【翻訳会社】インターブックスの翻訳外注ノウハウ

外国語の対応にお困りの方のために、「翻訳を外注する」上で役立つことを語っています。

土俵の真ん中で相撲をとる

2020-07-17 09:05:59 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです


"土俵の真ん中で相撲をとる"
土俵の真ん中で相撲をとる | 稲盛和夫Official Site

はるか昔
新卒で勤めた会社で
身体に叩き込まれたフィロソフィーのひとつです

・何事も計画的に行なう
・物事には余裕を持ってあたる

ということなのですが
その要諦は

"追い詰められる前に渾身の力で対処する"

ということです

夏休みの宿題に例えれば
最終日近くになって慌てて対処するのではなく
夏休み真ん中までには終わらせる
そうすれば提出が遅れることもなく
残った日をその(宿題の)見直しに充てて
ミスの発見やブラッシュアップするなど
一層の改善が出来たりまたは
余った時間で何か新しいことに取り組んだりして
より生産的な過ごした方ができますよ

ということです

その体験が強烈だったのか
その後の人生に於いて仕事はもちろん
プライベートでもついこの教えを
忠実に実行してしまいます

「もっと今を愉しめばいいのに...」

そんなんてことを言われてしまうこともあり
思い直すことも無きにしも非ずですが
気が付くとやっぱり
”早く、速く、スピーディーに"
を意識してしまっています
(雑で良いから早く、ではありません)

いつまで経っても忘れないどころか
無意識で反応してしまっているなんて
若い頃に身体に叩き込まれたことって
やはりすごいですね

それはさておきこの意識を体得したことで
主に仕事に於いては内外を問わず
ご評価いただくことが多いので
教えてもらって本当に良かったな
と今でも最初の会社には感謝しています

手紙からFAX
FAXからメール
メールからチャットツール

私【翻訳商社】マンの数十年の人生に於いて
コミュニケーション手段の利便性は
飛躍的に高まりました

そのおかげで
よほど何かに集中したり
手元に端末を置けない状況を除き
何事もすぐに気付くことができ
またそれに対していとも簡単に
対処することができるようになりました

それでもやっぱり
異様にレスポンスが遅かったり
なかにはいつまで経っても対応(返信)しない
という残念なケース
先の例で言うと夏休み最終日まで
宿題をしないかもしくは提出もしない
という事態に遭遇します

コミュニケーションというものは
独りだったり対象が無くては成り立ちません
(己の心の内と向き合う、という哲学的なケースは省きます)
逆に言えば必ず相手や対象のあることです

つまりコミュニケーションに於いては
発信元がどちらであろうと
力関係があろうとなかろうと
国や人種が異なれど
双方が相手の都合や事情を思いやり
相手のことを考えて行なうことが
なによりも大切だと思います

どこかの曲のリリックにありそうですが
"人は弱い生き物"
"ひとりでは生きていけないもの"
です

だからこそ他人様との接触はもちろん
コミュニケーションは欠かせないものであり
それに於ける義理に外れた行為は
信用と信頼の失墜に直結します

"土俵の真ん中で相撲をとる"

それは単に
追い詰められる前に渾身の力で対処する
ということだけでなく

・義理を通すこと
・義理に外れた行為をしないこと

なによりも

・人の道から外れないこと

教えてくれているような気がします

https://www.novanexus.co.jp/



現実的なペルソナ設定の重要性

2020-07-10 09:45:49 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

"ペルソナ"

言わずと知れた
"サービス、商品の典型的なユーザー像"
として
その設定の重要性が常に問われる
マーケティング用語です

私【翻訳商社】マンも拙いながらも

・30-40代
・大卒 男性 妻子有りまたは、大卒 女性 キャリアウーマン
・中堅以上のメーカー勤務または、外資系企業勤務

その他詳細は省きますが
ざっくり言うとそんな風に設定して

「そういった方々が」
「どんな状況でお声掛けしてくださるか」

常に考えています

年齢や性別を問わず
"経営者"はもちろん
重要な"ターゲット"ですが
そういった方々はたいてい
部下や社員に実務を任されるので
やはり"ペルソナ"となるのは
上記のような方々です

しかし最近よく思うのです

いくらそのように設定しても
それらは実態から少し
ズレているのではないか


それらはもしかしたら
"ニーズ有りき"
というこちら側の"期待"を含んだ
恣意的なものになっているのではないか


そこで考えるようになりました

ゼロベースというかスクラッチというか
もし自分がある企業に勤めていて
"翻訳しなければならない"
という状況に突然陥ったら
どうするだろうか


「これを英語にしないといけない」
「これを日本語にしないといけない」

というミッションが突然下り
最初に考えるのはおそらく
自らの外国語能力でしょう

自分でできることなら
業務時間内であろうとなかろうと
エクストラな時間が必要であろうと
やってしまおうとするでしょう

普段はあまり使わないけど
どこかで耳にしたことのある
Google翻訳なんかの力も借りて…

しかし
自分でできることではない場合
Google翻訳だけに頼るのは
いささか不安です
結果によってはお客様や上司から
あとで大目玉を食らうかもしれません

ではどうするか

他に誰か対応できそうな人
社内もしくは知人を探す?
いやでも機密性の高い情報だから
知人であっても社外には頼めない…

するとどうするか

おそらく
予算確認をした上で
インターネット検索して探すでしょう
外国語能力が高く情報管理に長けた
専門家か専門事業者なんかを

そこで初めて
翻訳と通訳が異なることを知ったり
いろんな会社が
翻訳サービスを展開していることを知ったり
なかでもそれ(翻訳)を専門とする
当社【翻訳商社】のような
"翻訳会社"なる存在に気付いたりして
一括見積や比較サイトで相見積もりをとって
最安を提示した業者に発注…
みたいな流れになるでしょうか

もし時間が十分にあるなら

"翻訳とは?"
"翻訳依頼するなら"
"翻訳依頼するときは"

みたいな情報サイトも
じっくり確認することもあるでしょうが
愛車を少しでも高く売りたいときと違い
"所詮は"と言ってはアレかもしれませんが
手早く済ませたい"業務"に過ぎません

じっくりあれこれ吟味することなく
スピーディーに見積対応してきた業者
複数社の中で最安を選択
みたいなことにやはりなるのでしょう

そして

「これでひと安心」
「あとは納期さえキチンと守ってくれたら」

とひと息ついて...
みたいな感じでしょうか

どうでしょう
"翻訳しないといけない"
ということに皆さんが突然なったときの
思考プロセスを辿れているでしょうか

もしこのような流れが大半ならやはり
これまでのペルソナを捨て

"翻訳のほの字も知らない"
もしくは
"これまで知る必要がなかった”

そういった方々を
如何に自社サービスに導くか
一から考える必要があります

"ニーズ有りき"

"翻訳のことを少しはご存知"
といった方々をペルソナとするのは
やはりズレています
(そういった方々はすでに複数の翻訳会社や翻訳者とガッツリお付き合いがあり、翻訳依頼や品質管理のなんたるかを熟知されています)

翻訳依頼に於いてもっとも重要なのは
料金の低さという目先の利益ではなく
翻訳の品質保証や
翻訳する(した)ことで得られる自社の利益
ですが
初めての人がそういったことまで
予測するのは簡単ではありません

よってそういった方々が
失敗したと思われることのないよう
後悔されたり上司やお客様から
大目玉を食らうことのないよう
料金について厳しいご意見を頂戴しつつも

"翻訳依頼の方法や依頼先選定の重要性”

についてしっかり伝道することこそ
今の事業に於ける自分のミッションなのだ

改めてそんな思いも強くしました

現実的なペルソナの設定
やはり大切です


「早い、安い、旨い」翻訳には気を付けましょう

2020-07-03 10:16:42 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

「翻訳料金と翻訳品質は比例します」

事あるごとにお伝えしています

しかしお客様のニーズはさまざまであり
どこに価値を見出すかはお客様の自由なので

「安かろう悪かろう」
「高かろう良かろう」

と単純に二極化しているわけではありません

また
お客様が価値を見出される点は
料金や品質だけではありません

"品質重視"
"コスト重視"

に加え

"納期重視"
"サービス重視"
"キャパシティ重視"
"実績重視"
"相性重視"

など驚くほど多種多様です
さらに

"品質とコストのバランスが大事"
"品質とコストのバランスでいうと品質寄り"
"品質とコストのバランスでいうとコスト寄り"

"とにかく納期が大事、でも品質は譲れない"
"コストは抑えて納期は最短で"

"もっと素早く対応して欲しい"
"気の利いた提案はないのか?"

など細分化すると
そのバリエーションにもキリがありません

ゆえにそのような様々なご要望を念頭に
最適なソリューションをお客様を導くことが
私【翻訳商社】マンのミッションです

その際にお伝えしているのが
冒頭の言葉なのです

しかしながら

"翻訳料金は最低で、翻訳品質は最高で"

とリクエストされることも多々あります

そのような場合
男性のお客様には

「カローラの価格でレクサスは買えませんよね」
「レクサスがご必要なのであれば」
「相応のご負担が必要です」
「ただしご負担に相応しい満足感が得られるでしょう」

「それはそうと」
「どのような目的での今回のご購入でしょうか」

「それであればマークⅡなどいかがでしょうか」
「コストと品質のバランスがほどよくとれています」
(車にあまりご興味ない方には申し訳ございません)

というように車に喩えたりしながら
暗に何事もバランスが大事であること
ご理解いただくようにしています

また

ご発注までは徹底的にコストにこだわり
ご発注後は徹底的に品質にこだわる

あまり良い例えではありませんが
そのように"後出しじゃんけん"のようなこと
されることもあります

しかしこのようなケースに対しても
大事なのはあらかじめキチンと
冒頭のような内容をお伝えしておくことです

商売にかぎらず
物事に於いてはバランスが大切です

様々なご要望と選択肢のなかから
適切と思える掛け合わせをいくつかご提案し
お客様と請け手のこちらの双方にとって
最適なソリューションを導き出す

それが結果的にはお客様のニーズに合った
良い翻訳へとつながるのだと思います

強引に押し込んだり
安易に請けたりして
良いものが生まれないのは
翻訳も同じなのです