草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

入院2日目 止血

2019-03-03 21:05:51 | 循環器内科手術

2017-07-04記録


今回の止血は6時間、前回はカテーテル検査だけだったので止血4時間。
4時間のときはせっせと圧迫用の空気を抜いてくださるのですが、今回に限って
なかなか抜いてくださいません。

何度か部屋に来てくださる看護師さんに伺っても
最初2ccを抜いたきり延々6時間だそうです。

止血用圧迫がひどいので、右手は手首の上からぽんぽんに紫色に腫れ上がる。
腫れ上がるだけなら未だしも、静脈がブチッと破れていく。
流石痛いです。結構来ます。
4時に終わって10時まで辛抱です。

親指の付け根の静脈の破れはかなり手ごわかったです。
どの指も血の色もなくかなり強い梗塞をされています。
ゴム手袋に空気を入れて膨らませるかのような腫れ具合。

9時に空気は全て抜かれました。
ビニールの圧迫バンドだけ残されて夜10時にはそれも外され
バンドエイドだけになりました。

点滴も外れました。
心電図検査と採血を行いました。
採血は右手カテーテル、左手は留置針まだ明日必要になるかもと
外してはもらえず、足の甲から血液採取。
イッタアイ。

それからぐっすり眠ることを許されました。

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入院一日目

2019-03-03 20:04:12 | 循環器内科手術

2017-07-03記録

姉夫婦は12時20分にとお願いしてあったが、
さすが高齢になると時間が短くなる。
夫も二人の義兄も全員焦る、怒りっぽくなる。

で、実際は12時5分以上前に迎えにきてくれた。
到着は意外に12時半くらいだった。

受付に行こうとしたら先に受付の方が診察券を
要求なさり手続きをしていただいた。
12時45分にお部屋にご案内しますということで
本日の入院は私を含めて男性が一人だった。

受付がデイルームまで案内してくれて男性看護師が応対、
部屋までは担当看護師が案内、所定の書類をだし
相談など聞いてくれた。

今回の頸動脈過敏症の症状を3枚の綴りにした書類を提出した。
一段落したところで姉夫婦に帰ってもらった。

何とも恐怖が襲ってきて発狂しそう。

一人ぼっちで部屋に残されて発狂しそうになったので
お友だちにメールした。笑
ひたすらお友だちにメールするか眠っていた。

キーボードが恋しかった。
PCと違ってケータイメールは大変だった。
時間が延々、電池消費量も凄い。
電池消費量は写真に食われているのだと思う。

部屋は前回検査入院の隣の部屋だった。



午後2時過ぎ看護師が見えて点滴の針を留置しようと言った。
お風呂に行ってないから行きたいといったら、
お風呂ぐらい入ってきたらいいのにと言われた(>_<)

わ、私恐怖症で午前中から風呂に入る心のゆとりなど
どこにもありませんがね。

「明日も明後日もお風呂は入れないんだから、
 じゃあシャワーを浴びれば」と。
なのでせっせとお風呂に入ることにした。

お風呂から上がって大分経って留置針を挿しにやってきた。
私の血管浮き出ない、蛇行してるので1回目失敗。

「申し訳ないから2回は失敗できないから別の人を呼んでくる」
といって退室した。
ちょっと太めの優し気なナースがやってきた。
どうやっても血管は浮き出ないし無理に決まってる。

「ね、ここ美味しそうでしょ、ここにやろうよ」と
誘いかけたがそこは痛いからとがんばろうとする。
軽くたたくとこちらは既にバイアスピリンが効いて
内出血の赤斑が出る。

結局最後は私の言う通り手の甲に留置針を挿して
包帯を巻いて退出された。

あまり食欲もなく心臓食?という位 気遣わない
結構塩分の入った食事だった。



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四日目退院

2019-02-28 20:18:52 | 循環器内科手術

2014年4月18日記録


4日目、検査を受け何の異常もなく
無事退院できました。

看護師さんにお礼を述べ
担当主治医に感謝致しました。

体調は術前とほとんど変わらないけど。。
仕方ないよね~。


最初の手術で出会った老婦人のことば(元看護師80才婦人)

「これだけ大きな手術をして元の体に戻れるものではありません」



ステントを留置した答えは、

薬が増えたこと、

拍動が強くなり

全身が揺れるほどであること!


苦痛存続。

大腸にあるポリープも二度と切除できない体になったこと。

泣け、笑え。。


ご機嫌良く帰宅しました。


お父さんに感謝。
毎日遠い道のりを着替えを持参してくれ、
付き添いをしてくれ、
心身ともに疲労したことでしょう。

娘は会社を2度休んで送迎と犬の子守り。
ありがとう。

そして、長姉夫婦にも車で送ってもらったり、
犬の子守りに来てもらいました。

皆さん、ありがとうございました。

こうして多くの人の温かい世話をいただきながら
助けられました。
感謝のことば以外見つかりません。


そして、家族の負担にならぬよう元気になりたい!!!


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入院三日目

2019-02-28 20:11:01 | 循環器内科手術

2014年4月17日記録


朝8時20分頃の予定だった超音波検査、
7時50分に呼ばれ一人で2階の超音波室に
行くよう言われました。
(げっ、歩いて一人で行くのかぁ)

エレベータの位置を聞いて降りていった。
2階は外来でよく来ているので要領は分かっている。

 腹部のエコー検査(血管)
 息を吸って、吐くの繰り返し
 部位はみぞおち
 お終い頃に脇腹は大息、止めるを繰り返し
 終了。

つづいて血圧測定を受ける

 両手両足、右手はカテーテルの孔が開いていて
 傷痕がまだまだ痛むけれど…
 大丈夫そうよねと言って右腕にも巻かれた

とっとと終わって病室に帰室。


09:00 主治医が見えて午後からリハビリ体操をしましょう
しんどければ頑張らなくて良いですよ。


09:05 に担当看護師さんが挨拶を兼ねて色々測定。
同時に回診の医師が見え、聴診器をあて、
昔 子供の頃のお医者さんのように左指を胸に当て
右指でトントンと軽く叩いて音を聞いていた。

 懐かしい! これが本来のお医者さまだ!


何か自分の匂いが気になって…
自分では匂わないけれどお風呂に入らなくて3日め。
何か……浮浪者になっていくみたい

看護師さんにお願いしてシャワーの予約を入れていただいた。
リハビリは午後からなので夕方予約をとってくださった。

することが無くなってうとうとした。
病院慣れするとすぐ眠れる。

10時半ころにいつもの掃除が入り目が覚めた。

窓から見る山々は笑い始めていた。
満開だった桜も少し色濃くなり
花がかなり散ったようだった。

白っぽい新芽の吹き出しや
萌黄色の若葉色が目立ち、
山の色が変わった、これを「山笑う」というそうだ。

新緑から深緑に代わり始める頃まで「山笑う季節」と言えるそうだ。


13:00 歩くことがしんどいのでリハビリセンターまで
リハビリのインストラクターさんが迎えに来て
車いすで連れていってくれた。

そこには最初の弓部大動脈瘤で人工血管置換術を受けたときの
担当だったインストラクターのMさんにお会いした。

当時お世話になった看護師さんと結婚なさる話は彼からお聞きしていた。

もう結婚して3年、可愛い坊やが誕生し
今11か月の可愛い盛りのやんちゃさんになったことを
お聞きして、こちらまで嬉しくなった。

少し雑談して体操に入った。

ガラス張りのリハビリセンターの向こうに夫の顔があった。。

「……」(私 内心 蒼白だった)



手を振って愛想を振りまいておいた。


入院の2、3日前から私の拍動は90から100近くあった。
手術が終わるとかなり正常値に戻った。

リハビリで本気で自転車を漕いだというのに脈拍は80代だった。
これから手術すること、入院することが私の精神状態を不安にしたのだろう。

運動しても不安症の日より脈拍が低い。笑った。


夕方シャワーを浴びてさっぱりして気持ち良かった。


18:00 担当主治医が今日の検査の結果を報告くださり
両手足、腎臓の血管には問題はありません。
2週間後にまた外来で、首のエコーを撮りましょう。


それらの検査も、数値も特に悪いところ無し。

なのに、喋ると息切れし声が出なくなり、
立つと息苦しい、
歩くと元の木阿弥。


治らなかった!


先生に小さく伝えた。

でも空蝉さん、顔色がこの間よりうんと良いですょ。。


インストラクターのKさんが教えてくれた。
私の右冠動脈は長く詰まったままで、
この血管を通すのはかなり難しいと主治医が仰っていたそうだ。


結局、薬が増えただけに終わったのだろうか……?


絶望。



窓の外を眺めてある種の誘惑が顔を出す。


でも、それは出来ない!
勇気はない!
家族を思う以前に自身が恐くてそれは出来ない!!



そんなことしない。。


夜は更けていった。。


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入院二日目

2019-02-28 20:03:02 | 循環器内科手術

2014年4月16記録


入院日記を置いて 今日は散歩に挑戦しました。
体を二つ折れにすることはありませんでしたが、
やはり、息苦しさからは解放されません。

良いような気もするし、変わらない気もする !?



さて入院二日目

今回で多分9回目の入院?
入院慣れして夜はぐうすか~

06:20 看護師さんに起こされてようやく目覚める。

深夜に何度か目は覚めるのですが、何度でも寝つく。
どんどん神経が図太くなるようです。
病院で熟睡できるんですから

昨夜と未明に右手の甲から採血し、結果が良ければ
左手の点滴用留置針が外れます。
点滴は夜外されています。(針のみ留置)

自分の体調より、夜勤明けのテキパキ看護師さんの

疲労濃い顔を見て心配になりました。
少し話して未明4時ころが看護師さんにとって
一番キツイ時間帯だそうです。

本当にご苦労さまです。
ありがとうございます。


09:30 ロマンスグレイのお医者さまの回診

「胸は苦しくないですか?」

「大丈夫です」

これで終わりました。


今日は新米の見習い看護師さんがベテランさんにくっついて
異常無かったので私の留置針を外し、血圧測定、検温他検査。

完全に両手が自由になりました。


手術やら、環境が変わったことで
朝食後の薬の服用を忘れた。
思い出して服用したのは10時だった
ステントが入ったというのに…この呑気さに我ながら呆れた。


暇だったし、写真を撮りたくもあったのでフロアを
ほろほろ散歩しました。
まだ苦しい


夫が路線バスを利用してまた追加の着替えを持ってきてくれた。

13:00頃からどんどん苦しくなって、ついにナースコールしました。
あら、まだ歩くの早かったかなぁ?
でも歩いてはいけないとか注意を受けていないし。。

血圧が150を超えただけで他はどうということもない。
ナースの進めでリーゼ(精神安定剤)を服用。

しばらくして落ち着いたような?
落ち着かないままのような?? 


14:15過ぎ 不整脈の権威である重厚な医師の回診。

足の膝を立ててお腹を触診。

「あ、動脈瘤から答えがありましたよ。ここですね」

「空蝉さんはそんなに瘤が出来やすいの?」

そんなこと訊かれても私、分からん!
(私は難聴なので先生の語彙を誤聴してるかも?

「そうでしょうか??」


気になったので看護師さんに瘤の再発を聞いてみた。
個人差があって、体質により再発が遅い人もいるし、早い人も居るそうです。
(4年経過したのだから普通じゃないかなあ?)

14:25 再度血圧測定すると 132/72 に落ち着いていた。


鏡を見ると舌の左前に長さ1cmの赤紫の出血痕が見つかった。
カテーテルの術中に血栓が飛んだのかな?
素人の思惑なんか…ねえ。? 
舌を噛んだ覚えはないけれど…。


15:00 執刀主治医が来て明日の予定と退院の一日延期を伝えられた。

そして、閉塞してしまった右の冠動脈をどうする?と尋ねられたので
恐いから止めると返事しました
エキシマレーザーのことでしょう。

※ エキシマレーザー血管形成システムとは
   冠動脈に挿入されたカテーテルの先端から照射される
   エキシマレーザーによってプラーク組織を蒸散させることで
   閉塞した血管を開通させます。

夕方娘が見舞いに来た。

こうして2日目が終わった。
その日も11時には就寝した。


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入院一日目

2019-02-28 19:54:09 | 循環器内科手術

2014年4月15日記録


今回のステント留置手術の結果が期待に反して
術前とほとんど変わらぬ苦痛が残り、
薬だけが増えてしまったことで気落ちしてしまいました。


病室には 10:30 頃に入り病衣に着替え、
検温、採血、血圧測定等をし尿カテーテルと点滴を開始します。

どうでも良いですが病衣(パジャマ)は夏も冬も同じ
ちょっと寒いんじゃないですか

室温22度設定になっています。
付き添いの夫に頼んで温度を上げてもらおうとしました。

設定温度が上がらない。

看護師さんに伺えば、室温は省エネで22度設定を
県が指示しているので上げられない。

病人にそれはないんじゃないの?
(厚労省の差しがねかしら?)

上布団を1枚お借りしたが、それは今日のみ。
明日からは自前で自宅から毛布なり布団なりご持参ください!

  

電気毛布持参して良い?
看護師さんが看護師長さんに訊ねてくれ、ダメ~!の判定。  

そうだわ、布団や毛布は嵩張るし、
レギンスとパジャマの上下にTシャツやカーディガンを羽織ろう!



昼食絶食 

13:00 より執刀医からインフォームドコンセントを受ける。
昨日の日記のように左冠動脈の回旋枝のみ
1か所にステントを留意予定。

私の血管はあまりに細いので最大の注意を払わなければ
血管を損傷しますので慎重にやります。
(温かいお言葉…ゾワッ)

「先生、血管が破れたら あの世に逝けます??」

「何とかしますから、逝けません!」

(ぁ、そうですか)


一番向かって右側の左前下行枝の太い血管にステントを留置すると
即行動脈瘤ができる可能性があります。

「そしたら あの世に逝けます?」

「何とかするから逝けません!」

(ぁ、そうですか…ここ病院だもんね 愚問だった)




13:45 手術開始
 麻酔の注射も痛い。
 何度も針をぶっ射す感触があった。

 カテーテルは今回は腕(肘のところの動脈)
 何度も何度も…

  先生出来ないのかしら? カテーテルが通らないのかしら??

 しばらくしてカテーテルを挿入成功
 ときどき気分悪くなるほど息苦しくなった。
 その都度ナースが今血管を広げる治療をしていますから!
 励ましていただく。

 2回もその苦痛を感じた。
 (あるブログで息が止まったと書いてあったのはこれだ)

 先生に強烈安定剤をお願いしていたのでとろんとしていた。
 睡魔が来るたびにナースが「大丈夫ですか!」と訊いてくださる。
 あ、はい。
 睡魔が遠のく

 プラビックスやバイアスピリンを服用しているので止血に時間がかかった。
 先生が10分か15分くらいずっと動脈を圧迫してくださっていた。
 最後に圧迫ベルト(止血)で締めあげ、手術台から起き上がり車椅子へ。

 移動して癒しのDVDの前で15分経過するのを待った。

 強烈止血バンドで手は紫色に変色。。
 これで大丈夫か看護師さんに訊ねると皆同じだそうだ。

 15分経過後に15ccだか、20ccだか空気を抜いた。


病室ナースのお迎えで病室に帰った。

直後も、病室に帰室してからも心電図、血圧、体温、酸素濃度の
測定を何度も行った。
翌朝まで続いた。

夕飯は出たものの、両手が使えない。
リンゲルの点滴は左腕に、右腕は止血ベルトを固定させるために
ギブスを装着されている。

両手を使えません!

夫は夕食まで付き合ってくれ食べさせようか?と訊いてくれた。
何とか点滴の留置針が入ったままの左手で箸を使って犬食いもどき。
人に頼ってはいけません。
右手はギブスのお陰で全く使用不可能です。

尿カテをやっていただいて良かった。
トイレなんか行けやしない。

ぶっ、手術後の説明のときも点滴と尿をぶら下げて移動するのが
哀れだったけど、、そんなことを恥じている場合ではなかった。

1時間ごとに止血ベルトの空気を抜いて夜9時ごろ医師の回診で
OKが出て外していただいた。
回診の医師が仰いました。

「あ、空蝉さん、止血用の貼付テープの下に水ぶくれができています。
 これは2週間くらいで治癒します。
 空蝉さんは水ぶくれが出来やすい体質? 皮膚が弱いのね」

「そうですね、皮膚は弱いです」
(水泡が出来やすいかどうか、訊かれても分からない)

点滴は2本だったので深夜まで掛りました。

こうして手術一日目が終わりました。


面白かったのは、カテーテル手術室でスタッフの先生が
大きなくしゃみを3連発。
こんなところまで花粉が飛散してるんだ。

私のクシャミが出ませんように!
動いては駄目だから。。


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ステントグラフト留置術受けました

2019-02-28 18:55:09 | 循環器内科手術

2014年4月14日記録


2泊3日の予定で当日手術入院をしました。
が、3泊4日の入院になりました。

術前インフォームドコンセントでは下図のように

左冠動脈の回旋枝のみステントを内挿予定でした。

左前下行枝の真ん中の血管に内挿すると、
向かって右の血管に詰まりが出る恐れがあるので
リスクが大きく、今回は回旋枝のみの内挿します。




手術所要時間は1時間半、
痛みと苦しさと恐怖に耐えながら頑張りました!




結局、左前下行枝の動脈硬化が予想以上に進んでいたので
上図のように2か所のステント内挿されました。


ああ、そうですか。。。

私に使用したステントは薬剤溶出ステントです。
手術直後に血流が良くなったのか拍動が動悸となって全身が揺れます。
でも、、、息苦しさは変わらない!?!?

ぜ、絶望……かも??

ちょっと恐いステントと私の今後!?

「薬剤溶出ステント」
「冠動脈ステント」

それぞれにリスクはあります。
私が留置されたステントは前者です。

どう心配しようともう 遅い。

といっても、医師団の話により
初めからリスクは承知していました。


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