草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

しみじみと…。

2019-02-28 20:23:38 | 病のこと

2014年4月19日記録


あの日、4年半前の12月晦日の朝、家族の意図を汲んで
同病院に掛ったのが運命の分かれ道だった。。
行かなければ間違いなく私の大動脈瘤は破裂していた。

30分の悶絶を繰り返し、血反吐を吐きながら、
泣き叫びながら息絶えていただろう。。

恐怖の堪え難い激烈な痛みと、
この4年半のゆるい苦痛とを
そのとき私は、引き換えにしたのだった。



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四日目退院

2019-02-28 20:18:52 | 循環器内科手術

2014年4月18日記録


4日目、検査を受け何の異常もなく
無事退院できました。

看護師さんにお礼を述べ
担当主治医に感謝致しました。

体調は術前とほとんど変わらないけど。。
仕方ないよね~。


最初の手術で出会った老婦人のことば(元看護師80才婦人)

「これだけ大きな手術をして元の体に戻れるものではありません」



ステントを留置した答えは、

薬が増えたこと、

拍動が強くなり

全身が揺れるほどであること!


苦痛存続。

大腸にあるポリープも二度と切除できない体になったこと。

泣け、笑え。。


ご機嫌良く帰宅しました。


お父さんに感謝。
毎日遠い道のりを着替えを持参してくれ、
付き添いをしてくれ、
心身ともに疲労したことでしょう。

娘は会社を2度休んで送迎と犬の子守り。
ありがとう。

そして、長姉夫婦にも車で送ってもらったり、
犬の子守りに来てもらいました。

皆さん、ありがとうございました。

こうして多くの人の温かい世話をいただきながら
助けられました。
感謝のことば以外見つかりません。


そして、家族の負担にならぬよう元気になりたい!!!


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入院三日目

2019-02-28 20:11:01 | 循環器内科手術

2014年4月17日記録


朝8時20分頃の予定だった超音波検査、
7時50分に呼ばれ一人で2階の超音波室に
行くよう言われました。
(げっ、歩いて一人で行くのかぁ)

エレベータの位置を聞いて降りていった。
2階は外来でよく来ているので要領は分かっている。

 腹部のエコー検査(血管)
 息を吸って、吐くの繰り返し
 部位はみぞおち
 お終い頃に脇腹は大息、止めるを繰り返し
 終了。

つづいて血圧測定を受ける

 両手両足、右手はカテーテルの孔が開いていて
 傷痕がまだまだ痛むけれど…
 大丈夫そうよねと言って右腕にも巻かれた

とっとと終わって病室に帰室。


09:00 主治医が見えて午後からリハビリ体操をしましょう
しんどければ頑張らなくて良いですよ。


09:05 に担当看護師さんが挨拶を兼ねて色々測定。
同時に回診の医師が見え、聴診器をあて、
昔 子供の頃のお医者さんのように左指を胸に当て
右指でトントンと軽く叩いて音を聞いていた。

 懐かしい! これが本来のお医者さまだ!


何か自分の匂いが気になって…
自分では匂わないけれどお風呂に入らなくて3日め。
何か……浮浪者になっていくみたい

看護師さんにお願いしてシャワーの予約を入れていただいた。
リハビリは午後からなので夕方予約をとってくださった。

することが無くなってうとうとした。
病院慣れするとすぐ眠れる。

10時半ころにいつもの掃除が入り目が覚めた。

窓から見る山々は笑い始めていた。
満開だった桜も少し色濃くなり
花がかなり散ったようだった。

白っぽい新芽の吹き出しや
萌黄色の若葉色が目立ち、
山の色が変わった、これを「山笑う」というそうだ。

新緑から深緑に代わり始める頃まで「山笑う季節」と言えるそうだ。


13:00 歩くことがしんどいのでリハビリセンターまで
リハビリのインストラクターさんが迎えに来て
車いすで連れていってくれた。

そこには最初の弓部大動脈瘤で人工血管置換術を受けたときの
担当だったインストラクターのMさんにお会いした。

当時お世話になった看護師さんと結婚なさる話は彼からお聞きしていた。

もう結婚して3年、可愛い坊やが誕生し
今11か月の可愛い盛りのやんちゃさんになったことを
お聞きして、こちらまで嬉しくなった。

少し雑談して体操に入った。

ガラス張りのリハビリセンターの向こうに夫の顔があった。。

「……」(私 内心 蒼白だった)



手を振って愛想を振りまいておいた。


入院の2、3日前から私の拍動は90から100近くあった。
手術が終わるとかなり正常値に戻った。

リハビリで本気で自転車を漕いだというのに脈拍は80代だった。
これから手術すること、入院することが私の精神状態を不安にしたのだろう。

運動しても不安症の日より脈拍が低い。笑った。


夕方シャワーを浴びてさっぱりして気持ち良かった。


18:00 担当主治医が今日の検査の結果を報告くださり
両手足、腎臓の血管には問題はありません。
2週間後にまた外来で、首のエコーを撮りましょう。


それらの検査も、数値も特に悪いところ無し。

なのに、喋ると息切れし声が出なくなり、
立つと息苦しい、
歩くと元の木阿弥。


治らなかった!


先生に小さく伝えた。

でも空蝉さん、顔色がこの間よりうんと良いですょ。。


インストラクターのKさんが教えてくれた。
私の右冠動脈は長く詰まったままで、
この血管を通すのはかなり難しいと主治医が仰っていたそうだ。


結局、薬が増えただけに終わったのだろうか……?


絶望。



窓の外を眺めてある種の誘惑が顔を出す。


でも、それは出来ない!
勇気はない!
家族を思う以前に自身が恐くてそれは出来ない!!



そんなことしない。。


夜は更けていった。。


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入院二日目

2019-02-28 20:03:02 | 循環器内科手術

2014年4月16記録


入院日記を置いて 今日は散歩に挑戦しました。
体を二つ折れにすることはありませんでしたが、
やはり、息苦しさからは解放されません。

良いような気もするし、変わらない気もする !?



さて入院二日目

今回で多分9回目の入院?
入院慣れして夜はぐうすか~

06:20 看護師さんに起こされてようやく目覚める。

深夜に何度か目は覚めるのですが、何度でも寝つく。
どんどん神経が図太くなるようです。
病院で熟睡できるんですから

昨夜と未明に右手の甲から採血し、結果が良ければ
左手の点滴用留置針が外れます。
点滴は夜外されています。(針のみ留置)

自分の体調より、夜勤明けのテキパキ看護師さんの

疲労濃い顔を見て心配になりました。
少し話して未明4時ころが看護師さんにとって
一番キツイ時間帯だそうです。

本当にご苦労さまです。
ありがとうございます。


09:30 ロマンスグレイのお医者さまの回診

「胸は苦しくないですか?」

「大丈夫です」

これで終わりました。


今日は新米の見習い看護師さんがベテランさんにくっついて
異常無かったので私の留置針を外し、血圧測定、検温他検査。

完全に両手が自由になりました。


手術やら、環境が変わったことで
朝食後の薬の服用を忘れた。
思い出して服用したのは10時だった
ステントが入ったというのに…この呑気さに我ながら呆れた。


暇だったし、写真を撮りたくもあったのでフロアを
ほろほろ散歩しました。
まだ苦しい


夫が路線バスを利用してまた追加の着替えを持ってきてくれた。

13:00頃からどんどん苦しくなって、ついにナースコールしました。
あら、まだ歩くの早かったかなぁ?
でも歩いてはいけないとか注意を受けていないし。。

血圧が150を超えただけで他はどうということもない。
ナースの進めでリーゼ(精神安定剤)を服用。

しばらくして落ち着いたような?
落ち着かないままのような?? 


14:15過ぎ 不整脈の権威である重厚な医師の回診。

足の膝を立ててお腹を触診。

「あ、動脈瘤から答えがありましたよ。ここですね」

「空蝉さんはそんなに瘤が出来やすいの?」

そんなこと訊かれても私、分からん!
(私は難聴なので先生の語彙を誤聴してるかも?

「そうでしょうか??」


気になったので看護師さんに瘤の再発を聞いてみた。
個人差があって、体質により再発が遅い人もいるし、早い人も居るそうです。
(4年経過したのだから普通じゃないかなあ?)

14:25 再度血圧測定すると 132/72 に落ち着いていた。


鏡を見ると舌の左前に長さ1cmの赤紫の出血痕が見つかった。
カテーテルの術中に血栓が飛んだのかな?
素人の思惑なんか…ねえ。? 
舌を噛んだ覚えはないけれど…。


15:00 執刀主治医が来て明日の予定と退院の一日延期を伝えられた。

そして、閉塞してしまった右の冠動脈をどうする?と尋ねられたので
恐いから止めると返事しました
エキシマレーザーのことでしょう。

※ エキシマレーザー血管形成システムとは
   冠動脈に挿入されたカテーテルの先端から照射される
   エキシマレーザーによってプラーク組織を蒸散させることで
   閉塞した血管を開通させます。

夕方娘が見舞いに来た。

こうして2日目が終わった。
その日も11時には就寝した。


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入院一日目

2019-02-28 19:54:09 | 循環器内科手術

2014年4月15日記録


今回のステント留置手術の結果が期待に反して
術前とほとんど変わらぬ苦痛が残り、
薬だけが増えてしまったことで気落ちしてしまいました。


病室には 10:30 頃に入り病衣に着替え、
検温、採血、血圧測定等をし尿カテーテルと点滴を開始します。

どうでも良いですが病衣(パジャマ)は夏も冬も同じ
ちょっと寒いんじゃないですか

室温22度設定になっています。
付き添いの夫に頼んで温度を上げてもらおうとしました。

設定温度が上がらない。

看護師さんに伺えば、室温は省エネで22度設定を
県が指示しているので上げられない。

病人にそれはないんじゃないの?
(厚労省の差しがねかしら?)

上布団を1枚お借りしたが、それは今日のみ。
明日からは自前で自宅から毛布なり布団なりご持参ください!

  

電気毛布持参して良い?
看護師さんが看護師長さんに訊ねてくれ、ダメ~!の判定。  

そうだわ、布団や毛布は嵩張るし、
レギンスとパジャマの上下にTシャツやカーディガンを羽織ろう!



昼食絶食 

13:00 より執刀医からインフォームドコンセントを受ける。
昨日の日記のように左冠動脈の回旋枝のみ
1か所にステントを留意予定。

私の血管はあまりに細いので最大の注意を払わなければ
血管を損傷しますので慎重にやります。
(温かいお言葉…ゾワッ)

「先生、血管が破れたら あの世に逝けます??」

「何とかしますから、逝けません!」

(ぁ、そうですか)


一番向かって右側の左前下行枝の太い血管にステントを留置すると
即行動脈瘤ができる可能性があります。

「そしたら あの世に逝けます?」

「何とかするから逝けません!」

(ぁ、そうですか…ここ病院だもんね 愚問だった)




13:45 手術開始
 麻酔の注射も痛い。
 何度も針をぶっ射す感触があった。

 カテーテルは今回は腕(肘のところの動脈)
 何度も何度も…

  先生出来ないのかしら? カテーテルが通らないのかしら??

 しばらくしてカテーテルを挿入成功
 ときどき気分悪くなるほど息苦しくなった。
 その都度ナースが今血管を広げる治療をしていますから!
 励ましていただく。

 2回もその苦痛を感じた。
 (あるブログで息が止まったと書いてあったのはこれだ)

 先生に強烈安定剤をお願いしていたのでとろんとしていた。
 睡魔が来るたびにナースが「大丈夫ですか!」と訊いてくださる。
 あ、はい。
 睡魔が遠のく

 プラビックスやバイアスピリンを服用しているので止血に時間がかかった。
 先生が10分か15分くらいずっと動脈を圧迫してくださっていた。
 最後に圧迫ベルト(止血)で締めあげ、手術台から起き上がり車椅子へ。

 移動して癒しのDVDの前で15分経過するのを待った。

 強烈止血バンドで手は紫色に変色。。
 これで大丈夫か看護師さんに訊ねると皆同じだそうだ。

 15分経過後に15ccだか、20ccだか空気を抜いた。


病室ナースのお迎えで病室に帰った。

直後も、病室に帰室してからも心電図、血圧、体温、酸素濃度の
測定を何度も行った。
翌朝まで続いた。

夕飯は出たものの、両手が使えない。
リンゲルの点滴は左腕に、右腕は止血ベルトを固定させるために
ギブスを装着されている。

両手を使えません!

夫は夕食まで付き合ってくれ食べさせようか?と訊いてくれた。
何とか点滴の留置針が入ったままの左手で箸を使って犬食いもどき。
人に頼ってはいけません。
右手はギブスのお陰で全く使用不可能です。

尿カテをやっていただいて良かった。
トイレなんか行けやしない。

ぶっ、手術後の説明のときも点滴と尿をぶら下げて移動するのが
哀れだったけど、、そんなことを恥じている場合ではなかった。

1時間ごとに止血ベルトの空気を抜いて夜9時ごろ医師の回診で
OKが出て外していただいた。
回診の医師が仰いました。

「あ、空蝉さん、止血用の貼付テープの下に水ぶくれができています。
 これは2週間くらいで治癒します。
 空蝉さんは水ぶくれが出来やすい体質? 皮膚が弱いのね」

「そうですね、皮膚は弱いです」
(水泡が出来やすいかどうか、訊かれても分からない)

点滴は2本だったので深夜まで掛りました。

こうして手術一日目が終わりました。


面白かったのは、カテーテル手術室でスタッフの先生が
大きなくしゃみを3連発。
こんなところまで花粉が飛散してるんだ。

私のクシャミが出ませんように!
動いては駄目だから。。


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ステントグラフト留置術受けました

2019-02-28 18:55:09 | 循環器内科手術

2014年4月14日記録


2泊3日の予定で当日手術入院をしました。
が、3泊4日の入院になりました。

術前インフォームドコンセントでは下図のように

左冠動脈の回旋枝のみステントを内挿予定でした。

左前下行枝の真ん中の血管に内挿すると、
向かって右の血管に詰まりが出る恐れがあるので
リスクが大きく、今回は回旋枝のみの内挿します。




手術所要時間は1時間半、
痛みと苦しさと恐怖に耐えながら頑張りました!




結局、左前下行枝の動脈硬化が予想以上に進んでいたので
上図のように2か所のステント内挿されました。


ああ、そうですか。。。

私に使用したステントは薬剤溶出ステントです。
手術直後に血流が良くなったのか拍動が動悸となって全身が揺れます。
でも、、、息苦しさは変わらない!?!?

ぜ、絶望……かも??

ちょっと恐いステントと私の今後!?

「薬剤溶出ステント」
「冠動脈ステント」

それぞれにリスクはあります。
私が留置されたステントは前者です。

どう心配しようともう 遅い。

といっても、医師団の話により
初めからリスクは承知していました。


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心変わりしないでね

2019-02-28 18:47:19 | 循環器内科検査

2014年2月26日のまとめ

さて、諸々のショックからようやく立ち直り
愚だ愚だ日記をまとめなければ。。


レントゲン結果 →→ 異常なし

血液検査結果 →→→ 前回より症状が進んだのは
         腎臓、肝臓、コレステロール値、尿酸値

超音波検査結果 →→ 若干の弱った箇所はあるものの大丈夫な範囲(心臓)
心電図計測結果 →→ 良くもないが変化もない。

昨年のカテーテル検査による血管の詰まりは、
右側のバイパス血管は完全閉鎖。後は下に細い血管。(側副血行路)

左側の懸念される詰まりは高等度(問題が無い状態ではない)
この部位にステントグラフト内挿術を受けることになりました。

左端の血管は詰まりは50%なのでまだ問題はないので
今回はステント内挿入無し。


昨年の外科による動脈瘤の検査結果(CT検査)
 腹部大動脈に27mm 程度の瘤の再発。
 足(右足)といっても下腹部辺りに 24mm 程度の瘤が再発。
この瘤の成長は手術が必要となるまでにはかなりの時間的余裕があるそうだ。


私が最も恐れていた足の切断に関しては心配は無用だそうだ。
足の動脈瘤が破裂すると急激な血圧低下により絶命するそうだ。

今ある動悸は血管の問題ではなく、
心臓の期外収縮の影響であろうということでした。


経緯上、もうお断りもできないし、苦しさに耐えかねて少しでも楽になれば…
手術の後遺症が原因であれば今の苦痛が回復されることはありませんが、
やはり、一縷の望みを託して、ステントを内挿しようと考えます。


ドクターが最後に

「お試し終了まで心変わりしないでね^^」と。。

多分大丈夫でしょう。一旦決めると度胸の座る性格だから…

ああ、そして5月にはまた外科の動脈瘤検査を受けます。
いよいよ医者と縁が切れなくなりました。。


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そんなに喜ばないで

2019-02-28 18:16:35 | 循環器内科検査

2014年2月25日記録


今日は心血専門病院に相談に行って参りました。
いつもの定期検査を兼ねて、腹部、及び
足の動脈瘤についての相談です。

まず、最近の症状を伝え、検査に廻りました。
レントゲン、採血、超音波、心電図でした。

どれも然程悪い状態ではないけれど少しずつ…。
採血では high の数が倍の8個に増えました。
low は以前と同じ数でした。

低いのは「善玉コレステロール」のみ。。
コレステロール値からあれこれ数字が高くなっていました。
はい、水準オーバーです。

こうして内臓に負担をかけながら合併症が出てくるのでしょうね。
今のところ大したことはないと言われながら徐々に…。


さて、今日の相談事は動脈瘤と冠動脈の詰まりの
ステント手術が可能であるかということでした。

冠動脈の詰まりと、動脈瘤の手術を同時には不可能です。
というお答えでした。
(ただし、双方がステント術であれば可能)



で、先生は私が冠動脈の血管の詰まりにステントグラフトを
ようやくやる気になりましたかとにっこり。
(いえ、そこまで前向きではない)


前回のカテーテル検査の動画がPC画面に映し出され
この部分が細くなって、ここも、ここもと
指摘していただくのですが…
大したことなさそうな雰囲気?

しかもステントグラフトを内挿したからといって、
現在の苦痛が全て緩和されるとは限りません。
他の原因による苦痛が考えられますから…


あれだけ大きな手術をした、その後遺症の苦しみなのかもしれない。
以前から今すぐどうということはありませんと何度か仰っていました。

ということはステントグラフトを内挿する必要がないということでしょうか?

先生が仰るには動脈瘤が大きくなるにはまだまだ相当の時間が掛ります。
だそうで、これ(瘤)を処置するのはずいぶん先のことになりそうです。


カテーテルにてステントグラフト内挿することのリスクが大事です。
プラビックスに加えてバイアスピリンという薬が加わります。
これも強い薬で以前から服用したことのある薬です。

これはステントを内挿すると生涯飲み続けなければなりません。

そして、動脈瘤が開腹手術となった場合、薬を止められないので
かなり難しい手術になります。
何しろ血液さらさらの薬ですから……


しか~し、ブログを見ると皆さま、ワーファリンなど血液さらさらにする薬を
服用しながら何度も手術を受けていらっしゃるではありませんか。
(気にすることないんじゃないかなあ?)

もし、バイアスピリンの所為で動脈瘤の手術ができないとなれば
そのときは覚悟して破裂による最期でも良いかもね。
選択の余地はどこにも残されないという境涯に立つのも良いんじゃないか?


とりあえず、今のあまりに激しい苦痛から逃れたい気持ちもある。


私はステントを入れないで心筋梗塞を待っているのです。

先生は言いました。

薬は飲んでいます?

はい、この薬を飲まないと脳梗塞が待ちます。
家族にこれ以上の負担はかけられませんから。

先生は、
「そうですね。でも、これだけしっかり薬を飲んでいると
 心筋梗塞」なんてあり得ません!
 絶対心筋梗塞にはなりませんよ!」


っ! ショック。



人の死に場所を探すのは難しいものですね。
家族の為に脳梗塞は避けたい。
薬を止めれば早いでしょう。
飲まないわけにはいかない。

家族は家族が倒れれば救急車を呼ぶ。
呼んだら最後医療に関わる。
医師は絶対に患者を救命する。

例え、脳梗塞で植物状態になっても必死に救命する。

患者の意思はどこにもありません。


先生が言いました。
血液検査の結果も大したことはありませんし、
ただ、コレステロールが高めなのと
善玉が少なく、悪玉が多いのが気になるのですょ。

放置するとどうなるんでしょう?

最後に「心筋梗塞」です!



医者はすかさず言いました。
空蝉さん、そんなに喜ばないで
そんなに嬉しそうな顔をしないでください。

え? 私そんなに嬉しそうな顔をしたかな?
きっとカッと眼を開き、 ←こんな嬉しそうな顔をしたかも?


やっと死に場所が見つかった。
私はずっとコレステロールが高かった。
悪玉ばかりで善玉が少なかった。

最後は心筋梗塞で逝けるかも??

もうこれ再発を繰り返すしかない病気、、
で、衰弱が徐々に進んで2~3度目の手術時に終息するという…
皆さまのブログを拝見しながら知りました。


でもね、それを待つ時間は本当に長く感じられます。
しんどいです。


そう、ステント入れても元には戻れない可能性が高い。
それでも一縷の望みを託してみようかと思うほど
最近の苦痛は並大抵ではなくなってきた。。

とりあえずお試し期間バイアスピリンを服用し、
採血で異常が無ければ手術を受け入れようかと思います。
種々のリスクを知った上で…「3人に一人は…」の話も伺っています。

それはそれで悔いなく過ごしたいものです。。


ちなみに足の切断なんてありませんよ!

そう、痛み始めて医者に行けば切断しないで治療できるしね。

そして、足の瘤の破裂が命取りになることもありますと仰っていました。

このドクターはこちらの質問に的確に応えてくださるので分かりやすいです。


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冬が厳しい

2019-02-28 17:15:13 | 病のこと

2014年1月日記から


『まるで豚まん』


鏡を見た。

豚まんのようだ。

まだ餡まんにはなっていない。

皺が残っているから。

向う脛を押すとくぼむ。




不思議なものである。

毎日が苦しい。

これが日常。

苦しくない日は滅多にない。

苦しくない日が非日常。

日常が自分の体調だと思い始める。



つまり、苦痛の日が普通で

快調の日は特別の日。

当たり前が苦痛の日。


慣れるって怖いですね。


医者に行く意思がなくなる。


今日も放散痛があり、

息が潰れそう。




ミゾオチから下腹に至るまで

心臓の拍動が洋服に触れ

気持ち悪い。。。

まあ、体中で拍動を感じる。

目を閉じると心臓だか

血管だかが脈打つ灰色の影が

ドク、ドク、ドク。

不快!



でもこれが日常になりつつある。

もうすぐパソコンもできなくなるかも…

その前にパソコンが壊れそう!?


この1月はのたうち回っていた。
風邪の症状が出ようと、眩暈が襲おうと、
呼吸困難になってもひたすら忍。

無理して買い物にでも行こうものなら店員さんから
大丈夫? 大丈夫? とひたすら声掛けが始まる状態。

医者に行かなくなってしまいました。
医者に行ってこの苦痛が緩和されるとはもう思えない。

そんな1月が終わりました。


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介護申請の勧め

2019-02-28 17:06:08 | 病のこと

2013月12月12日記録


最近の体調悪化で夫の家事の負担が大幅に増えました。

これはまずいです。
夫はアラ古希で私とは5歳年上です。
このままの生活が続くとそのうち倒れるかもしれません。

以前、ここにときどきコメントをくださるアメリカのYさんが
介護申請するようにと奨めてくださいました。

そして夫が近くの市の出先機関で詳細を訊きました。

何でも介護申請をする際には住宅事情の調査が入り、
家の中の様子(構造など)を点検するそうです。

夫はそれがイヤで申請しませんでした。
福祉課の方が仰るには私の場合は、介護が必要になるだろうから
今のうちに申請なさった方が良いとの言葉でした。

ごく最近、私は掃除すらきつくなり、夫が半分は手を貸してくれます。
つまり夫はご飯は作りませんがこまごまとした家事を終日しております。

見かねて、アメリカのYさんが色々調べてくださって介護制度他、
こういう制度を紹介くださいました。


同病に苦しむ方はこういう制度もあります。

心臓機能障害 身体障害者障害程度等級表

私の場合は慢性的というか、恒常的に狭心症が出る程度なので
恐らく障害等級にはかからないと思います。

しかし要介護度は近いうちに該当するかもしれません。

「老いと介護」は差し迫った課題です。
また術後の一人暮らしの方もこういう制度をご利用なさってはいかがでしょうか?

Yさん、ありがとうございました。


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