【翻訳会社】インターブックスの翻訳外注ノウハウ

外国語の対応にお困りの方のために、「翻訳を外注する」上で役立つことを語っています。

翻訳をどこでするか

2020-02-28 12:40:06 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

今日は
「翻訳をどこでするか」
という話です

正確に言うと
「翻訳を依頼する先はどこの国の翻訳会社」
「もしくは何人(なにじん)の翻訳者にするべきか」
という話です

昨日お伝えしたように
日本で発生する翻訳ニーズは
"英語絡み"がほとんどであり
ペアになるのはもちろん
日本語がほとんどなわけです

つまり
日本語→英語
英語→日本語
という言語変換ですね


ざっくり言ってしまうと
このように原文もしくは翻訳文に
日本語が絡む場合は原則
日本の翻訳会社に翻訳を依頼したほうが良いです

翻訳会社の営業トーク的には

"翻訳後の言語(業界でターゲット言語と言います)"
"それを母国語とする翻訳者に"
"翻訳してもらったほうが良い"

ということです

え?
日本の翻訳会社?
翻訳後の言語を母国語とする翻訳者?
わかりにくいですかね

たとえば日本語→英語の場合は
英語を母国語としながら
日本語能力の高い(日本語に精通した)
英語ネイティブの翻訳者が翻訳するのが良いのです

なぜなら
仕上がった英訳が
ネイティブの書いた滑らかで
美しいものになるからです

逆に英語→日本語の場合は
日本人の翻訳者が翻訳するほうが良い
ということです

こちらも理由は同じです
日本語は
日本人がもっとも得意とするものですから

ただ
逆の場合もあります

逆の場合というのは
日本語→英語への翻訳でも
英語に長けた日本人翻訳者が翻訳したほうが良い
英語→日本語への翻訳でも
日本語に長けた英語ネイティブ翻訳者が翻訳したほうが良い
ってことなんですが
余計ややこしいですかね

つまり

"原文の言語(業界でソース言語と言います)"
"それを母国語とする翻訳者に"
"翻訳してもらったほうが良い"
"そんなケースもある"

っとことなんですが
これは何でかというと
原文にそれを母国語とする人にしかわからない
独特だったり難解だったり
文化風習にもとづく表現や単語
が含まれてたりすることもあるからなんです
※「桃太郎」とか、外国の人知らないですから

うーん
余計にややこしくしてしまいましたかね

乱暴にまとめてしまうと

英訳なら英語ネイティブ翻訳者が
翻訳するのが最善の策ですよ
でも
原文の日本語がちょっと難しい場合は
日本人の翻訳者が翻訳したほうがいいかもです

さらに
和訳なら日本人翻訳者が翻訳するのが最善ですよ
でも
原文の英語(もしくは他言語でもよいです)が
ちょっとわかりにくい場合は
英語ネイティブ(もしくは他言語でもよいです)翻訳者が
翻訳したほうがいいかもです

ってことなんです

最後に
じゃあなぜ日本の翻訳会社か
というと

・日本人翻訳者ネットワークが豊富
・日本語でやりとりできる
・日本人同士だから忖度できる

といったことが理由です


番外編としてお伝えしておくと
日本市場ではあまりニーズが発生しませんが
外国語→外国語への翻訳の場合は
どちらかの言語を母国語とする国の
翻訳会社または翻訳者に
翻訳をお願いしたほうが良いです
翻訳品質の面でもコスト面でも

日本にも
外国語→外国語への翻訳を扱う翻訳会社
たくさんありますが(当社も扱っています)
結局海外の翻訳会社または
翻訳者に依頼することになります

当然そこには
翻訳会社の手数料が乗りますので
外国の翻訳会社または翻訳者に頼むより
少し割高になります(為替にもよりますが)

今日はちょっとややこしかったですね
すみません

こんな風にややこしいこともあるので
まずは翻訳会社に相談してみること
オススメします

https://www.novanexus.co.jp/



翻訳会社の選び方

2020-02-27 21:45:38 | 日記
こんばんは
【翻訳商社】マンです

【翻訳商社】マンである私が
翻訳の外注先
つまり翻訳会社を選ぶとしたら…

ふと思ったので
己の思考を辿ってみました

■企業規模で選ぶ?

いや規模では選ばないかなぁ
"その規模じゃないとできない"
なんて翻訳案件
今どきそうそう無いですから

■操業年数で選ぶ?

創業からずっと働き続けている
"超ベテランで業界の生き字引"
みたいな方が対応してくれるのであれば
無いことはないですが
そんなことはほとんど無いので
操業年数では選ばないでしょう

■実績で選ぶ?

うーん
特定の業界に特化してたら
"慣れ"はあるかと思いますけど
操業年数同様
"その実績を作り上げた方が"
"対応してくれるのであれば"
ですのでやはり
実績でも選ばないですね

■対応言語(数)で選ぶ?

まあ
対応してない言語の翻訳
頼むことはできないので
よほどレアな言語であれば
その対応が可能な翻訳会社に
お願いするかもしれませんが
翻訳ニーズの八割方は英語であり
ほとんどの翻訳会社が対応可能なわけで
そうなるともう
対応言語も選択基準にならないかな

■対応分野で選ぶ?

"得意分野が特定でその実績が豊富"
ということであれば
参考に値すると思います
がやはり
"それを得手とする担当者が"
"対応してくれるのであれば"
という前提が必要ですので
残念ながらこれもあまり
大きな決定要因ではないかと

■料金で選ぶ?

これは絶対無いですね
"料金と品質が完全正比例する"
が翻訳の世界の常識ですので
料金で外注先を決めるのは
保険に入らずに車を運転するくらい
ドキドキものです
そしてだいたい
「安物買いのなんとか」
に残念ながらなります

じゃあどうするのよ?
どういう基準で
発注先決めるのよ?

ってことですよね

私なら
「コンタクトしたときの対応の良し悪し」
で翻訳外注先を決めると思います

■まずスピード

どれだけ素早く
反応してくるか

■次にヒアリング

なぜ翻訳しないといけないのか
どんな希望や制約があるのか
そのなかでどんな風に
翻訳するのがベストなのか
私(依頼主)の背景になにがあるのか
そういったことまで
一生懸命聞いてくるかどうか

■そして提案内容

あくまでもこちらを立てた上で
自社のノウハウを提供しつつ
最適なかたちに導いてくれる
そんな対応だと
安心して任せられます
「この人は期待以上に応えてくれる」
って思えますから
 
まあこれは別に
翻訳の外注にかぎったことでなく
完全に均質なスペックが保証される
以外の製品やサービスには
すべて適応する話だと思いますが
 
でもやっぱり
最後は人だと思います
 
どれほど一生懸命してくれるか
どれほど感謝の気持ちを以て
私の依頼する仕事に取り組んでくれるか
 
それが仕事の結果に
つながるのだと思います
 
申し訳ありません
本日は少々口が過ぎました
 
あくまでもひとつの
参考基準にしていただけたら
と思います

そんな偉そうなこと言っている私が
勤める会社はこちらです


翻訳と通訳は違うんです

2020-02-26 16:33:34 | 日記
こんにちは
翻訳商社マンです

ところで皆さん
「翻訳」ってご存知ですか?

「ああ、ハリウッド俳優の横に立って会話する人ですよね?」

それは通訳です

「翻訳」と「通訳」、よく間違われます

間違われるというより
違うものとしてあまり認識していないかもしくは
別にどっちでもいいんじゃない?
と思われてるのかもしれません

「翻訳」は「読んで」「書いて」するもので
「通訳」は「聞いて」「話して」するものです

どちらも外国語を使ってすることだから
そんなに違わないんじゃないの?
翻訳できる人なら通訳もできるだろうし
通訳できる人なら翻訳もできるだろうし

それが違うんです
それぞれに求められる能力は
まったく違うんです

「翻訳」には
調査能力や忍耐力、作文能力(文章力)が求められるのですが

「通訳」には
語彙力と瞬発力、機転が求められます

「翻訳」は
長い時間を掛けて取り組めますが
結果がずっとあとまで残ります

「通訳」は
瞬間的に反応しないといけない一本勝負ですが
結果もすぐに出てあとには残りません

ビジネス的にはもっと細かい違いがたくさんあるのですが
今日はこのへんで


通訳についてもうちょっと知りたい方は
この記事を読んでいただけると嬉しいです

■通訳ってなに?翻訳となにが違うの?

【翻訳商社】マン着任のご挨拶

2020-02-25 08:40:02 | 日記
はじめまして。
翻訳商社マンです。

翻訳業界で長らく飯を食わせてもらっていますが、私自身は翻訳者ではありません。

翻訳会社という組織で、「翻訳を必要とするお客様」と「翻訳ができる人(翻訳者)」の橋渡しをしています。

ちょうど商社のような機能と立場ですね。
だから「翻訳商社」であり「翻訳商社マン」なんです。

「翻訳商社」というのは、当社(ノーヴァネクサス株式会社)が商標登録している、翻訳サービスのブランドです。

社名を伝えても何をやっている会社かよくわからないので、このブランド(名)を使ってお仕事をしていますが、「名は体を表す」というのか、アイコンで使っているロゴとともにわりと印象的にとらえていただけているような気がします。

当ブログでは、そんな「翻訳商社マン」な私が、翻訳を依頼する人なら読んでおいてきっと損はない情報、惜しみなく提供していきたいと思っています。

悠長に待っている暇はない、今知りたい、という方は、以下のページにコラムなんかを上げていますので、ざっと読んでいただけると翻訳依頼のエッセンスなどご理解いただけるかと思います。

https://www.novanexus.co.jp/

以上、簡単ですが着任のご挨拶に代えさせていただきます。
これからどうぞよろしくお願いいたします!