亀と鴎の挑戦

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明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023 横浜F・マリノス-マンチェスター・シティ

2023-07-26 21:43:33 | サッカーその他

運よくチケットが確保できましたので行ってきました。昨年のJリーグ王者の横浜FMと、プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグを制覇し「トレブル」を達成したマンチェスター・シティとの一戦は絶対に面白くなることが約束されたような、夢のような1戦になると試合前から思っていました。レベルは間違いなくシティのほうが上ですが、マリノスは自分のスタイルを貫きながらどこまでやれるか楽しみにしていました。

試合以外のイベント等については別途レポートにまとめます。まずは最後まで楽しめた試合について振り返ります。

 

 

遠くから見てもハーランド(右端)の存在は圧倒的でした。こういうのがスターと言うんでしょうね。

 

選手紹介はハーランドやデ・ブライネらに歓声が多く飛ぶのは当然のことでしたが、マリノスでは宮市のほうが一番リアクションが大きいように感じました。プレミアリーグしか見てない人が多くいたと思います。

 

 

 

日本開催で、マリノス側のチャントしか聞こえないけどなぜかアウェイ感が拭えないままキックオフ。マリノス側はほぼベストといえる布陣だが、シティ側はハーランド、デ・ブライネ、エデルソン、ロドリと聞いたことのある選手が揃いも揃ってベンチスタート。なのでマリノスを応援することに専念することにしました。

 

 

中でも松原とグリーリッシュの対面は特に注目して見ていました。何度かグリーリッシュが仕掛ける場面も見られたが、松原はほぼ突破を許してなかった。宇佐出身の松原がこうして超ビッグクラブと対戦できるなんて、トリニータ時代には考えられなかったことだ。

 

 

何となくどころではないくらいに似てるペップとマスカット。奥にいるのがペップで、手前にいるのがマスカット。

 

前半27分にアンデルソンロペスのゴールが決まってマリノスが先制。試合の流れからして、マリノスが先制できたこと自体に驚きは無かった。シティ相手に自分たちのサッカーに果敢にチャレンジしていたし、シティの選手にエンジンが入る前に決めきったともいえる。

 

 

そして永戸のクロスから松原がシュートを放ち追加点を奪う。マリノスらしいというより、ここまでうまくいったシーンはJリーグの中でもないんじゃないかな。

 

ペップの前でゴールを決めきった松原。これでシティ入りは近づいたはずだ。

 

 

ここからシティが反撃。ペナルティエリアまで攻め込まれたところを最後にストーンズが決めて1点を返す。ちょうどゴールが決まった後に花火が上がって、なんだよマリノスが決まった時に上げろよと思っていましたが、後々調べたところこの花火は神宮で行われていたヤクルト-阪神の5回裏終了時の花火だったらしいです。なんとも絶妙なタイミング。。

 

そして一森のビルドアップが引っ掛かったところをアルバレスに決められて同点にされる。2-2で前半を折り返すことになったが、マリノスからすれば善戦したといえる。

 

後半からはキーパー以外をごろっと入替え、遂にハーランドが登場。ロドリやフォーデンも登場し、チャンピオンチームの本気が見られそうということで楽しみにしていた。

 

 

エドゥアルドと比較しても、ハーランドの大きさが際立つ。

 

どんなにハーランドが圧倒的でも、それでも一森のチャレンジは続ける。素晴らしい。

 

 

前半から思っていたけど、エウベルがとにかく素晴らしかった。ボールを持てばJリーグの時と同じく圧倒的な推進力を見せてくれるし、シティの守備陣に通用できていた。松原や井上に対して冗談でシティ入りあるぞと言いはするが、エウベルに関しては決して冗談ではなく本気で引き抜かれてもおかしくないと感じた。

 

 

そしてこれがハーランドの得点シーン。エドゥアルドもカバーに入っていたし、一森もポジションがとれていた。それでもファーに決めきる体の使い方とパワーはまさに怪物。お見事であった。

 

 

そしてもう一つのお楽しみが登場。井上健太がワントップで出場。ちょうどスタジアムに入る前にマッチデープログラムを買っていて、そこでペップの戦術である、生粋のCFを置かない「偽9番」について取り上げていたのでなるほど面白いなと読んでいたが、その役割をその日のうちに対戦相手の井上で見れるとは思ってもみなかった。かつては片野坂監督時代に井上の1トップで臨んだことがあったが、片さんは時代を先読みしすぎていた。

 

ここからはボールでもハーランドでもなく、井上にしかカメラを向けていなかった。シティのメンバーと試合ができるなんて、1年前には夢にも思っていなかったであろう。そもそも俺も試合観戦ができるなんて思ってもなかった。

あ、ちなみにロドリの得点シーンはベンチにいた井上にカメラを向けていたため、見ていませんでした。。

 

 

そしてまさかと言っては失礼になるが、相手の連係ミスを突いて井上がシティのゴールを奪う。たとえミスとはいえ、本気になったシティから奪った得点は価値が高い。もはやお約束だが、井上健太シティ行きあるぞ!あるいはシティから点を奪えるということでユナイテッド行きもあるぞ!

 

このシーンだけ抜き取ればプレミア行きも夢ではない!

 

 

そして最後はハーランドに仕留められ5点目。ほんと簡単に決めるよなと現地で見てて思うが、リプレイで見るとこういった場面を逃してるシーンはよく見かけるんだよな。上手いプレイをするんではなく、絶対にミスをしないのが世界レベルのサッカー選手なんだなと感じた。

 

 

ちゃっかりインタビューを受ける井上。ちゃんとビジョンに流れていて、多くのシティズンにアピールできたことでしょう。ファンの声も大きければ、プレミア入りもあるぞ!(もういい)

 

 

 

 

5-3でシティの勝利で幕を閉じた。今月だけで2試合の親善試合を観戦したが、全部楽しめることができた。

親善試合の観戦を行った経験は記憶になく、相手も本気で来ないだろうと思ったので心から楽しめるかどうか不安であった。チケット代は決して安くないしね。

それが楽しめたのは言うまでも無くマリノスの存在が大きい。どの相手に対しても縦に早く攻めることができるし、失敗を恐れずチャレンジする姿勢を見せてくれる。そして得点を奪うことで相手を本気にさせることができる。観客に最高のエンターテイメントを提供できるし、マリノス自体も手応えと課題を持ち帰ることもできる。

見たい選手を余すことなく見ることができたし、推し選手(元トリニータ)の活躍も確認できた。個人的に出費は痛かったけど、チケット代以上の価値を生み出してくれたマリノスに心から感謝したい。

と、PSGとアルナスルの試合を観てて余計に感じました・・・。

 

 

じゃこの辺で


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