あともう少しだけ

日々の出来事綴ります。やらずに後悔よりやって後悔。

母校のバカ!

2014-07-08 21:05:24 | コラム
高校を卒業して結構な時が過ぎているので話題にするのも何だが、私は地理と世界史の分野が苦手だ。苦手というか、この2科目は高校で習っていないので中学校の知識で止まっているのだ。高校では日本史、世界史、地理の中で最低2つは必修にしなければならなかったのに、我が母校では学校の方針とやらで日本史しか学ぶことができなかった。こんちくしょう。後にこれが世間的に問題になったらしく、現在ではしっかりと2科目教えているらしい。
大人になってからわかった。世界史と地理、どっちも然るべきタイミングで勉強しておく必要がある。この分野の知識が無いと、別の分野を自学する時に何と言うか、考えつく幅とか深さに限界ができる。海外の本を読もうと思っても、その背景がわからずもやもやする。以前に書いた「興味の木」で例えると、枝が伸びていっても世界史、地理の分野の知識が不足しているため深く入り込めない扉が出てくる。正直この2科目を教えてくれなかった我が母校に怒りさえ感じる今日この頃だ。しかし今さら憤慨しても仕方ないし誰も責任を取ってくれないので、泣く泣く独学を始めた。これが2年前の事。どう勉強すればいいか悩みつつ、奇をてらっても意味はないと考えて、当時買ったのは高校で使う世界史の教科書と世界地図。以来海外を舞台にしたエッセイとかノンフィクションを読む時はこれを脇に置いている。辞書代わりに地名を引くと、イメージが鮮明に広がって実際にそこへ行った気分になる。なんてちょろい私。
とは言うものの、私は海外旅行をした事が無い。それどころか飛行機に乗った事すら無い。嫌いと言う訳でなくただ乗る機会が無かった、ただそれだけなのだ。その反動か、最近になって無性に旅行へ行きたくなってきた。仙台とか東京とかでなく、もっと遠い所。「ここではないどこかへ行きたい」症候群だ。KDI症候群と名づけよう。現実逃避の旅へレッツゴーしたい。どうせ行くなら海外。九州でもいい。もしくは四国でお遍路参りしたい。金があればできるのだ。金が無いからできないのだ。ああ単純。それができないからせめてこうしてブログを書いている。旅行へ行きたい欲求とブログを書く欲求の間には全く関連がない様に見えるけど、こうして文書を書いている時に感じる自由は、好きな所に行ける自由に劣らない。まあ、後者は実際に味わった事が無いのであまり確信を持っては言えないのだが。好きに本を読み漁ってその影響を受けたまま、思いのままにキーを打ってそれが文章らしき形をとれば、それで充足感がある。文章が綺麗な形になれば尚良しなのだけど、なかなかそうはいかない。これはひたすら修練を積み重ねていくだけだ。知識も足りない、技も足りない。足りない物だらけ。うん、寄り道してる場合は無い。さっさとやりたい事が出来る様にならなければ。今まで考えるだけ考えて来たけれど、見つかるのは「足りない」という事実ばかり。そんなものなのかもしれない。そもそも、自分の中にあるものだけで満足する日は来るのだろうか。まず来ないだろう。自分はそういう人間としてもう固定されている。しかしそういう自分が案外好きだったりするのだ。この心性はいつ頃から決まったのか。多分物心ついた頃から。三つ子の魂百までとはよく言ったものだとつくづく思う。いくら扱い辛い心性だろうと、どうせ変わることができないのだからこれで遊びつくすしかないだろう。そう考えるに至って、私は生きるのが楽になった。それはいつの事だったか。もう忘れた。
話が逸れた。こう言った面倒くさい事を考えるのが趣味なので、よって私は本を色々もっともっと読まなければいけないのだ。考える力をもっと蓄えなければいかんのだ。しかし内容を読み込む為に必要な前知識として地理と世界史の知識が必要なわけで。よって話は最初に戻る。現在、高校時代の遅れを取り戻すべく再度勉強中だ。「若い頃もっと勉強すればよかった!」とは口が裂けても言わない。実際他の勉強はしてたし。問題は勉強の内容だったのだ。だから声を大にして言いたい。母校のバカ!

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