夏くらいから読み進めていましたが、思うように時間が取れず読み終えるのに時間がかかりました。
あらすじ(抜粋)
高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に10年ぶりに現れたのは学生時代のライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの2人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。
序章から本編にかけて、なかなかあらすじ通りの展開にならないなと読み進めていて思っていた。ようやく中盤になってから登場人物の特徴がつかめて、よくあるライバルとの対立を表す物語かなと推測していたが、最後の結末は想像をはるかに超えた内容となった。
序章と終章がこんな形で繋がっているなんて、さすがに想像できなかった。何度も出てくる「糸」のフレーズが、こんな形で紐づくなんてね。
電脳式心動操作・・・と、まさに東野さんでしか扱えない題材で、こんな膨らませたストーリーを作れるのが最高に面白い。
詳しい内容は原作で確かめてほしいですが、読んで絶対後悔させません。ほかの作者の作品も読み進めたいですが、やはり東野さんの作品はどれも外さないので安心感があります。
じゃこの辺で
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