グローバリゼーションは終焉を迎え、新たな秩序が訪れるという見方が世界中で強まっています。
その根拠として、金融・投資の流れの停滞、ナショナリズムや保護主義的な政策の台頭、貿易戦争、海外投資の支配権をめぐる争い、移民排斥政策などの顕在化を指摘する声があります。
また、グローバル化時代の失業率の上昇や格差の拡大を背景とした人々の不満も挙げられます。
実際にグローバリゼーションは後退しているのしょうか?
たしかに、グローバリゼーションの主な特徴である国家間の経済統合や相互依存を、モノやサービスの貿易の度合いや金融・投資の流れで測ると、それは停滞を示しているのかもしれません。
しかし経済状況を示す21世紀の指標を用いると、グローバリゼーションは沈静化するどころか、むしろ加速している兆しがあるはずです。
Contents
- 生産性の標準化により時間の短縮、予測可能性の向上、リスクと緩和要因の特定が可能になった
- 接続性の拡大は、新世代のビジネスモデルの出現と経済統合の促進を可能にする
- 量子コンピュータ、5G技術、IoTによってコラボレーションと共有の機会はさらに増える
- まとめ