池上彰氏の新番組が始まっていた。オープニングと最後の石破氏との対談しか見なかったので内容について言える事は特にないけど、印象に残った所があった。石破氏が、池上氏なら百も承知であろう事を噛み砕いて懇切丁寧に説明していた事だ。そして池上氏も自身が知っているであろう事をわざわざ質問していた。なぜか。視聴者のためだろう。
二人だけの対談なら自分達だけが通じる用語を使えば話が早いし議論も深まる。けれどこれは番組で、用語、背景、目的等を視聴者がわかる様にいちいち時間を割いて説明し、議論を番組が成り立つように進行しなければいけない。それは当然二人も意識している事だろう。その意味ではこの対談はどうしてもプロレス的に成らざるを得ない。プロレスと違うのは、勝ち負けがはっきりしない事だ。
そもそも政治論争番組で画期的な答えが出てきたためしはなく、この対談も例に漏れず答えを示さずに終わった。答えをはっきり出せよ!なんて突っ込みたかったいけれど、考えてみればそれでいいのだろう。公共の電波でナイーブな問題について明確な答えを出す訳にはいかないよね。影響力の強い池上氏ならなおさらの事。ニュース番組は偏りのない情報をわかりやすくテーブルの上に並べてくれればいい。司会者の腕の見せどころだ。余計なコメンテーターは極力排除し、池上氏がじっくり対談して情報を切り出していくこのスタイルは非常に面白い。提供された情報を基に、後は視聴者が自分で考えるべき。来週はちゃんと視てみよう。
二人だけの対談なら自分達だけが通じる用語を使えば話が早いし議論も深まる。けれどこれは番組で、用語、背景、目的等を視聴者がわかる様にいちいち時間を割いて説明し、議論を番組が成り立つように進行しなければいけない。それは当然二人も意識している事だろう。その意味ではこの対談はどうしてもプロレス的に成らざるを得ない。プロレスと違うのは、勝ち負けがはっきりしない事だ。
そもそも政治論争番組で画期的な答えが出てきたためしはなく、この対談も例に漏れず答えを示さずに終わった。答えをはっきり出せよ!なんて突っ込みたかったいけれど、考えてみればそれでいいのだろう。公共の電波でナイーブな問題について明確な答えを出す訳にはいかないよね。影響力の強い池上氏ならなおさらの事。ニュース番組は偏りのない情報をわかりやすくテーブルの上に並べてくれればいい。司会者の腕の見せどころだ。余計なコメンテーターは極力排除し、池上氏がじっくり対談して情報を切り出していくこのスタイルは非常に面白い。提供された情報を基に、後は視聴者が自分で考えるべき。来週はちゃんと視てみよう。
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