夜明け前、記憶の中で明日を
枯れてしまった花々が横たわる道端で 明日来るバスを待っている 夕方まで降り続い...
夜光虫たちの晩餐
夜の足元に浸透する無色な表情たちは鋭利な棘を準備している、浮かれた心はだ...
いまはそこから立ち去っていくだけの
くらい森の中、葉からこぼれたひと滴が百の詩篇になりながら堆積した過去を濡らす...
Side by side
消防車のサイレンが街にこだまする真夜中 自発的な夢遊病のゲバラのシャツを着た...
雨がまといつく
一日中降りつづく雨が 重い布のような空気となり 肌にまといつく夜中 車が通るたび...
「そしていま、最後の曲が消えた」
沈殿と沈黙の まだらの模様が 僅かに振動しながら 消えていくまぶたの裏 かすれた...
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