半身壊れた野郎、ブン回せ言葉の鞭
俺は一九七〇年に生まれた、鏡川の近くの、へその緒を雑に扱う産婦人科医の手によって―生...
観念はあっという間に古びては消えてゆくものだ
真っ逆さまに上昇する夢で果てた転寝は 鼠色の夜更けを窓のそばに連れてきた 手のひら...
キャッチ・ザ・スカイ
リコーダーの音色が遠くから聞こえる 折りたたまれた一日を鞄につめて 打ちひしが...
浅黒い日中に突き刺さる鈍重な乖離
筋道は分解されて散乱して幾つかは紛失した、もうそれ以上今までのことに固執していて...
もし、そんなことをしたら…
何かを綴ろうとして感情が一目散 転がり落ちる一日の終わりが 階段のいちばん下で悪...
夜明けまでの闇は果てしなく
荒れ果てた夜を 隠された夜を 打ちのめされた夜を くずおれた夜を バラードがレ...
月夜の晩、私は、河原の葦になってクレーターをなぞり
鋭利な刃物で削がれたみたいに二十三夜目の月は欠けて、煮詰め過ぎたジャガイモのよ...
赤黒い血飛沫のバラッド
残酷な怠惰の中、識別出来ない羅列が羽虫の様に群がっては這い回り、必要の無い軌跡...
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