をしていた。一見いい話の様だが、私はずっとこの表現に違和感を持っていた。いや、違和感を持っていたからこそずっと覚えていたと言うのが正しい。
「若さ」という資産は年月が経つにつれて減っていく時間制限付きの資産である。その制限がある中で、若さをどれだけ別の財産に還元できるかが肝心だ。この場合の財産とは物質的なものだけを指さない。1億円以上のお金を儲ける為の手段そのものや、それともお金に換えられない大事なものも含まれるだろう。
ここまで書いて先の台詞の違和感に気付く。金の価値と若さが同次元で語られているという点が変なのだ。議論が分かれる所だろうが、私の感覚において「若さは金に換算できない程価値あるもの」であり、「お金も、それより大事なものも創り出せることができる」のだ。この表現なら腑に落ちる。
この世にあるものの価値を全てお金で換算はできない。お金は人の社会が決めた取り決めでしかなく、社会の都合で作り出したものがこの世の最上の価値であるはずはない。最上の価値とは一つの真理であり、真理である以上普遍性を持つからだ。しかしこの考えはお金の価値を貶めるものではない。お金はお金よりも大切なものを手に入れる為、もしくはそれを守る為にある有りがたいものなのだから。
ちなみに私は「己の精神は金で換算できない位の価値があるもの」と固く盲信しており、この価値観ゆえに他人より少しだけ幸せを感じやすい、俗にいう「お幸せな人」を自負している。これの良し悪しは知ったこっちゃない。

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