寒さの和らぎ

冬は太る。ネズミとかスズメとか見てよくわかる。脂肪細胞が活性化する。いや、活性化したら細胞が減るはずだからこの表現はおかしい。「寒いから太れ」と体が命令している。寒くても死なないからやめてくれ。そこそこ運動しているはずなのに、少しずつ少しずつ体重が増えていく恐怖。摂取したエネルギーを余すことなく蓄えようとする人体の不思議には敬服するばかりだ、とか言ってられない。とにかくこの時期は体重の現状維持が精いっぱいだ。運動して体重が減らないならもっと運動時間を増やせばいいじゃん、とは当然の指摘だけど、今の体重でこれ以上運動する、つまりは走ることになったらやせるより先に膝を壊す未来が待っている。健康のために運動できない体になっては本末転倒だ。前にも書いたが、健康的にやせるがモットーなのだ。もし本当に体重が減らない原因が寒さにあるとしたら、どういうメカニズムが発生しているのだろうか。「寒い！生命の危機だ！エネルギーの燃焼を抑えろ！」って指示が脳内にでも流れているのか。余計なお世話だな。

その寒さもだいぶ和らいできた感もある。大雪が降るのもそうはなくなるだろう。なんだかんだで春は好きだ。春の花と言えば桜だけど、私はあまり桜が好きじゃない。咲いたらすぐに散ってしまって、春の終わりを連想してしまう。春の訪れを示す福寿草の方が好きだ。やわらかい黄色が暖かな季節にピッタリ。そう言えばあの花を写真に撮ったことがないな。今度の春は福寿草が咲きわたってるところを撮りに行こう。