いまはそれだけ
俺になにを期待してるの 君のすさんだ心を 癒すための言葉なんてなにも持っていないよ 君を...
ネジがひとつ落ちた
人身事故のため遅れますと 冷たい声のアナウンス響く またかと嘆く誰かの舌打ち 伝言ゲー...
連なるボーダーライン
言葉が通じる様になったら俺達はお終いだ、君は俺の襟元を掴んで 「お前の言ってることは何...
コンビニのピラフと報復のニュースの後味
瞬きのうちに砕けた窓では片目をえぐられた赤ん坊 母親は熱い音と光の中で瓦礫の中に掻き消...
艶めく唇の闇
相反する表裏を反転させる様に夜の歪みの中で俺は懸命に分離していた。 不整脈の様な覚束無...
飛翔
冷めた夜の景色の中へ、僕は駆け出す 説明出来る事柄など、指先ほども無かった だから踵を...
渚
砂浜に 落としたピアス 「もう探せないから構わない」 あの頃は ふとした歌が 運命の...
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