諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

歳月は人を待たず vol 1

2012-09-28 20:37:04 | 日記・エッセイ・コラム

 「一日 再び晨(あした) なり難し」(一日に二度の朝はありませんョ~。陶 淵明) ▼ このフレーズは、もう何度も使いました。(←何度目か憶えておりません)

 「立秋・処暑・秋分」はあっという間に過ぎ去りました。「去り去りて・・遠くならんと欲す / 此の生 ・・再び値(あ)わんや 」(時が過ぎて遠くなり 人生は二度と帰って来ません)       解っておるのですが・・。

 ーこの夏は、猛暑の連続でした。丁度、立秋のころでしたか、館林市が、38.9℃を記録しました

樅の木の 下枝(しずえ)にひそむ 百舌のあり 狙われているぞ 葉陰のとかげ ー夢蔡

 009 ▲ 十数年まえに植えた樅の木は、地層と気候に合わないのか枯れ枝が目立ちます。此の辺りを縄張りにしている“百舌鳥=もず”が、狩の足場にしております。

上記 短歌の写真にと、撮りました。獲物を狙う精悍なモズのはずでしたが、・・・・。“大口を開けたモズ・炎暑に耐えられずと言った・珍しい写真となりました。

 灼熱に 息あららし 声も無く 百舌あえぎつつ 緑陰に消ゆ 夢蔡ー

 暑さには、モズもかないませんでした。葉陰のバッタを狙っていたトカゲは、助かりました。 と言うことで・・・。

  ----<同日の午後のこと>ーーー

  所用で、淵名沼”の近くを通りかかりました。 沼は、養鯉場になっており、水に酸素を補給する“水車”が、飛沫を上げ勢いよく回っております。その水車台の上に白鷺が立っておりました。

 “池の小鮒に心をくれて 立ちや兼ねたか白鷺よ”(池の小鮒=女性=に心を奪われ、名残惜しくて立ち去れない白鷺君よ=若い初心な男)「山家鳥虫歌集」 と言った粋筋のお話ではありません。

20120928_001 ▲ 「熱中症」が派手に報じられた日です。コサギは、飛び散る水滴を浴びておりました。

 水噴けば 八月の鷺 涼をとる ー夢蔡ー

ー以上 猛暑8月の覚え書 2題です。-<了>-


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