木瓜の花 一輪挿して たわむれむ ー夢 蔡ー
木瓜咲いて漱石拙を守るべし ー夏目 漱石ー
大文豪の句と並べるのは、はばかられますが・・。▼ 最近では、世間との接点は薄くなっております。それに、難しく考えるのは疲れます~。 「拙を守る」 いい言葉です。
あかやけの冷気にめざむや木瓜の花 ー夢 蔡
ちょっとこいと鳴き 小綬鶏かけ去りぬ ー群 峰
我が窓前にある実際の風景描写であります。木瓜の花は、咲き初めが好いようです。満開になって沢山の花をつけると、ぼけた感じです。
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この旅死の旅であらうほほけたんぽぽ ー種田 山頭火ー
蒲公英の絮を見つけると、この山頭火の句をつい思い浮かべてしまいます。▼托鉢僧の身なりで漂泊する山頭火は半端ではありません。その一生は、破滅的ですが、生への強い執着を感じます。万人には不可能な生です。そのためか、彼の感受性の鋭さに人は魅了されるのかも知れません。
茎立ちて穂絮ほわた)を高く空に向け種子を風にのす蒲公英の知恵 ー夢 蔡ー
山頭火ような熾烈な生とその自己表現の世界に身を置いているわけではありません。* マア~適当に~、隠遁生活しております。--
蒲公英や裾野の奥に雪の山 ー夢蔡ー
トンネルを抜けて 駒子 雪靴(くつ)をぬぎ ー群峰
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諸葛菜、青梗菜と競い咲く
間引きしたチンゲンサイがしかっりねを下ろして、諸葛菜の間で花を咲かせました。まるで黄色い蝶が、紫の花に向かって群がり飛んでいるようです。、写真にしました。
DAN違い 千年の恋も結ばれず ー夢蔡ー
*注 青梗菜(チンゲン菜)--1970年代日本へ。こうして見ると 《・・・すずな・すずしろ 》 以来、中国原産orシルクロード経由中国からの野菜が、日本人の食卓にのぼっております。
白菜は、チンゲンサイの仲間とカブの交配から生まれたそうです。雑交性ありだそうです。
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飯飽き 身は閑にして 書に課有り / 西窓 来たって趁う 夕陽の明るきを
“訳”【 腹いっぱい食べて、身体は暇だし読書だけは日課が決まっております。夕日が西の窓から差し込んできました。 】 〈「陸游詩選」(一海知義)より 〉 ▼ これも理想的ではありますが・・!
▼ 世の中は、結構ヤバク進んでいるとこあるようで・・・。<♪~万朶の桜か 襟の色 / 花は吉野に 嵐吹く / 嗚呼 一憶の民草は / いつの間にやら総白痴・・#>
花鳥を楽しむだけの平和ぼけ 世に凄まじきことありし時 ー夢 蔡ー
草木瓜や やまとことばの美しき ー夢 蔡ー
エキサイティングな 恋もまたよし ー貫 行止ー
まだヤッテおりますが、これにて、本日は終了。紀元2670年 記す。
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