こんにちは
【翻訳商社】マンです
こんにちは
というより
ご無沙汰しております
ですね
前回投稿から2か月半も空いてしまいました
ホームページのリニューアル準備で
コンテンツ作成にかまけていたら
こんなに経ってしまってました
猛省です
さて今回はまた
世の中でAI翻訳とか自動翻訳(※)とか呼ばれている
"ニューラル機械翻訳(NMT)"に関するお話です
※Google翻訳やDeepL翻訳ほか、各種有料翻訳ソフト
あ
私も一応業界の"なかの人"ですが
ニューラル機械翻訳に直接関わっているわけではないので
どちらかというとユーザー側というか
"それを取り巻く翻訳環境"
という視点でのお話です
で
こちらのブログでも何度も書いていますが
最近のニューラル機械翻訳の精度向上は
本当にすごいと思います
斯く言う私も
英文作成に於いてはよく利用していますが
5回に1回くらいの割合で一発合格
つまりそのまま商用で使えるレベルのものが
吐き出されるようになってきました
(ただし用途はビジネスレターのみです)
また
ニューラル機械翻訳の開発者に
敬意を表する意味でも言っておくと
一発合格ではないあとの4回のうち
半分くらいは私が作成した
日本語文章に問題があると思われます
要は何語への翻訳でも
その元となる文章が不出来だと
翻訳された結果も不出来にならざるを得ない
ということです
とはいえ
結果的に文章としておかしいものはおかしいので
そのまま使うとまずいわけです
そこで毎回
望むような英訳や英語の表現になるように
元となる日本語の内容に手を加えたりして
ようやく晴れてメール送信
となるわけです
と
ここでいつも思うわけです
「あれ?この英訳おかしくない?」
と
翻訳された結果をみて(読んで)
判断できなかったらどうするんだ?
と
たとえば私は
中国語は達者ではありません
よって
同じようにニューラル機械翻訳された中国語が
正しいかどうかはもちろん表現としてどうかなんて
まったくわからないわけです
ロシア語でもアラビア語でも
イタリア語でもフランス語でも
スペイン語でもポルトガル語でもそうです
結果の良し悪しなんて
わからないわけです
そんな状態でニューラル機械翻訳されたものを
そのまま使うのはビジネスではもちろん
プライベートでも怖くて恥ずかしくて
とてもできません
これは車の自動運転技術に似ています
流れにそって速度が上がったり下がったり
適度な車間を維持してくれたり
車線をはみ出しそうになったら警告したり
補正したりしてくれるという
ごく一部の機能には頼るとしても
家を出るときから目的地に着くまで
ただ乗ってるだけという覚悟はまだ
残念ながらとても持てません
ところが今の世の中の風潮は
「機械翻訳は素晴らしい」
「本当に便利」
「世の中に大いに役立つ」
という趣が強く
ホームページを中心に
地方自治体、行政ほか民間企業にも
次々と導入されていってます
そして私翻訳商社マンが属する
プロ翻訳者による品質の高い翻訳業界も
メールやEC商品説明など平易な内容の案件は
このニューラル機械翻訳および
それを積極的に販売する企業さんに
侵食されつつあります
世の中に出す以上
翻訳された結果が間違っていてもOK
ということはないはずなので
ニューラル機械翻訳ソフトを積極販売している
企業さんたちも最終的にはなんらかの方法で
翻訳の品質を担保しているのだと思いますが
それはつまりまだ
"ニューラル機械翻訳にすべて任せよい"
という状況ではないということだと思うんです
同じくこちらのブログで何度も触れていますが
一次加工をニューラル機械翻訳で行なって
プロ翻訳者がその手直し(校閲・校正)をする
という機械と人間の折衷案のような
"MTPE(ポストエディティング)"という手法も
最近富に耳にするようになりました
ところがこれについても
「ニューラル機械翻訳での出来が悪くて」
「手直しが大変で仕方がない」
「これなら初めからすべて翻訳させてくれたほうがいい」
というプロ翻訳者さんたちの声もよく聞きます
さらに問題はその手直しの大変さだけでなく
「機械があらかた翻訳してくれて」
「その手直しする"だけ"なんだから」
「今までよりずっとラクでしょ?」
「だから安い料金で対応できるでしょ?」
「だからもっと早く仕上がるでしょ?」
という発注者さん側の認識です
これなんかも
"ニューラル機械翻訳されたものが使える"
という認識と前提に立っているがためですが
前述のとおり(私の場合)
そのまま使えるのは5回に1回くらいなわけです
それもすごく簡単な内容の
ビジネスメール程度の文章に於いてです
とはいえ今後も
ニューラル機械翻訳の技術は進歩し続け
徐々に精度が向上していくこと
それは間違いないでしょう
つまり
"機械翻訳vsプロ翻訳者による翻訳"
という比較や対立構造にいくら
着目したり言及したところで
大勢は大勢なわけです
この大きな流れのなかで
今後どうしていかなければならないのか
"AIに仕事を奪われる"
【翻訳商社】マンです
こんにちは
というより
ご無沙汰しております
ですね
前回投稿から2か月半も空いてしまいました
ホームページのリニューアル準備で
コンテンツ作成にかまけていたら
こんなに経ってしまってました
猛省です
さて今回はまた
世の中でAI翻訳とか自動翻訳(※)とか呼ばれている
"ニューラル機械翻訳(NMT)"に関するお話です
※Google翻訳やDeepL翻訳ほか、各種有料翻訳ソフト
あ
私も一応業界の"なかの人"ですが
ニューラル機械翻訳に直接関わっているわけではないので
どちらかというとユーザー側というか
"それを取り巻く翻訳環境"
という視点でのお話です
で
こちらのブログでも何度も書いていますが
最近のニューラル機械翻訳の精度向上は
本当にすごいと思います
斯く言う私も
英文作成に於いてはよく利用していますが
5回に1回くらいの割合で一発合格
つまりそのまま商用で使えるレベルのものが
吐き出されるようになってきました
(ただし用途はビジネスレターのみです)
また
ニューラル機械翻訳の開発者に
敬意を表する意味でも言っておくと
一発合格ではないあとの4回のうち
半分くらいは私が作成した
日本語文章に問題があると思われます
要は何語への翻訳でも
その元となる文章が不出来だと
翻訳された結果も不出来にならざるを得ない
ということです
とはいえ
結果的に文章としておかしいものはおかしいので
そのまま使うとまずいわけです
そこで毎回
望むような英訳や英語の表現になるように
元となる日本語の内容に手を加えたりして
ようやく晴れてメール送信
となるわけです
と
ここでいつも思うわけです
「あれ?この英訳おかしくない?」
と
翻訳された結果をみて(読んで)
判断できなかったらどうするんだ?
と
たとえば私は
中国語は達者ではありません
よって
同じようにニューラル機械翻訳された中国語が
正しいかどうかはもちろん表現としてどうかなんて
まったくわからないわけです
ロシア語でもアラビア語でも
イタリア語でもフランス語でも
スペイン語でもポルトガル語でもそうです
結果の良し悪しなんて
わからないわけです
そんな状態でニューラル機械翻訳されたものを
そのまま使うのはビジネスではもちろん
プライベートでも怖くて恥ずかしくて
とてもできません
これは車の自動運転技術に似ています
流れにそって速度が上がったり下がったり
適度な車間を維持してくれたり
車線をはみ出しそうになったら警告したり
補正したりしてくれるという
ごく一部の機能には頼るとしても
家を出るときから目的地に着くまで
ただ乗ってるだけという覚悟はまだ
残念ながらとても持てません
ところが今の世の中の風潮は
「機械翻訳は素晴らしい」
「本当に便利」
「世の中に大いに役立つ」
という趣が強く
ホームページを中心に
地方自治体、行政ほか民間企業にも
次々と導入されていってます
そして私翻訳商社マンが属する
プロ翻訳者による品質の高い翻訳業界も
メールやEC商品説明など平易な内容の案件は
このニューラル機械翻訳および
それを積極的に販売する企業さんに
侵食されつつあります
世の中に出す以上
翻訳された結果が間違っていてもOK
ということはないはずなので
ニューラル機械翻訳ソフトを積極販売している
企業さんたちも最終的にはなんらかの方法で
翻訳の品質を担保しているのだと思いますが
それはつまりまだ
"ニューラル機械翻訳にすべて任せよい"
という状況ではないということだと思うんです
同じくこちらのブログで何度も触れていますが
一次加工をニューラル機械翻訳で行なって
プロ翻訳者がその手直し(校閲・校正)をする
という機械と人間の折衷案のような
"MTPE(ポストエディティング)"という手法も
最近富に耳にするようになりました
ところがこれについても
「ニューラル機械翻訳での出来が悪くて」
「手直しが大変で仕方がない」
「これなら初めからすべて翻訳させてくれたほうがいい」
というプロ翻訳者さんたちの声もよく聞きます
さらに問題はその手直しの大変さだけでなく
「機械があらかた翻訳してくれて」
「その手直しする"だけ"なんだから」
「今までよりずっとラクでしょ?」
「だから安い料金で対応できるでしょ?」
「だからもっと早く仕上がるでしょ?」
という発注者さん側の認識です
これなんかも
"ニューラル機械翻訳されたものが使える"
という認識と前提に立っているがためですが
前述のとおり(私の場合)
そのまま使えるのは5回に1回くらいなわけです
それもすごく簡単な内容の
ビジネスメール程度の文章に於いてです
とはいえ今後も
ニューラル機械翻訳の技術は進歩し続け
徐々に精度が向上していくこと
それは間違いないでしょう
つまり
"機械翻訳vsプロ翻訳者による翻訳"
という比較や対立構造にいくら
着目したり言及したところで
大勢は大勢なわけです
この大きな流れのなかで
今後どうしていかなければならないのか
"AIに仕事を奪われる"
論が一時期世を賑わせましたが
どんな風に予想したところで結果は
未来になってみないとわからないわけで
今考えるべきは
どんな風に予想したところで結果は
未来になってみないとわからないわけで
今考えるべきは
"新しい技術と如何に共生するか"
というプロ翻訳による翻訳の着地方法
そしてそれに頼っている私翻訳商社マンの
会社のようなところの今後の生き方だと思います
そしてそれがここ最近の私
翻訳商社マンの悩みだったりします
久しぶりなので長くなってしまいました
今回はこのあたりで…
https://www.novanexus.co.jp/
そしてそれに頼っている私翻訳商社マンの
会社のようなところの今後の生き方だと思います
そしてそれがここ最近の私
翻訳商社マンの悩みだったりします
久しぶりなので長くなってしまいました
今回はこのあたりで…
https://www.novanexus.co.jp/