神は悪魔であり、その逆も然り。
俺はお前の血を受け、とある海の近くの工業地帯を流れる小さな河川で身を清めた、それでお前は溶け入って闇のものとなり、姿のないものとなった、それでも俺がお前を見失うことなどなかっ...
戦争と戦争ごっこの話
まだ明けぬ夜のことなど延々書き連ねたところで仕方がないのだ、日向のことを、簡潔な希望のようなものを綴らなければ誰もそれを読んでみようなどと思うはずがないと、誰に言うとも...
指先の輪廻
いつしか俺の血には凝固したガラス片が混じり、血管の内壁を傷つけながら流れて行った、内耳にはいつだって体組織の悲鳴が聞こえていた―低く、呻くような、けれど確かに、それが悲...
world quake sick
舶来産のまがいもの、これ幸いとばかり抱え込み 国を挙げてのばら撒きショー、さながら非加熱製剤のごとく テレビプログラムで胡散臭い、司会者と博士のプロパガンダ いかに安全...
パス・スルー
いつからか指先に付着していた錆色の凝固した血液は、なめてみると土にしか思えなかった、まだ数分しか経過していないのか、それとももう幾時間か経っているのか、いまはまるで判断するこ...
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